2月7日(土) 朝

ロスの(ユニオン駅)からハリウッドまで

朝8時ころ、アムトラック鉄道でロスのダウンタウンにあるユニオン駅へ到着した。 この日と翌日の2泊は、 ハリウッドにある 「ルーズベルト・ホテル」 を予約していたので、 チェックインして荷物を置こうと思い、そこを目指す。 そのホテルは、"チャイニーズシアター(直訳:中華風映画館)" のある十字路の向かいだ。

ダウンタウンから路線バスかなんかで行こうと考え、 ユニオン近辺を少しウロウロするも、どこからバスに乗ったらよいのかわからなかった。 地下鉄の乗り場はわかったので、ハリウッドに一番近いところまで行けばなんとかなるだろうと思って、 地下鉄(メトロの赤ライン)に乗った。

この地下鉄は、ハリウッドまではまだ通じていない (1998年2月現在工事中である)。
映画 『スピード』 のクライマックスで工事中の地下鉄線が登場するが、あれがハリウッドを通ってるヤツだ。 この映画のラストシーンが、チャイニーズシアター前だったりする。
地下鉄が完成すれば、すんなり目的地まで行けるんだけどなぁ・・・。


地下鉄の路線図を見てると駅の名前がなんだか長ったらしいので、 懸命に地名を把握しようとして見ていると、ある法則に気付いた。

ロスの街は碁盤の目のように整然と道路が引かれており(京都のようでもある)、 地下鉄の駅があるのはだいたいがその十字路で、 交差する2つの通りの名前が駅名になっている・・・それで駅名が長いのだった。

この法則に気付くと、地図で現在位置を把握するのがぐっと容易になる。
※地図は人のいる所であまり堂々と広げないこと。 土地に不慣れな旅行者であることを周囲にに宣伝してるようなものだから危険だ。


そんなわけで(駅名は忘れたけど)、 地下鉄でハリウッドに一番近い(と思われる)駅に到着した。 でも、やっぱりまだまだ遠い。 地上にでるとちょうどバス停がある。

十字路なので、東西に走る路線と南北に走る路線があるようだ。 ここは目的地の南東であることは地図で確認済み。 どっちの路線を利用しても方向さえ間違わなければ目的地には近づける(と思うのだが)。

西へ向かうバス停には人がいっぱい並んでいた。 近づくと、その中の親切なおじさんが
『どこまで行くんだい?』 とたずねてきた。
あきぼん『ハリウッド。』
おじさん『じゃぁ、ここで待ってると "ハリウッド行き" が来るよ。』

その後何本か待ってるが、どうもズバリな "ハリウッド行き" が来ない。 そこでバス停の時刻表をよく見ると、このバス停を通る "ハリウッド行き" があるのは "平日のみ" みたいだった。 今日は土曜日。さっきのおじさん、勘違いしたな。

そう思っていると、南から北上する "ハリウッド行き" と書かれたバスが見えたので、 あわてて北行きのバス停まで走り、とびのる。

メトロバス、料金は前払いで1ドル(だっけ?)。 メトロ地下鉄からの乗り換えだと、バス乗り換え切符(自販機で購入可)を出せばもっと安くすむ。


バスはしばらく北上して、その名もずばり終点 "ハリウッド" バス停に到着。 ハリウッドのメインストリート "ハリウッド・ブルーバード" の東の端だ。 目的地はこの通りのずっと西の方にあるので、 とぼとぼと歩いていたら、 進行方向に走っていくバスがあったので、 次のバス停まで走ってなんとか追いつき飛び乗った。 重いリュックを背負っているので実にキツかった。

外の景色に注意を払っていると「いかにも!!」な感じの チャイニーズ・シアターの建物が見えたので、そこでバスを降りる。 どうやら目的地に着いたようだ。

つづく


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Written by. Akibon