息をしよう、深呼吸しよう★エッセイ

息をしよう、深呼吸しよう★エッセイ

いろいろコラム看板
管理人室トップ管理人プロフィールぽえむコーナー徒然エッセイ展示室

 ■第12話/息をしよう、深呼吸しよう
 普段、当たり前のように行っている行為というものは、それが当たり前すぎて意識することがほとんどないものである。その人なりの習慣やクセなどもそういった行為に属するだろう。ところで、突然だが、このコラムをご覧になっているあなたは、ご自分が息をしていることを意識したことがあるだろうか?心臓が休みなく鼓動していることを意識したことがあるだろうか?あまりにも当たり前にしている呼吸であり、当然のように鼓動している心臓だから、恐らくよほどのことがない限り、それを意識することはないだろう。

 このサイトの「独断でおすすめの1冊」の2回めでご紹介している「小さなことでくよくよするな」という文庫本のシリーズでビジネス編として「仕事はこんなに、楽しめる」というサブタイトルのものがある。この中の一章で、「秘密のトラブルバスター」という文章があるのだが、ここで思わずうなずいてしまうようなことが記されている。ある日、著者であるリチャード・カールソン氏が友人におもむろに「リチャード、ちゃんと息してるか?」と尋ねられ、一瞬カールソン氏はむっとし、「してるに決まってるよ」と答えるのだ。もちろん、友人はカールソン氏をからかったり、馬鹿にして尋ねたのではない。締め切りを直前にひかえて焦り、パニック状態となり、友人の目から見てカリカリしているカールソン氏を見て、あえてそのように尋ねたのである。そして、成人の大半は呼吸が浅すぎて、必要な空気を体に取り込んでいないと説明し、カールソン氏の胸に手をあて呼吸を見てくれたというのである。そして、そのときカールソン氏は自分自身がほとんど息をしていなかったも同然だったことに気づいたというのである。

 そこで、自分自身にもこのことを当てはめて考えてみると、確かに呼吸する…という行動は生きている以上、当たり前のことで、誰だって常日頃から自分が息をしていることを実感しながら生活しているはずはないだろう。では、自身の呼吸を意識するときとはどんなときだろうか、と考えてみてほしい。例えば、プールや海などで水中に息を止めて潜っていて、苦しくなる限界間際で水面に顔を出したとき。「ぷぅ〜」と思わず口から発せられ、次の瞬間にとにかく息をするはずである。全速力で走った後もやはり同じようなしぐさをするだろう。そう、自分自身が息をしていると実感するのは、それまで呼吸を止める、つまり普段とは違ったことをした後、苦しい限界間際までいった後、そんな時である。 

 また、意図的に呼吸をするときもある。深呼吸である。大切なことをこれから行う直前とか、誰でも深呼吸をしたことがあるだろう。つまり、息をする…そのことを意識したとき、それは本来の自分自身をも意識したとき…と言えるのではないだろうか。深呼吸をする…それは自分自身を落ち着かせるときではないだろうか。と、いうことは更にいえば、息をしている、深呼吸をする、そうしたことによって自分自身を取り戻せることにもなるのではないだろうか。

 苦しいときには深呼吸をしよう!とにかく自分が息をしていることに一刻も早く気づこう!息をすること、深呼吸をすることは誰にでも出来ることであり、周囲に迷惑をかける行為でもないし、とても簡単に出来る行為である。仕事中にだって息をしていて叱られる訳は絶対にあり得ないし、深呼吸したって怒られることも決してないはずである。前回の「飛べなくなったとき、ふたたび飛ぶために」というコラムでは、自分自身の苦境からの脱出方法としてのひとつの提案というか、心も持ち方を記させてもらったが、この「息をする」「深呼吸をする」という方法も同じようにストレスや苦境から脱出するための方法として大いに効果があるのではないかと思う。さぁ、これからは苦しくなったときにはとにかく自分自身の呼吸をいち早く実感しよう。あっという間にその出口が見えてくるだろう。

徒然エッセイ扉へ戻る

| トップページ | What's New&サイトマップ | ともだち絵本館 | リレー絵本 | 折り紙教室 | ミニゲームコーナー | ともだちギャラリー | Flashムービー館 | 独断でおすすめの1冊 | ともだちリンク | 絵本作家リンク | 全国の絵本館紹介 | 掲示板 | 管理人室 |

TOMODACHI MUSEUM Copyright(C)SADAO MARUYAMA All Rights Reserved.