池袋で、ホッピーのノボリの行方を    
フィールドワークしてみよう! ☆三好 円

 ホッピーといえば池袋、であ
る。モノには収まりのいい場所
とか、分かちがたい関係という
ものがあります。月に雁、ポパ
イにホウレンソウ……とかね。
赤坂、青山、六本木では似合わ
ない。渋谷も、それになんだか
最近の新宿も少し違うような気
がします。
 そこで池袋なのですが、とこ
ろが、なのである。最近、見た
ことがない。ほかでもありませ
ん。あの「ホッピー」の文字を
染め抜いたのぼりのことです。
 じつはワタクシ、つい最近ま
でホッピー・バージンでした。
世の中に、一人が一生かけて摂
取するアルコール量の平均値の
ようなデータがあるとしたら、
優に人生3回分くらいの量を呑
   んできた大酒飲みのワタシなの
に、なぜかホッピーには縁があ
りませんでした。ホッピーなん
てどうでもよかったのです。で
も、どんなに無関心でも、あの
のぼりは目に飛び込んできます。
 それがです。ちょっと前には
あんなにあった(はずの)ホッピ
ーののぼりが、ある日気がつい
てみると、見事なまでにない。
ホッピーそのものがなくなって
しまったのか(置く店が少なくな
った)、はたまたほかに事情が
あるのか……。次回はフィール
ドワークに基づいた調査結果を
報告します。   ☆三好 円
              
              
              
              


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