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試写状 アンツ

ANTZ

1998年アメリカ 監督エリック・ダーネル/ティム・ジョンソン 声の出演ウディ・アレン/シャロン・ストーン/シルベスター・スタローン ●83分 UIP配給
1998年11月中旬よりニュー東宝シネマ1ほか東宝洋画系にて公開予定

集団生活に適応できない働きアリのZ(アレン)。思いがけなく戦場の英雄になった彼は、王女バーラ(ストーン)を道連れに、昆虫の楽園インセクトピアをめざす大冒険に出るが……。PDI(パシフィック・データ・イメージ)がCGを手がけたドリームワークスの3DCGアニメ。
SHIMIZU★★☆アリの世界のお話。冒頭、精神科医にかかっている体力のないWORK用のアリ、Z(ジー)がアレンの声で演じられるのにまず笑った。その顔がスピルバーグ印のドリームワークス製作のせいか(?)、ちょっとET顔。兵隊蟻役のスタローン、独裁的な将軍のハックマン、部下のウォーケンと多彩な声の出演。お話の展開自体は少々ようある寓話だけど、無数のアリたちが登場する図など見せ方は画期的。趣味の人には受けそう。(98/10/12 UIP試写室)

YAZAKI★★★働きアリという自らの宿命に疑問を抱く主人公Zが、モロにウディ・アレンしていて笑えます。なんたって、精神分析の場面から始まるんだもの。 集団主義社会のなかで「ボクの個性は? ボクの価値は?」と悩むZは、『ベイブ』の子豚ちゃんを思わせるキャラ。そんな彼が、ヒトラーじみた将軍アリの陰謀をつきとめ、みんなを民主主義に目覚めさせるあたりの展開は、かなりのオトナ風味。絵に好き嫌いがあるかもしれないけど、風刺のきいたドラマはすごくイケてます。(98/10/09 UIP試写室)

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チラシ シークレット・エージェント

THE SECRET AGENT

1996年イギリス 監督・脚本クリストファー・ハンプトン 出演ボブ・ホスキンス/パトリシア・アークェット/ジェラール・ドパルデュー ●95分 K2エンタテインメント配給
1998年11月14日よりシネマ・カリテにてレイトショー公開予定

英国の文豪ジョセフ・コンラッドの原作で過去にヒッチコックも映画化した『密偵』を、『キャリントン』のC・ハンプトン監督が原作に忠実に映画化した悲劇。19世紀のロンドン、アナキストを装いながら警察とロシアの2重スパイをする男バーロックがロシア側から、世情を撹乱するためグリニッチ天文台を爆破を命じられた。彼は妻の、知的障害の弟を連れて爆破計画を行うが、弟は爆死してしまう。
SHIMIZU★★★ビデオでの鑑賞だけど、あえて★をつけました。地味だけど、ちょっとした拾いもの。気弱な2重スパイの男が密命をうけた爆弾によるサボタージュ。そこからガラガラと人間の信頼関係がドミノ倒し状態で崩れていく悲劇。フラッシュバックをつかった演出がうまい。出演者たちが名優揃い。妻役のP・アークエットの哀感あっぷりの女性像が魅力的。冒頭と最後には暗い街を徘徊する、謎の爆弾魔役ロビン・ウィリアムズの、厭世的なニヒルなキャラも独特の味です。この監督はやはり注目だね。(98/09/27 ビデオ)

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白黒スチール
©DISNEY ENTERPRISES,INC.
ジャングル・ジョージ

GEORGE OF THE JUNGLE

1997年アメリカ 監督サム・ワイスマン 出演ブレンダン・フレイザー/レスリー・マン/トーマス・ヘイデン・チャーチ ●91分 ブエナビスタ配給
1998年11月より東劇ほか松竹東急洋画系にて公開予定

アフリカのジャングルで、ゴリラに育てられたジョージ。サンフランシスコからやって来たお嬢様と恋に落ちた彼の運命は? 『原始のマン』のブレンダン・フレイザーが、大ボケなターザンを演じる爆笑コメディ。
YAZAKI★★英語ペラペラのゴリラが着ぐるみ状態で登場したり、犬の声で鳴くゾウが出てきたりと、どこまでもマンガに徹した作り。途中、登場人物がカメラ目線で話しかけてくるセルフ・パロディの趣向が凝らしてあったりね。『ターザン』に始まり、『ライオン・キング』のパロディで終わるラストまで、ステレオタイプをおちょくったジョークを満載した映画だけど、日本人にはいちばん通じにくい笑いかも。(98/09/24 ブエナビスタ試写室)

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試写状 ナイトウォッチ

NIGHTWATCH

1996年アメリカ 監督オーレ・ボールネダル 出演ユアン・マクレガー/ニック・ノルティ/ジョシュ・ブローリン ●102分 松竹富士配給
1998年11月中旬より丸の内ピカデリー2ほか松竹東急洋画系にて公開予定

94年のデンマーク映画『モルグ』を、オリジナルと同じオーレ・ボールネダル監督がリメイクしたサスペンス。屍体置場の夜警のバイトをする学生(マクレガー)が、連続猟奇殺人事件の容疑者に仕立てられ、恋人ともども恐怖を体験するストーリー。刑事役に、ニック・ノルティ。
YAZAKI★★刺激を求める若者が、肝試しみたいなノリで屍体置場の夜警のバイトをする。そのシチュエーションの不気味さがモノを言うサスペンスだけど、モルグ内の描写は、オリジナルのほうがもっとリアルで怖かったように思う。ニック・ノルティの作りすぎの芝居も、ちょっと興ざめ。ただ、ジョシュ・ブローリン演じる主人公の友人のキャラは、アメリカ人という設定のほうがハマるかもしれない。ブローリンが高級レストランに娼婦を呼び出し、マクレガーのアソコをマッサージさせたうえ、「100ドルやるから愛していると言え」と迫るシーンは、今回のリメイク版でいちばん面白かったところ。この場面で、観客はブロリーンに対する嫌悪感がグッとかきたてられる仕組み。それを、クライマックスのドンデン返しにつなげたプロットの仕掛けが絶妙。(98/09/29 松竹第一試写室)

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試写状 187

ONE EIGHT SEVEN

1997年アメリカ 監督ケヴィン・レイノルズ 出演サミュエル・L・ジャクソン/ジョン・ハード/ケリー・ローワン ●119分 ギャガ配給
1998年11月下旬より松竹セントラル2ほか松竹東急洋画系にて公開予定

落第させた生徒に逆恨みされ、重傷を負った科学教師のガーフィールド(ジャクソン)。15ヵ月後、ロサンゼルスに代用教員の職を得た彼は、問題児ばかりを集めた特殊クラスの担当になるが……。学園に吹き荒れる暴力に、「目には目を」の精神で挑む教師の姿を描いた問題作。
YAZAKI★NYのシーンはブルー系、LAのシーンはオレンジ系のフィルターを使用。生徒に刺されて心の傷が癒えない先生の心境を、彼の見た目からの焦点がボケた映像で表現するなど、何かと絵柄が凝ってます。が、いかんせんドラマがお粗末くん。教師と生徒がロシアン・ルーレットの対決を演じるオチには、私、恥ずかしながら爆笑してしまいました。(98/10/05 メディアボックス試写室)

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