他流試合で自分を鍛える?★エッセイ

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 ■第16話/他流試合で自分を鍛える?

 最近、いわゆるコンテストなどの公募にチャレンジしている。じつは結構以前に絵本のコンテストには応募したことがあったのだが、ここ数ヶ月は、絵本コンテストのみならず、イラストコンテストやら町章や市章、シンボルマークやロゴマーク等、特に制約せずに応募してみている。今はその手の情報誌も月刊誌として書店販売されているから、どんな公募が行われているかも容易にわかる。

 なぜ、突然そのようなことを始めたのかは、また機会をみてこのコラムで記させてもらうつもりだが、この公募というのは結構いい勉強になるものだとつくづく思う。まず、確実に明確な締め切りがあるから、それまでに応募しなくてはいけない。そして前述の通り、いろいろなジャンルがあり、非常に幅広いから自分に出来そうな公募をセレクトすることが出来る。そして万が一、入賞でもすれば賞金や賞品・記念品がもらえる。

 考えてみると、今は仕事としてはまったく離れてしまったが、グラフィック・デザイナーをやっていた頃やカタログ制作を業務としていた頃も、確かにそのような作業は「仕事」として行ってきた。しかし、グラフィック・デザイナー時代は特定のクライアント対象でのデザインだったし、カタログ制作業務に至っては、自分自身が決定する立場にいたから、ほとんどの場合、いわゆる「落選」の無念さを味わう…というようなことはなかった。

 ところが、一般公募になれば話はまったく違う。それこそ全国各地から、隠れた強豪(?)が我こそは!とばかりに応募してくる。しかもコンテスト主催者は、今までまったく知らないクライアントだから、どのような作品が好まれるのかもわからない。応募者だって少なくても何百人、多ければ何千人というものだから、当然、競争率だって高い。だからこそ、逆にまさしく他流試合として自分を鍛えるには非常に最適なステージではないかと思っている。

 7月頃から、こうした「他流試合」を始めたが、8月は10作品の公募に応募した。9月は2作品ほど、10月も2作品ほど、11月は5作品の応募という状況だが、今考えているのは、自分で毎月のノルマを決めて、(例えば最低2作品とか)応募しようと思っている。もちろん、日常は会社勤務があるから、どうしたって土・日もしくは祭日に自宅でそうした作業をする訳だが、確かにしんどい面もあるが、逆に楽しく感じることも多い。かつてのグラフィック・デザイナーをやっていたときには、まったくやったことのないジャンルのデザインなどは正直なところ、その勝手すらわからない。特に町章や市章などは、筆者にとっては、まったく未知の世界のデザインであり、今まで4〜5作品応募したが、未だにその勝手がわからない。

 その町なり市なりの特徴や方針を意識したデザイン…と言われても、そこに住んでいる訳ではないから、いまいちピンと来ない。参考までにいろいろなマークをインターネットなどで調べて、そのマークの意図として書かれている文章を読んでも、ど〜にも「え〜?どこが、それを意味してるんだろうか?」というマークも多々ある。突き詰めると、どうやら、頭文字なりを大幅にデフォルメしてデザイン化しているようなのだが、これは相当な慣れが必要のようである。コツをつかめば、どこをポイントにして考えればいいのかがわかるのだろう。

 それにしても、こうして公募にチャレンジしてから、世の中には本当に「うまいなぁ〜」と思わず唸ってしまう強豪がいるものである。デザイナーを含め、いわゆるクリエイターに属する人種は、ほとんどが「自分の作品が一番!」と思うものである。これはもちろん、決して悪いことではない。そのくらいの自信を持って作品を創造しなくては、プロではないのだから。まぁ、筆者は今となっては仕事としてそうした作品を作っている訳ではないからプロではないが、元プロ(?)としては、やはり自分の作品が入選しない訳がない!と意気込んでしまうことがある。そして見事に落選する。世の中には「上には上がいる」ことを徹底的に思い知らされる。

 何か、もう昔になるが、大学受験を思い出した。入試というものも、どれだけ勉強すれば合格…という保証はない。複数校受験するから、途中で合格発表もある。不合格の結果が出ても、そこで落ち込んでばかりはいられない。終わったことはすぐに過去のこととして、気持ちを切り替えて「次」にチャレンジしなくてはならない。公募も同じである。落選しようが、とにかく「次」である。コンテストによっては応募者全員に結果はともかく、通知してくれる場合もあるが、多くの場合は、入賞者のみに通知、というパターンが多い。入賞者発表の予定がずれることもあるが、とにかく発表期日に何の連絡もなければ、それは落選ということなのである。もしかしたら、明日あたり郵便が来るかもしれない、電話がかかってくるかもしれない…などとはかない希望を持っていても、結果は結果である。ダメならダメで、現実を受け入れて「次」にチャレンジである。

 不思議なもので、落選にも慣れてくると(?)、徐々に入賞者の作品を素直に認めるようになる。「ああ、こういう作品が入賞するのなら、自分の作品はちょっと力不足だったなぁ」とか「な〜るほど、こういう発想もあるのか」と、実に素直に思えるのである。これは、自分ながら何とも妙な感覚である。

 さて、では7月頃から現時点までで20点以上応募しているその結果はいかに?まだこれから発表のものも結構あるので、最終結果ではないが、このコラム記事を執筆している時点では3勝6敗である。3勝の内訳はお知らせしたホームページ大賞の金賞以外はイラストコンテスト、キャラクターマークコンテストでの佳作入賞という戦果である。もちろん、これからまだまだ入選よりは確実に落選が増えるだろうし、現時点では結構、好成績(?)と言えるのかもしれない。まぁ、機会があれば、入選した作品含め、落選作品も「管理人室」の展示室でご紹介しようかとも考えている。


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