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オスカー・レース2003年・ロード・トゥ・オスカー・リポート4
オスカーの前哨戦・各映画賞受賞詳報

(2003/01/23 UPDATED)

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(左から)本命に浮上中の『シカゴ』、主演男優賞最有力のジャック・ニコルソン、ゴールデン・グローブ賞受賞のジャック&ニコール、
女優競演の妙『めぐりあう時間たち(The Hours)』、架空の脚本家名クレジットも話題の『アダプテーション』


★オスカーの予備選ともいえる、批評家を中心にした各映画賞が出揃ったので、以下にまとめました。ざっと見ると、今年はインディ映画がメジャー映画を圧倒している。LA映画批評家協会賞では7部門でインディ映画が制覇したと言うのも特筆ものです。この影響がゴールデン・グローブ賞にも反映されれば、オスカーでもインディ映画中心の展開になるかもしれません。作品賞では『エデンより彼方に』と『アバウト・シュミット』のインディ作を軸だが、『ギャング・オブ・ニューヨーク』『ロード・トゥ・パーディション』『シカゴ』がどう絡むかに注目。演技賞では主演男優の本命は『ギャング・オブ・ニューヨーク』のダニエル・デイ・ルイスと『アバウト・シュミット』のジャック・ニコルソンが双璧。主演女優賞は『エデンより彼方に』のジェリアン・ムーアが本命で、意外に『運命の女』のダイアン・レインも浮上中。助演賞関係では男優が『アダプテーション』のクリス・クーパーと『エデンより彼方に』のデニス・クエイドがリード、女優は『アバウト・シュミット』のキャシー・ベイツ、『シカゴ』のキャサリン・ゼタ=ジョーンズら多彩な顔ぶれで本命不在か。と書いたが、いま入った19日付けのゴールデン・グローブ賞候補を眺めると、インディ系の有力候補『エデンより彼方に』は他の映画賞に比べ影が薄くなり、候補が期待されたメジャー作『ロード・トゥ・パーディション』は完全に脱落。『シカゴ』が大浮上した。
★面白い賞裏話では、双子の脚本家をめぐる映画の舞台裏的人間コメディ『アダプテーション』で脚本賞の本命と目されるチャーリー・カーフマンがドナルドと連名でクレジットしたこと。実はこのドナルドなる名は劇中登場する双子の片割れの名で、実在しない人物。こういう「虚偽」の脚本クレジットでは、『グレーストーク』で映画の出来に満足しなかったロバート・タウンが自分の犬の名を脚本のクレジット名に使い、オスカー候補になった例がある。もうひとつ、放送映画批評家賞が新たに設けた賞が面白い。いまどきのCGI時代にあわせた「最優秀デジタル演技パフォーマンス賞」がそれで、架空のキャラの「演技」が対象に。今年は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のドビー、『スター・ウォーズ:エピソード2』のヨーダ、『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のゴラム(これが受賞!)が候補になっている。

Breaking News★米監督協会賞候補発表★(2003/01/22発表)
☆オスカーの監督賞を占う米国映画監督組合賞候補の5監督が発表された。本命は『ギャング・オブ・ニューヨーク』のマーティン・スコセッシ、対抗は『戦場のピアニスト』のポーランド監督ロマン・ポランスキー。ダークホースの新人組は『シカゴ』のロブ・マーシャル、『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー(昨年『リトル・ダンサー』でデビューした英国監督)、そして昨年に続く『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のニュージーランド監督ピーター・ジャクソン。今年で55回目を迎えるが、本賞を受賞した監督はオスカーも受賞するのが通り相場。過去、本賞受賞でオスカーを逸したのは『カラー・パープル』のスティーブン・スピルバーグら数例しかない。そのスピルバーグは『マイノリティ・リポート』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』と2本の話題作を監督しながら、今年は選からもれた。結果は3月1日、ロサンゼルスの授賞式で発表される。

Breaking News★ゴールデン・グローブ賞発表★(2003/01/19発表)
44年に創設され今年で60回目を迎える映画賞。この12年間にゴールデン・グローブの作品賞がオスカーの作品賞に輝いたのは、8回。この賞の行方を映画業界人が参考にして投票行動をしているフシがある。ほかの賞と決定的に違うのは、LA駐在の「外国人記者」による投票で決まること(現在の会員は90余名)、部門が「ドラマ」と「コメディ/ミュージカル」の2本立てで候補の間口を広めに設定していること。さらにTVの各部門もある。授賞式は来年1月19日にNBCで生中継される。今年は『シカゴ』が8部門候補でトップ続いて『めぐりあう時間たち(The Hours)』が7部門で続いている。『シカゴ』が意外な伏兵になる可能性もでてきました。『ギャング・オブ・ニューヨーク』がどう渡り合うか。興味津々です。
今年はドラマ部門の作品賞は女流作家ヴァージニア・ウルフによって影響された、時代の異なる女性3人の生き方を描いた女性ドラマ『The Hours』が受賞した。主演女優賞も同作で女流作家ヴァージニア・ウルフ役を付け鼻などの特殊メイクを駆使して演じたニコール・キッドマンに輝いた。『シカゴ』がコメディ部門の作品賞、リチャード・ギアとレネ・ゼルウィガーが主演男女賞と3部門を獲得した。助演賞はメリル・ストリープとクリス・クーパーと『Adaptation』が独占。賞に縁がなく、今回の出演する考えていなったと言うリチャード・ギア(受賞に際しての感想は"I never win anything. And I didn't even want to do this movie!" )と、久々に予期せぬ受賞となったベテラン演技派女優メリル・ストリープが、驚きと興奮の態だったようだ。以下の通り決定しました。主演男優賞は、デイ・ルイスとニコルソンが下馬評の対抗だったが、ニコルソンの演技に軍配があがった。外国語映画賞はスペインのアルモドヴァル監督の『トーク・トゥ・ハー』に。結局『めぐりあう時間たち』と『シカゴ』がオスカー・レースに強烈な印象を残した格好で、リチャード・ギアが今後、どう票を集めるかも注目の的。以下、★印が受賞です。


☆ドラマ部門・作品賞候補☆
★『めぐりあう時間たち(The Hours)』
  • 『アバウト・シュミット』
  • 『ギャング・オブ・ニューヨーク』
  • 『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』
  • 『戦場のピアニスト』

  • ☆ミュージカル/コメディ部門・作品賞☆
    ★『シカゴ』
  • 『アボウト・ア・ボーイ』
  • 『アダプテーション』
  • 『My Big Fat Greek Wedding』
  • 『Nicholas Nickleby』

  • ☆ドラマ部門・主演男優賞☆
    ★ジャック・ニコルソン(『アバウト・シュミット』)
  • エイドリアン・ボロディ(『戦場のピアニスト』)
  • マイケル・ケイン(『The Quiet American』)
  • ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • レオナルド・ディカプリオ(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』)

  • ☆ドラマ部門・主演女優賞☆
    ★ニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)
  • サルマ・ハエック(『フリーダ』)
  • ダイアン・レイン(『運命の女』)
  • ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)
  • メリル・ストリープ(『めぐりあう時間たち』)

  • ☆ミュージカル/コメディ部門・主演男優賞☆
    ★リチャード・ギア(『シカゴ』)
  • ニコラス・ケイジ(『アダプテーション』)
  • キーラン・カルキン(『Igby Goes Down』)
  • アダム・サンドラー(『パンチドランク・ラブ』)

  • ☆ミュージカル/コメディ部門・主演女優賞☆
    ★レネ(レニー)・ゼルウィガー(『シカゴ』)
  • マージー・ギンレホール(『Secretary』)
  • ゴールディ・ホーン(『The Banger Sisters』)
  • ミラ・ヴァルダロス(『My Big Fat Greek Wedding』)
  • キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)

  • ☆助演男優賞☆
    ★クリス・クーパー(『アダプテーション』)
  • エド・ハリス(『めぐりあう時間たち』)
  • ポール・ニューマン(『ロード・トゥ・パーディション』)
  • デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)
  • ジョン・C・ライリー(『シカゴ』)

  • ☆助演女優賞☆
    ★メリル・ストリープ(『アダプテーション』)
  • キャシー・ベイツ(『アバウト・シュミット』)
  • キャメロン・ディアス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • クイーン・ラティファ(『シカゴ』)
  • スーザン・サランドン(『Igby Goes Down』

  • ☆監督賞☆
    ★マーティン・スコセッシ(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • スティーヴン・ダルドリー(『めぐりあう時間たち』)
  • ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』)
  • スパイク・ジョーンズ(『アダプテーション』)
  • ロブ・マーシャル(『シカゴ』)
  • アレクサンダー・ペイズ(『アバウト・シュミット』)

  • ☆外国語映画賞☆
    ★『トーク・トゥ・ハー』(スペイン/ペドロ・アルモドヴァル監督作)
  • 小さな中国のお針子(フランス)
  • シティ・オブ・ゴッド(ブラジル)
  • The Crime of Father Amaro(メキシコ)
  • Hero(中国・チャン・イーモウ監督作)
  • Nowhere in Africa(ドイツ)

  • ☆脚本賞☆
    ★アレクサンダー・ペイズ&ジム・テイラー(『About Schmidt』)
  • ビル・コンドン(『シカゴ』)
  • デビッド・ヘアー(『めぐりあう時間たち』)
  • トッド・ヘインズ(『エデンより彼方に』
  • チャーリー&ドナルド・カーフマン(『アダプテーション』)

  • ☆作曲賞☆
    ★エリオット・ゴールデンタール(『フリーダ』)
  • エルマー・バーンスティン(『エデンより彼方に』)
  • テレンス・ブランチャード(『The 25th Hour』)
  • ピーター・ガブリエル(『裸足の1500マイル』)
  • フィリップ・グラス(『めぐりあう時間たち』)

  • ☆主題歌賞☆
    ★U2「The Hands That Built America」(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • ブライアン・アダムス「Here I am」(『Spirit: Stallion of the Cimarron』)
  • エミネム「Lose Yourself」(『8Mile』)
  • マドンナ「ダイ・アナザー・デイ」(『007/ダイ・アナザーデイ』)
  • ポール・サイモン「Father and Daughter」(『The Wild Thornberrys』)
  • Breaking News★ブロードキャスト(放送)映画批評家協会賞★(2003/01/17発表)
    95年に創設され、今回で8回目を迎える放送関係者による新興映画賞。95年の第1回目の作品賞は『いつか晴れた日に』。以後の作品賞は『ファーゴ』『LAコンフィデンシャル』『プライベート・ライアン』『アメリカン・ビューティ』『グラディエーター』『ビューティフル・マインド』とこの3年間はオスカーの作品賞と一致している。1月17日にLAのビバリーヒルズ・ホテルで発表された。今年はインディ映画が多い中で『シカゴ』が作品賞とゼタ=ジョーンズの助演賞・演技アンサンブルと3部門を制覇。主演男優賞はデイ・ルイスとニコルソンがタイで同時受賞となった。『千と千尋の神隠し』はアニメーションを受賞した。★印が受賞。

    ☆作品賞
  • ★シカゴ
  • アバウト・シュミット
  • アダプテーション
  • キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
  • エデンより彼方に
  • ギャング・オブ・ニューヨーク
  • めぐりあう時間たち
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
  • 戦場のピアニスト
  • ロード・トゥ・パディション

  • ☆主演男優賞(同時受賞)
  • ★ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • ★ジャック・ニコルソン(『アバウト・シュミット』)
  • ロビン・ウィリアムズ(『ストーカー』)

  • ☆主演女優賞
  • ★ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)
  • サルマ・ハエック(『フリーダ』)
  • ニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)
  • ダイアン・レイン(『運命の女』)

  • ☆助演男優賞
  • ★クリス・クーパー(『アダプテーション』)
  • アルフレッド・モリーナ(『フリーダ』)
  • ポール・ニューマン(『ロード・トゥ・パーディション』)

  • ☆助演女優賞
  • ★キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)
  • キャシー・ベイツ(『アバウト・シュミット』)
  • メリル・ストリープ(『アダプテーション』)

  • ☆演技アンサンブル
  • ★シカゴ
  • めぐりあう時間たち
  • My Big Fat Greek Wedding

  • ☆監督賞
  • ★スティーブン・スピルバーグ(『マイノリティ・リポート』『Catch me if you can』)
  • ロマン・ポランスキー(『戦場のピアニスト』)
  • マーティン・スコセッシ(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)

  • ☆脚本賞
  • ★チャーリー&ドナルド・カーフマン(『アダプテーション』『Confessions of a Dangerous Mind』)
  • アレクサンダー・ペイズ&ジム・テイラー(『アバウト・シュミット』)
  • ニナ・ヴァルドロス(『My Big Fat Greek Wedding』)

  • ☆デジタル演技パフォーマンス賞候補
  • ★ゴラム(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』)
  • ドビー(『ハリー・ポッターと秘密の部屋』)
  • ヨーダ(『スター・ウォーズ:エピソード2 クローンの攻撃』)

  • ☆新人俳優賞
  • ★キーラン・カルキン(『Igby Goes Down』)
  • タイラー・ホーチリン(『ロード・トゥ・パーディション』)
  • ニコラス・ホルト(『アバウト・ア・・ボーイ』)

  • ☆アニメーション賞
  • 千と千尋の神隠し
  • アイス・エイジ
  • リロ&ステッチ
  • Spirit: Stallion of the Cimarron

  • ☆ファミリー映画賞
  • ★ハリー・ポッターと秘密の部屋
  • オールド・ルーキー
  • Tuck Everlasting

  • ☆長編ドキュメンタリー賞
  • ★ボウリング・フォー・コロンバイン
  • The Kid Stays in the Picture
  • Standing in the Shadows of Motown

  • ☆外国語映画賞
  • ★天国の口、終りの楽園
  • モンスーン・ウェデイング
  • トーク・トゥ・ハー

  • ☆作曲賞
  • ★ジョン・ウィリアムズ(『ハリー・ポッターと秘密の部屋』『マイノリティ・リポート』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』)
  • フィリップ・グラス(『めぐりあう時間たち』)
  • ハワード・ショアー(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』)

  • ☆主題歌賞
  • ★エミネム「Lost Yourself」(8Mile)
  • ★シカゴ映画批評家協会賞2002★(2003/01/06発表)
    今年15回目を迎える映画批評家協会賞。シカゴの各新聞(サン・タイム紙所属で米国を代表する評論家のひとり、ロジャー・エバートら)・放送などの専属映画批評家・ジャーナリストで構成。今回は『Far From Heaven』が作品・監督・主演女優・助演男優・撮影・音楽と6部門を独占。同作はこれでニューヨーク、サンディエゴ、シアトルを含め4個の作品賞を受賞、主演女優のジュリアン・ムーアはこれでロサンゼルス、トロント、ダラス・フォートワース、サンディエゴ、シアトル、ワシントンDCを含め、7個の映画批評家協会賞を受賞。これで各映画批評家賞が出揃い。1月19日のゴールデン・グローブ賞発表で、前哨戦の山場を迎える。


    ☆作品賞☆
  • エデンより彼方に

  • ☆監督賞☆
  • トッド・ヘインズ(『エデンより彼方に』)

  • ☆主演男優賞
  • ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)

  • ☆主演女優賞
  • ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)

  • ☆助演男優賞
  • デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)

  • ☆助演女優賞
  • メリル・ストリープ(『アダプテーション』)

  • ☆脚本賞
  • チャーリー&ドナルド・カーフマン(『アダプテーション』)

  • ☆外国語映画賞
  • 天国の口、終りの楽園(メキシコ映画)

  • ☆ドキュメンタリー賞
  • ボウリング・フォー・コロンバイン

  • ☆撮影賞
  • エドワード・ラックマン(『エデンより彼方に』)

  • ☆脚色賞
  • チャーリー&ドナルド・カーフマン(『アダプテーション』)

  • ☆オリジナル音楽賞
  • エルマー・バーンスティン(『エデンより彼方に』)

  • ☆新人演技賞
  • マージー・ギンレンホール(『Secretary』)

  • ☆新人監督賞
  • ディラン・キッド(『Roger Dodger』)
  • ★オンライン映画批評家協会賞2002★(2003/01/06発表)
    こんな賞があるとは初耳。世界のインタネット映画批評家たちで構成された協会だそうだが、詳細は不明。今年は『Far From Heaven』が7部門、『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』が6部門と2作品が席巻。インディ系嗜好が強そうです。アニメ部門を制した宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』は外国語映画賞の候補にもあげられていた。


    ☆作品賞☆
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

  • ☆監督賞☆
  • ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』)

  • ☆主演男優賞
  • ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)

  • ☆主演女優賞
  • ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)

  • ☆助演男優賞
  • デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)

  • ☆助演女優賞
  • サマンサ・モートン(『マイノリティ・リポート』)

  • ☆アンサンブル演技賞
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

  • ☆オリジナル脚本賞
  • トッド・ヘインズ(『エデンより彼方に』)

  • ☆脚色賞
  • チャーリー&ドナルド・カーフマン(『アダプテーション』)

  • ☆外国語映画賞
  • 天国の口、終りの楽園(メキシコ映画)

  • ☆撮影賞
  • エドワード・ラックマンマン(『エデンより彼方に』)

  • ☆脚色賞
  • チャーリー&ドナルド・カーフマン(『Adaptation』)

  • ☆オリジナル音楽賞
  • エルマー・バーンスティン(『エデンより彼方に』)

  • ☆視覚効果賞
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

  • ☆アニメーション賞
  • 千と千尋の神隠し

  • ☆美術賞
  • エデンより彼方に

  • ☆衣装デザイン賞
  • サンディ・パウエル(『エデンより彼方に』)

  • ☆編集賞
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

  • ☆録音賞
  • ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

  • ☆ドキュメンタリー賞
  • ボウリング・フォー・コロンバイン

  • ☆新人演技賞
  • マージー・ギンレンホール(『Secretary』)

  • ☆新人監督賞
  • マーク・ロマネック(『ストーカー』)
  • ★全米批評家協会賞★(2003/01/04発表)
    全米批評家協会賞は66年、当時新聞記者が独占していて、NY映画批評家協会賞への参加を拒否された雑誌ライターによって創設された。現在のメンバーは、タイム誌、ENTERTAIMENT WEEKLY、ヴォーグなどの大手の雑誌ジャーナリスト、NYタイムズ、LAタイムズなどの新聞ジャーナリスト、放送ジャーナリストなど55名。1位を3点、2位を2点と計算して集計する投票法。過去35回の作品賞で外国語作品が11回選ばれた。アカデミーの作品賞と一致したのは『アニー・ホール』『許されざる者』『シンドラーのリスト』と3度のみ。また『ベイブ』『トッツィー』とコメディ映画を作品賞に選んだのも、他に見られれぬ特筆点。ま、過去のデータから見ると、オスカーに与える影響は極めて低いようだ。批評家賞では唯一、結果のみを発表し受賞パーティをしないのも特徴。今年はナチス占領下のポーランドで生き抜いた実在のユダヤ人ピアニストを描いた『戦場のピアニスト』が4冠に輝いた。


    ☆作品賞☆
  • 戦場のピアニスト(次点は「天国の口、終りの楽園」)

  • ☆監督賞☆
  • ロマン・ポランスキー(「戦場のピアニスト」)

  • ☆主演男優賞
  • エイドリアン・ブロディ(「戦場のピアニスト」)

  • ☆主演女優賞
  • ダイアン・レイン(『運命の女』)

  • ☆助演男優賞
  • クリストファー・ウォーケン(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』)

  • ☆助演女優賞
  • パトリシア・クラークソン(『エデンより彼方に』)

  • ☆脚本賞
  • ロナルド・ハーウッド(『戦場のピアニスト』)

  • ☆外国語映画賞
  • 天国の口、終りの楽園(メキシコ映画)
  • ★NY映画批評家協会映画賞★(2002/12/16発表)
    オスカーの「ライバル的」な存在で、東部地区を代表する最も古手の映画賞。35年に創設され当初は新聞関係者がメンバーだったが、最近はNYタイムズ紙、ニューズウィーク誌、タイム誌、ローリングストーン誌など印刷媒体(雑誌・新聞)の映画ジャーナリスト34人がメンバー。LAとは違い、放送関係者はいない。投票はNYのアルゴンキン・ホテルで行われる。最初の母体名は「New York Film Critics(NY映画批評家)」だったが、73年に「Circle」と付け加えられた。過去、65年間で本賞の作品賞がオスカーの作品賞候補になったのは27回で、作品賞と一致したのはそのうち13本(近年では『羊たちの沈黙』『愛と追憶の日々』『普通の人々』『ディアハンター』『夜の大捜査線』など)。ちなみに過去同賞で最多受賞作は『ブロードキャスト・ニュース』で5部門。4部門受賞は『アニー・ホール』『叫びと囁き』『我が命つきるとも』『女と男の名誉』『羊たちの沈黙』の5作品。個人の最多受賞はジャック・ニコルソンの7回。満場一致で受賞が決定したのは2度で、35年の作品賞『男の敵』(ジョン・フォード)と48年の主演女優賞オリヴィア・デ・ハヴィランド(『蛇の穴』)。

  • 作品賞:『エデンより彼方に』
  • 監督賞:トッド・へインズ(『エデンより彼方に』)
  • 主演男優賞:ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク)
  • 主演女優賞:ダイアン・レイン(『運命の女』)
  • 助演男優賞:デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)
  • 助演女優賞:パトリシア・クラークソン(『エデンより彼方に』)
  • 脚本賞:『アダプテーション』(チャーリー&ドナルド・カーフマン)
  • 外国語映画賞:『天国の口、終りの楽園』(メキシコ/アルフォンゾ・キュアロン)
  • 長編ドキュメンタリー賞:『Standing in the Shadows of Motow』
  • 長編アニメーション賞:『千と千尋の神隠し』(日本)
  • ★LA映画批評家協会映画賞★(2002/12/15発表)
    75年に創設された、ロサンゼルスのマスコミ・批評家による映画賞。現在の選考メンバーは新聞・雑誌・TVなど53人。毎年12月の第2土曜日に発表される。第1回の作品賞は『狼たちの午後』と『カッコーの巣の上で』が同票で同時受賞だった。過去最多受賞5部門で、『ドクトル・ジバゴ』『ゴッドファーザー』『ある愛の詩』『カッコーの巣の上で』『スター誕生』(76年版)の5作品。最多候補作は『ナッシュビル』の9部門。個人の最多受賞はコッポラ監督、シャーリー・マクレーン、ジャック・ニコルソン、ロザリンド・ラッセル、オリバー・ストーンの5回。今回は『About Schmidt』(3部門)『Far From Heaven』(3部門)など主要部門7部門でインディ作が受賞した。ちなみに同賞の作品賞がオスカーでも受賞したのは、過去18%の割合。ニコルソンは過去、同賞の助演賞を『愛と追憶の日々』『イーストウッドの魔女たち』『黄昏に燃えて』で3度受賞。一方、ルイスは13年前『マイ・レフト・フット』で同賞を受賞している。

  • 作品賞:『アバウト・シュミット』(次点『エデンより彼方に』)
  • 監督賞:ペドロ・アルモドヴァル(『トーク・トゥ・ハー』)/次点トッド・ヘインズ(『エデンより彼方に』)
  • 主演男優賞:ジャック・ニコルソン(『アバウト・シュミット』)ダニエル・デイ・ルイス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)
  • 脚本賞:『アバウト・シュミット』(アレキサンダー・ペイン、ジム・テイラー)
  • 主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『Far From Heaven』)
  • 助演男優賞:クリス・クーパー(『アダプテーション』)/次点はクリストファー・ウォーケン(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』)
  • 助演女優賞:エディ・ファルコ(『Sunshine State』)/次点はキャシー・ベイツ(『アバウト・シュミット』)
  • 外国語映画賞:『天国の口、終りの楽園』(メキシコ/アルフォンゾ・キュアロン)/次点『トーク・トゥ・ハー』(ペドロ・アルモドヴァル)
  • 撮影賞:エドワード・ラックチマン(『エデンより彼方に』)/次点コンラッド・ホール(『ロード・トゥ・パーデション』)
  • 製作デザイン:『ギャング・オブ・ニューヨーク』(ダンテ・フェレッティ)
  • 長編ドキュメンタリー:『The Cockettes』/次点『ボーリング・フォー・コロンバイン』
  • 音楽賞:エルマ・バーンスタイン(『Far From Heaven』)/次点フィリップ・グラス(『めぐりあう時間たち』)
  • New Generation Award:リン・ラムジー(『モーヴァン』の英国監督)
  • ★ボストン映画批評家協会映画賞★(2002/12/15発表)
    アカデミックな雰囲気の東部の街ボストン。今回はポランスキー監督の作品賞と監督賞に選出した。今年のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作でオスカー受賞となれば、『マーティ』(55年)以来の2度目の快挙となるが…。ほかを見渡しても、趣が違う選考で、主演女優賞にマゾっぽい秘書役を演じた新人女優マージー・ギレンホールを選んだのも特徴的。主演男優・助演賞も渋い選定だ。アニメーション賞はなく、今回『千と千尋の神隠し』の宮崎駿監督の功績を称える特別賞をだした。

  • 作品賞:『戦場のピアニスト』(ロマン・ポランスキー監督)
  • 監督賞:ロマン・ポランスキー(『戦場のピアニスト』)
  • 主演男優賞:エイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)
  • 主演女優賞:マージー・ギレンホール(『Secretary』)
  • 助演男優賞:アラン・アーキン(『Thirteen Conversations About One Thin』)
  • 助演女優賞:トニ・コレット(『アバウト・ア・ボーイ』『The Hours』)
  • 脚本賞:『アダプテーション』(チャーリー&ドナルド・カーフマン)
  • Best New filmmaker:ピーター・ケアー(『イノセント・ボーイズ』)
  • 撮影賞:エドワード・ラックマン(『エデンより彼方に』)
  • ★インデペンデント・スピリット映画賞★(2002/12/12発表)
    86年に創設されたインディ映画を対象にした映画賞。いわばインディ界の「オスカー」と考えられている。第1回目の作品賞・監督賞は『アフター・アワーズ』とその監督スコセッシ。撮影賞は『トラブル・イン・マインド』で日本人の栗田豊通(彼がアメリカにわたる前、彼とは、僕ら映画仲間と野球をした仲だった)。今年は『ヘアスプレー』などのジョン・ウォーターズ監督がホスト役を担当し、オスカー授賞式前日の3月22日の午後、サンタモニカ・ビーチで発表。あくまでアンチ・メジャーの独立独歩。オスカーの選考には、影響を与えることはない。


    ☆作品賞候補
  • エデンより彼方に
  • The Good Girl
  • Lovely & Amazing
  • Secretary
  • Tully

  • ☆主演男優賞候補
  • グレアム・グリーン(『Skins』)
  • ダニー・ヒューストン(『Ivans xtc.』)
  • デレク・ルーク(『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』)
  • ジェレミー・レーナー(『Dahmer』)
  • キャベル・スコット(『Roger Dodger』)

  • ☆主演女優賞候補
  • ジェニファー・アニーストン(『The Good Girl』)
  • マージー・ギンレホール(『Secretary』)
  • キャサリーン・キーナー(『Lovely & Amazing』)
  • ジュリアン・ムーア(『エデンより彼方に』)
  • パーキー・ポージー(『Personal Velocity』)

  • ☆助演女優賞候補
  • アラン・アーキン(『Thirteen Conversations About One Thing』 )
  • レイ・リオッタ(『Narc』)
  • デニス・クエイド(『エデンより彼方に』)
  • ジョン・C・ライリー(『The Good Girl』)
  • ピーター・ウェラー(『Ivans xtc.』)

  • ☆監督賞候補
  • ジョン・カナハム(『Narc』)
  • トッド・ハインズ(『エデンより彼方に』)
  • ニコル・ホロフェナー(『Lovely & Amazing』)
  • バーナード・ローズ(『Ivans xtc.』)
  • ガス・ヴァン・サント(『Gerry』)

  • ☆脚本賞候補
  • マイケル・ホワイト(『The Good Girl』)
  • ニコル・ホロフェナー(『Lovely & Amazing』)
  • ディラン・キッド(『Roger Dodger』)
  • ジル&カレン・スペッチャー(『Thirteen Conversations About One Thing』)
  • ヒラリー・ブリンガム&マッド・ドレイク(『Tully』)

  • ☆初監督賞候補
  • Interview with the Assassin(ニール・バーガー監督)
  • イノセント・ボーイズ(ピーター・ケアー監督)
  • Manito(エリック・イーソン監督)
  • Roger Dodger(ディラン・キット監督)
  • Paid in Full(チャールズ・ストーン監督)

  • ☆初脚本賞候補
  • Interview with the Assassin(ニール・バーガー)
  • Hysterical Blindness(ローラ・カヒル)
  • kissing ジェシカ(ヘザー・ジャゲンセン&ジェニファー・ウェストフェルド)
  • Igby Goes Down(バー・スティアーズ)
  • Secretary(エリン・クレシダ・ウィルソン)

  • ☆撮影賞候補
  • エデンより彼方に
  • Gerry
  • Interview with the Assassin
  • Narc
  • Personal Velocity

  • ☆外国語映画賞候補
  • Bloody Sunday
  • The Fast Runne
  • ピアニスト
  • Time Out
  • 天国の口、終りの楽園

  • ☆長編ドキュメタリー賞候補
  • ボーリング・フォー・コロンバイン
  • The Cockettes
  • Devil's Playground
  • How to Draw a Bunny
  • Stevie