驚異の(?)電波時計★エッセイ

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 ■第19話/驚異の(?)電波時計■

 最近でもないが、「電波時計」なるものがあるのをご存知だと思う。何でも電波を自動的に受信して時計自身が勝手に正確な時刻に修正するというスグレモノである。ただし、置く位置や方向によっては、うまく電波を受信できない場合もあるようだが、ピッタリの時刻になると自動的に受信を開始し、ちゃんと受信できて時刻修正が完了すると、それなりのマークも表示される。

 筆者もこの電波時計を2個、持っている。ひとつはパソコンのプリンターの近くに置いてあり、受信状況も比較的良好で、だいたい正確な時刻を表示しているようである。そしてもうひとつの電波時計は目覚まし用として使っている。

 ところで、皆さんは目覚まし時計をどのようにセットしているだろうか?よくあることだとは思うが、筆者は正確な時刻より20分ほど進めてセットしている。これは、よく考えてみると、何とも浅はかなことなのではあるが、目覚ましが鳴った時、「あっ、そうか、この時計は20分進んでセットしてあるんだ」と思うと、ほっとするからである。誰でも経験があると思うが、朝の10分は貴重である。眠い時などは「あと5分、10分」などと思う人は多いのではないだろうか。自分で目覚ましが10分進んでいることを認識しているのだから、本当は無意味なことなのだが、それでも目覚めた瞬間のほんのちょっとの安心感が何とも言えないのである。もっとも、そこでいわゆる2度寝をするととんでもないことになってしまうことも、多分皆さんご存知だろう。

 しかし、筆者の目覚ましは電波時計である。と、言うことは、自動的に電波を受信し、正確な時間を保っているはずである。であれば、例え寝る前に10分進めてセットしたって、寝ている間のどこかで、自動的に正確な時刻に修正されてしまっているんじゃない?と思うだろう。理屈では確かにそうなのだが、筆者の目覚まし用電波時計は受信状態がよくないのか、置く位置が悪いのか、正確な時刻に修正されることはない。

 ところが、いつだったか、いつもの調子で目覚ましが鳴った時、「この時計は20分進んでいるんだから」と余裕で起きた。が、ほかの時計を見ると、自分が考えていたマイナス20分ではなく、目覚まし用電波時計が示している時刻と同じ時刻を表示しているではないか!な、何と!気まぐれな目覚まし電波時計は、突然受信し、正確な時刻に修正してしまっていたようなのである。

 それからというものの、目覚まし用電波時計は用心のために(?)30分進めてセットすることにした。それでも目覚ましで起こされた時、もしかしたらまた受信して正確な時刻に修正されているのではないか?と不安である。何とも妙な状態ではあるが、目覚ましで目を覚ましても、ほかの時計で時間を確認する始末である。幸いにも(?)それ以降、目覚まし用電波時計は受信しないようで、無事(?)筆者のセットしたプラス30分という時間を正確に刻んでくれていた。

 が、いつからか、受信しないどころか、進むようになったようだ。ある日、目覚ましで目覚めて、いつものように「これは30分も進んでいるから余裕だね」と思って、ほかの時計を見ると、自分で思っていた時間よりもまだ早いではないか!こうなれば、もうせわしい朝も余裕しゃくしゃくである。

 今となっては、この目覚まし電波時計が、いったい何分進んでいるのかも定かではない。最近では45分くらいは進んでいるようである。が、ここで恐ろしいのが、またいつかのように突然、電波を受信し、正確な時刻に修正されてしまっていることもあり得る。そう思うと、この電波時計が何分進んでいようが、鳴った時にとりあえず起きてしまうしかない。万が一、修正されて正確な時刻になっていたとしたら、30分なり45分なり進んでいると意識していることが、とんでもないことになるからだ。


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