完結?驚異の(?)電波時計★エッセイ

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 ■第25話/完結?驚異の(?)電波時計■

 第19話と第20話で立て続けにご紹介した筆者の目覚まし専用の驚異の電波時計だが、今回はその完結編として記すことにする。

 すでにその2つのコラムをご一読いただいた方ならご存じの通り、筆者の目覚まし専用として愛用している電波時計は、いつの頃からか定かではないが、日に日に確実に進み始め、ついには1時間以上、実際の時間より進んでしまったという実績を持ちつつも、ある日突然、気まぐれにも電波を受信し、てっきり進んでいると思い込んでいた筆者を痛い目に遭わせてくれた実績を2度持つという、まさしく驚異の電波時計である。

 第19話および第20話でも記したが、時計というものは本来、正確であるべきものであることは当然のことであるが、目覚まし時計となると、必ずしもそうではない場合もある。なぜなら誰だって朝は少しでも寝ていたいと思うのが「人情」であり、目覚ましの音で起こされた時、じつはその時計が10分進んでいたとしたら、その10分は非常に貴重な時間に思えるし、10分という時間以上に気持ちの余裕を感じるものである。もちろん、当人はその時計が進んでいることを認識しているのだが、それでも目覚めの朝にはほんのひとときの「安堵感」を感じる。はっと目覚めた瞬間、「あ、そうか!この時計は10分進んでいるんだ」と意識した時、きっと多くの人が「よかった〜!」と思うのではないだろうか?もちろん、そこから2度寝をしてしまうと、寝坊という最悪の状況に陥ってしまうことが多いのだが…。

 さて、第19話と20話で、いかんなくその真価を発揮してきた筆者の驚異の電波時計であるが、結局最大で1時間半近く進んでしまったようである。…ようである、というのは、結局のところ、筆者にもその電波時計を見る限りではまったく正確な時間が把握できなくなってしまったのである。確かに進む時計というものは、1日で突然10分も20分も進んでしまうことはあり得ない。毎日毎日、じわじわと、それこそ30秒か1分か、定かではないが、その進む速度を早めつつ進んでいき、気がつけば10分進んでいたりする訳である。

 前のコラムを読んでいただければ、おわかりの通り、この電波時計は、まったく予告なくある日突然、電波を受信し、正確な時刻を表示するという「奇跡」を2度起こしている実績があるゆえ、目覚めた時目にする時刻は果たして相変わらず1時間以上進んでいる時刻なのか、はたまた3度めの奇跡が起こり、正確な時刻になっているのか、さっぱりわからない状況である。しかも、1時間以上も進むスピードを秘めている時計である。その速度をさらに加速させ、もっと進んでしまったかもしれない。

 そんな訳で、ついに筆者はその目覚まし電波時計が鳴り、目覚めた時の時間を完全に把握できなくなってしまったのである。筆者はここ数年は早起きを継続してはいるものの、極端に早起きしてしまっては、その日がきつくなる故、やはりそこそこの早起きに留めておきたいと思っている。目覚めた実際の時刻が午前3時前だったら、どうするだろうか?目覚めたのだからいいじゃん、と思うかもしれないが、その影響は昼間に強烈な睡魔というダメージとなって返ってくることは明らかである。早起きにも限度はあるのである。目覚まし電波時計が鳴り、目覚めると「いったい今、何時なんだ?」とキョロキョロし、別の時計で確認する有り様がしばらく続いた。そして、不覚にも2度寝の誘惑に屈して、普段からすれば「寝坊」といえる時間にふたたび目覚め、慌てふためいて飛び起きたことも何度か味わった。

 そして、ついに決心したのである。正しい時刻に修正しよう…と!
そもそも目覚ましの本来の機能のためにも、それがベストなのである。目覚めた時に、「いったい今は何時なんだ?」などと不安を感じるのは、決してよろしくないではないか。そして、それを実行した。妙なもので、正確な時刻に修正する際には、何故かちょっぴり残念な感覚を感じつつ…。さぁて、これで、もう明日からは、目覚めた時にすぐに起きても、異常な早起きとは言い難い時刻になることだろう。

 そして、ついにリセット。その翌日は、目覚めた瞬間にまず思ったことは、「ああ、そうか!今日からは今表示されている時刻を信用していいんだ」ということだった。確かに、進んでいない訳だから目覚めた時に、油断せずにすぐに起きることが必要になる。つまり、ようやく本来の目覚まし時計としての役割に驚異の電波時計は戻ったのである。もちろん、「驚異」という「肩書き」を持つ電波時計である。また刻々と時間を刻みつつ、いつかまた何分か未来を表示していることであろう。まぁ、そうなったらそうなったで、またリセットするべきだろう。そう考えると「電波時計」という本来持っているはずの機能…つまり自動的に電波をキャッチして正確な時刻に修正する機能だが…はいったい何なんだろうか?と思えるが、まぁいいではないか。そういう電波時計もあったということで、それゆえ「驚異の電波時計」たる所以なのだから。


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