Nov-Dec.2002 Jan.2003 Mar.2003 Apr.2003

diary

kbill

2003 Feb.28>>>Feb.1

☆2月28日(金)もう2月も終わり。外出せず、大人しく自宅であれこれ。NHK衛星でクラシックバレエのドキュメントを。伝説の振付師バランシンを最後の愛弟子にして(プラトニックな)恋人スザンナ・ファレルが語る。バランシンの才能と彼女の注いだ愛の妄執のすごさ。バランシンと彼女が共演したステージ「ドン・キホーテ」やセクシーな「10番街の殺人」など、バレエ・ファンでなくても思わず惹かれる踊りの連続。夜中、松井を生中継を見ようとしているうち爆眠。

☆2月27日(木)1時から銀座UIPで『8マイル』(6月公開)を見た。ラップも嫌いなら、ネオナチみたいなエミネムも嫌いという予見偏見で見に行った。が、予想に反して心揺さぶられる感動的な青春作だった。エミネムはイライジャー・ウッドの顔をしたショーン・ペンか(顔は細くしたクリス・ペンか)。いやペンより臭さのないスポンティニアスな演技。彼のガラス細工のような、不安げで、壊れやすくて繊細な心持ちがなんともいい。見終わった後、エミネムのファンになっちゃった。3時半から京橋のメディア・ボックスでサッカーに賭ける英国育ちのインド人美少女を描くエスニック映画『ベッカムに恋をして』(4月公開)。場所も人種も違うが、エミネム同様、なにがあっても「好きな道」を選ぶ闘うヒロインが活写されていて、これまたジーンとさせられた。6時から日比谷の東宝でタヴェルニエ監督のフランス映画『レセ・パセ 自由への通行許可証』(4月公開)。ナチ占領下のパリ、ドイツ支配の映画会社で作品を作り続けた実在のフランスの映画人の姿を描く。批判が渦巻きそうなテーマだが、過酷な状況のなか「好きな道」を歩んだ映画の職人たちへの賛歌を込めて、時代と人間を軽妙にスケッチ。そこそこ面白い。自分は「好きな道」をまっとうしているだろうか、と自問自答する。今日は3本とも収穫あり。ああ、こんな日がもっとあったらな!

☆2月26日(水)先の「ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペット中継」のビデオを現地取材したロードショー誌の杉原さんに約束していたので送る。メールで、明日は彼女の誕生日で、リズ・テイラーと同じ誕生日とあり。昼からは試写の梯子。1時から新橋のワーナー映画でデ・ニーロとクリスタル共演の続編『アナライズ・ユー』(3月27日公開)。期待通り、しまらない退屈なパート2。横にいたバカ笑いの男が気になり不快。3時半から京橋の映画美学校1でパレスチナ人監督の『D.I.』(4月中旬公開)。NHK衛星での監督インタビューなどを見て、是非見たいと思った1作。ボク好みのテイストではないけど、たしかにユニーク。前夜の疲れあり、ちょい独特の間についていけない部分も。体調がいい時(?)に見ることをおすすめ。6時半から銀座ガスホールで女性サーフィン青春映画『ブルー・クラッシュ』(初夏公開)。以前、ニュースでも取り上げたが、筋立ては安直で深みもないが、あのパイプラインをクリアーするシーンなどサーフィン映像は爽快感もあり、愉しめた。舞台はハワイで、女の子3人が共同生活しホテルでメイドをしている設定。ホテルの名はLANAIKAI(ラナイカイ)とあった。コレは架空のホテル名だと思うけど、ロケ地はどこ?とハワイフリークの私めは気になる。そういえば、キムタクがこの映画のタイトルをいち早く知っていたいのにビックリ。

☆2月25日(火)夜7時半から銀座丸の内ピカデリー2でオスカー候補の『めぐりあう時間たち』を。お話も映像も音楽も衣装もスタイリッシュで多彩だが、3組の女たちのキスシーンなど全体に勿体ぶった演出で、珍妙な味わい。ボクは期待はずれだったが…。試写のあと、ライターのヤザキ、中野、そして元ロードショー編集部の菊池3氏と久々に顔合わせして有楽町で飲む。あれこれ口角泡を飛ばして、夜11時過ぎまで。帰宅後、録画していた「ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペット中継」を見る。おじゃま虫司会者ジョーン・リバースばあさんに、U2のボノが不快そうだったのが印象的。

☆2月24日(月)『英国アカデミー賞』が決定しました。ポランスキーの『戦場のピアニスト』が作品賞・監督賞の2冠でオスカー・レースのフロントランナーに踊れ出たとロイター電。『グラミー賞』の授賞式を見た。アルバム『Come Away With Me』の新人女性歌手ノラ・ジョーンズが完全制覇したが、僕らの世代なら、彼女がシタール奏者のラヴィ・シャンカールの娘だと聴くと、一層感慨が浮かぶ。受賞楽曲の「Don't Know Why」はノラのしっとりとした歌声にあっていて、実にムーディ。気に入った。授賞式で感動したのは、ボクには「fire and rain」以来のファンであるジェイムス・テイラーがヨーヨー・マと共演したところ。テイラーの歌声は昔ながらの透明感に円熟味が加わり、胸にジーンと来る癒しの歌声。思わず乗り出してしまった。音楽を愛する気持ちがジンジンと伝わるピーター・バラカンのMCぶりにはホッとさせられる。彼がおすすめと言っていたドキュメンタリーのサントラ『Standing in the Shadow of Motown』(NY批評家協会賞ドキュメンタリー賞受賞)はモータウン時代の人気歌手のバックバンドたちが歌う代物。欲しいと思った。ゲストの松任谷と石田ゆり子の、放し飼い状態のトンチンカンぶりがウザイ。

☆2月23日(日)久々にREVIEWで、お気に入りの『アバウト・シュミット』をアップしました。

2月22日(土)ゆうすけ、囲碁クラブ。今日は4勝1敗で調子がよかったと本人の弁。午後はComing Soonの作品を整理追加してみる。『シカゴ』に最初★4つをつけたけど、ちょっと熱が冷めて1/2減点にしてしまった。昨年の『ムーラン・ルージュ』は文句なくハマったが、それと較べてどうか。とあれこれ考えたら、自分の「ハマリ度」がゆらいで。と、僕の★評価は客観性を欠く、極めて個人的なもんです、ハイ。

2月21日(金)昨日はゆうすけが学校の劇で藪医者のちくわんを好演し評判だった、と母親が親ばか。ゆうすけは額の傷の抜糸。今日も試写3連発。1時から銀座のヘラルドで『WATARIDORI』(4月上旬公開)を。渡り鳥を美しい映像で描いたオスカー候補のドキュメンタリー。飛ぶ鳥をカメラが俯瞰やアップで捉えた映像には驚かされた。ただドキュメンタリーといわれると、ちょっとと思う演出過多な部分もあり、気になった。会場で渡辺祥子さんと矢崎と今年初めて顔あわせ。3時半から築地で『アイ・スパイ』(4月中旬公開)。エディ・マーフィとオーウェン・ウィルソン共演のスパイコメディ。予想通りのヒドイ出来。6時50分から銀座朝日ホールで『アバウト・シュミット』(5月公開)。定年退職の初老男の人生の意味を描き、ジャック・ニコルソンがオスカー候補の名演。最後でホロリ。

☆2月20日(木)久々に試写会。1時からよみうりホールで『デアデビル』(4月下旬公開)。昼は弁護士、夜は正義の使者。盲目のハンディがあるが、残りの「4感」がスーパーな武器に。『バッドマン』+『マトリックス』+座頭市(?)とごった煮のコミックヒーロー。会場でロードショー誌の杉原さん、松本副編集長と会う。3時半に六本木のギャガで『ダークネス』(3月1日公開)。スペインのアメナーバルに続くホラー監督バラゲロの注目作。「闇」を素材に、徹底した闇責めのスタイリッシュな心理恐怖演出。アイデア賞ものか。夜の試写まで時間があり、銀座の松屋と三共の間に道沿いにある中華そば屋「共楽」でラーメンを。懐かしい和風だしのラーメンとネットにあったので初体験。ネギとチャーシューとシナチクだけで、あっさり系醤油味の懐かしい味。夜7時半から丸の内ピカデリーで『トゥ・ウィークス・ノーティス』(5月下旬公開)を。邦題が「一身上の都合で」だったのが急きょ原題のままで行くことになったとか。富豪の御曹司と市民運動で活躍する弁護士の身分違いの恋を描く、サンドラ・ブロックとヒュー・グラントの共演作。まとまりがなく盛り上がりもなく、退屈な1本。会場でレオの荒矢さんと久々に会う。「ラスト・サムライ」のエキストラの件で以前、詳報を教えてと頼んでおいたが、あのあと病院に入院していたとのこと。そういえば久々に見かけたライターの中野くんがずいぶん顔色が悪そうだったけど、健康のほう大丈夫?

☆2月19日(水)子供の送り迎えなどでバタバタしながらも、ロードショー誌用の「オスカー予想」の原稿を夜までに完成。

☆2月18日(火)
ロードショー誌用の「オスカー予想」を作成開始。あれこれ、米国での新聞各紙の論調などをチェックするが、だからと言って、こればかりは蓋をあけてみなければわからない。昨年みたいに、デンゼルとハル・ベリーの黒人ダブル受賞なって予想外のこともおこるとお手上げだもんね。夜、『僕の生きる道』を見る。お涙頂戴ふうの設定だが、情感過多にならない映画的な演出が結構気に入っている。母親に病気を告げるシーンでも、母親のリアクションをセリフなしで音楽をかぶせて想像させたり。演出者は意識していないだろうが、ルビッチ・タッチふうの状況を想像させる人間スケッチがある。

☆2月17日(月)今日は確定申告の初日、昨年に較べドッと落ち込むが、それでも今年よりはマシ。憂鬱になりながら、トットと書き込み、自転車で税務署に行き提出。夕方、予約してた五反田イマジカの『シカゴ』(4月19日公開)の試写へ。サントラの見本をもらう。会場で久々にピーコと出くわし、軽く挨拶。映画は派手で多彩な演出。ブルネットのゼタ=ジョーンズの馬力のある肉体と、ブロンドのゼルウィガーの柔らかでセクシーな肉体。終盤2人が魅せる「悪女ショー」のステージがかっこいい。この内容なら、オスカーレースでは有利みたい。

☆2月15日(土)ゆうすけを囲碁クラブまで送る。昼は病院で傷口を消毒。午後からはEntertaiment Weeklyによる「ハリウッドのニューAリスト女優」を表組みでまとめる。お気に入り女優多数で写真がどれも美麗。ニコールの写真は以前のほうがセクシーなので、再登場。

<2月14日(金)メゾンの中村さんから電話。『トーク・トゥ・ハー』の感想はどうか、という用向き。幻惑的な作風で、私的には「もう1度見たい」という感じで未消化の部分もあるが、「これはジワジワと、いい映画じゃないかという想いに至る映画」とひとしきり想いを述べる。映画ってのは、自分であれこれ考えるより人と話ながら、想いが膨らむ場合が多い。これって、ボクだけだろうか。ニナのお迎えやらゆうすけの病院やらで、恵比寿ガーデンで9時過ぎから上映の『パンチドランク・ラブ』に出向くのが億劫になる。で、自宅で11時からNHKで『ホワイトハウス』を。毎回、『ウワサの真相ワグ・ザ・ドッグ』ほどではないが、やばい出来事が起きる政界裏舞台の快作。今回はハリウッドのゲイのプロデューサー役でボブ・バラバンがゲスト。この人は多彩で、同じくプロデューサー役を演じた『ゴスフォード・パーク』で、本当にプロデューサーも担当した切れ者だ。

☆2月13日(木)朝、ゆうすけが階段で転んで頭部を裂傷したと学校からの知らせ。近くの形成外科でおでこ(3センチほどの裂傷)を縫合してもらう。本人はショック状態で大泣きしたそうだが、病院に来たころには平静に。医者に「ボク、医者をやるんだ。でも、やぶ医者だけど…」と学校でやる劇の話をしていた、と付き添いの先生から聞く。ま、大事になるずひと安心。1時にロードショー誌の杉原さんと打ち合わせ。ゴールデン・グローブ賞の授賞式に行ってきたとのこと、あれこれ授章式も模様を聴く。3時半から渋谷のシネカノンで「ラジー・アワード」の候補をアップしました。予想通り、マドンナの『Swept Away』がダントツのワースト候補。男優はエディ・マーフィが最多ワースト候補。日本時間10時半に「第75回アカデミー賞のノミネート」が発表されました。

☆2月10日(月)出勤の奥さんと代休のゆうすけがふたりで銀座へ。私は一日、テレパルfの原稿。ロードショー誌の杉原さんから「オスカーの予想原稿」をとの依頼。ちょうど、ホームページで「オスカー」を追っていたことがうまくリンクできて嬉しい限り。明日はいよいよオスカーノミネートの発表。情報をキャッチしだいbreaking newsでお伝えしますね。

☆2月9日(日)
テレパルfの作品チェックのため、近くのtsutayaへ。あれれ、昨年の11月で更新が切れていて、更新料もとられる。『追跡者』『ミッション:シンポッシブル』『フィラデルフィア』。『フィラデルフィア』を見て、ハンクスよりデンゼルの演技に感心。あと手持ちのLDで『麗しのサブリナ』を見てオードリー・ヘプバーンの愛らしさに酔う。

★2月8日(土)
今日は発表会。ニナが「3匹の子豚とおおかみ」のオペレッタ(?)で豚役を。それなりに歌いそれなりに踊っていた。義母が「ニナが一番可愛かった!」と孫バカぶり。ゆうすけの方は全国の先生が授業参観し、アイヌの踊りを披露。これは親公開ではないが、先生から「よくやって」と誉められたとか。迎えてに行った帰り、鶴川のそばや「藤田」で昼食。ここのそばは美味しい。夜は成城石井で買い物。湯豆腐で、温まる。

☆2月7日(金)友人のライター中野亨くんから、メールをもらう。今年顔を会わせていないが、「ヤミ金融で雲隠れでもしたのか」と冗談とも本気ともとれる「気遣いの」メール。いや、私はいまだかって、町の金融系会社に手をだしてことはないけど。ま、心配してくれる友は嬉しいもんだ。今度飲もうかと誘われるが、こんな状態ではイマイチ。体調ももどったので、1時から六本木の20世紀FOXでデンゼル・ワシントン初監督の『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』(4月GW公開)を見る。いい映画だ。3時半から京橋のメディア・ボックスでスリラー作『プール』(3月22日)を見る。期待以下。

☆2月6日(木)試写状が別のところにまぎれこんでいて、『シカゴ』の試写会が今夜あると知る。でも、すでに17日のイマジカで予約。どうせ、夜遅いしと、結局今夜の試写はとりやめる。子供たちが発表会のためええ練習中で、今週土曜にふたりとも発表することに。ニナは保育園で歌の発表を、ゆうすけは劇(死んだ4人が地獄へ行く上方落語のお話とかで、ゆうすけは4人のひとり、老藪医者役)に出演する。

☆2月5日(水)体調はややもどるが、せき・ノドの具合はイマイチ。

☆2月4日(火)風邪はやや直りかけだけど、せきはとまらず。とくに夜中が苦しい。加湿器を入れてみたり、イソジンでうがいをしたり。ミネラルウォーターやダカラなんぞ補給したり。どうも調子がわるい。メールを見ていたら、昨年までMテレパルで担当してくれ、11月に編集プロを退社して音沙汰ないしのT君から。辞めると聞いて、相談に乗るからと親切心だしたら、その時はウンでもスンでもない。が、「相談乗ってくれるといってましたよね」と突然脈絡もなく、メールだ。映画の仕事を離れ、別の編集プロにいるとか。「なにかいい仕事あったら紹介してください」とサラリと書いてあった。俺のほうこそ、紹介してもらいたいよ。こういうドライな実利メールは、カチンとくるね。風邪がぶり返そうな感じだよ。

☆2月3日(月)木曜から本格的に風邪模様で、寝込みました。頭痛が激しく、寒気と熱とのど。よくなったと思ったら、ぶりかえし、日曜日までダラダラと「病床」につく。この数日はネットはおろかパソコンにもさわらす。おとなしくベッドで過ごしてしまった。失業の身としては、心身ともに弱気になる。で、今朝久々に4日ぶりにネットへアクセル。カウントがこの数日で400近いカウントを記録しているのに驚いた。何かの間違いかな。でも、嬉しい。体調を整えて、ページ作りに励みますね。「第30回Annie Awards」の詳報をアップしました。