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試写状 ヴァンパイア/最期の聖戦

JOHN CARPENTER'S VAMPIRES

1997年アメリカ 監督ジョン・カーペンター 出演ジェームズ・ウッズ/ダニエル・ボールドウィン/シェリル・リー ●108分 日本ヘラルド映画配給
1999年1月下旬より丸の内ピカデリー2ほか松竹東急洋画系にて公開予定

バチカンの指令を受けてヴァンパイアと戦うスレイヤーたち。その最強の戦士ジャック(ウッズ)は、仲間のトニー(ボールドウィン)、神父のアダムと共に、伝説の魔鬼ヴァレックの追跡を開始する。ウェスタン調のB級ホラー。
SHIMIZU★★ヴァンパイアを始末するスレイヤー軍団が登場。リーダー格は本人が楽しんで演じている感じの怪演J・ウッズ。太めのタフガイがボールドウィン兄弟のダニエル。ヴァンパアの殺し方は強烈だよ。太陽の下に出ると彼らはブスブス燃えて爆発。咬まれ死んだ奴らの首をちょんぎり埋葬する図も奇妙なおかしさ。全体に西部劇アクションのノリで見せるヴァンパイアもので、最後は『七人の侍』が入った余韻も。スレイヤーには規則があるけど、最後に「仲間が咬まれたら殺す」という規則1がウッズとダニエルの友情のキーワードになるのもちょっといい。(98/09/18 ヘラルド映画試写室)

YAZAKI★★いよいよ師匠ロジャー・コーマンの域に達してきたジョン・カーペンター。今回は、吸血鬼退治のロードムービーに、裏切りあり、男の友情あり、愛ありのエピソードを散りばめ、クライマックスの決戦場をゴースト・タウンに据えたウェスタンの趣向(本人は「吸血鬼版の『ワイルド・バンチ』」と言っている)に、Bムービーの巨匠のタッチを発揮しています。吸血鬼に噛まれる娼婦役を演じたシェリル・リーが、本人と気づかないほどオバサンになっちゃってビックリ!(98/09/18 ヘラルド映画試写室)

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試写状 カフェ・ブダペスト

BOLSHE VITA

1995年ハンガリー=ドイツ 監督・脚本フェケテ・イボヤ 出演ユーリ・フォミチェフ/イーゴリ・チェルニエヴィッチ/アレクセイ・セレブリャコフ ●101分 エスパース・サロウ配給
1998年11月28日より新宿東映パラスにて公開予定

ベルリンの壁崩壊後のブダペストを舞台に、3人のソ連の青年と、西側の女たちとの交流を描いたクロスロード・ムービー。監督はドキュメンタリー出身の女流フェケテ・イボヤで、これが長編デビュー作。96年ソチ国際映画祭グランプリ受賞。
YAZAKI★★☆西側に行けば何かがある――そんな幻想に取りつかれたソ連青年と、同じくソ連からやって来たミュージシャンの2人組が主人公。ミュージシャンのひとりは、まったく言葉の通じないイギリス女性と結婚。いっぽうサクセスを求める青年は、下宿屋のオバサンの囲い者状態になったあげく、ギャングの縄張り争いに巻き込まれて刺殺されてしまう。共産主義崩壊がもたらした「甘い夢」と「辛い現実」の両方を、しっかり見せてくれる骨太のドラマです。(98/09/29 東映第二試写室)

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試写状 キャメロット

THE MAGIC SWORD:QUEST FOR CAMELOT

1998年アメリカ 監督フレデリック・デュショー 声の出演ジョサリン・ギルシグ/ケアリー・エルウィズ/ゲイリー・オールドマン/エリック・アイドル ●86分 ワーナー・ブラザース映画配給
1998年11月より恵比寿ガーデンシネマにて公開予定

円卓の騎士を父に持つ少女が、アーサー王と王国キャメロットを救うため、魔法の剣エクスカリバーを探す冒険に出る。ワーナーが初めて手がけた長編ミュージカル・アニメ。
SHIMIZU−セリーヌ・ディオンの熱唱も、SHIMIZUセンセイにとっては子守り歌だったか? 思う存分、熟睡したそうです。(by YAZAKI)

YAZAKI★アニメ戦国時代に乱入したワーナー初のミュージカル・アニメだが、血迷ったとしか思えない出来。デイビッド・フォスターが手がけたミュージカル部分はストーリーとまったく噛み合っていないし、アニメとしても、静止画状態の割合が高く、セルはディズニーの半分しかないんじゃないかと思えるほど。ヒロインのウジウジしたキャラも、『ムーラン』とは大違いです。唯一の買いポイントは、ゲイリー・オールドマンの歌声が聞けることか。(98/08/17 ワーナー・ブラザース試写室)

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試写状 疑惑の幻影

SHADOW OF DOUBT

1998年アメリカ 監督ランダル・クレイザー 出演メラニー・グリフィス/トム・ベレンジャー/クレイグ・シェイファー ●103分 日本ヘラルド映画配給
1999年2月中旬より東劇ほか松竹洋画系にて公開予定

殺人容疑をかけられたラップ・シンガーの弁護士として、法廷に立ったキット(グリフィス)。調査を進めるうち、被害者が次期大統領候補と関係があったことが判明するが……。『グリース』のランダル・クレイザー監督によるサスペンス。
SHIMIZU★★グリフィスが辣腕の女弁護士。おまけに弁護したレイプ犯と関係した前歴。これ信じるのに暫し時間がかかった。どうも彼女の柄じゃないよね。片や、元旦那が最近お寒いベレンジャー。どうも、この二人の応酬が弾まない感じ。大統領候補の民主党上院議員絡みの殺人スキャンダルという設定は、トリビアルかも。候補者の母が「大統領になる人間は誰かれかまわず寝るもんじゃない」のセリフはおかしかった。事件自体はレイプ犯が絡んじゃって、ちょっと作りすぎ。意外な犯人を狙ったにしては顛末があっけなく、動機もそんなことで、と疑惑のSHIMIZUめでありました。(98/09/17 ヘラルド映画試写室)

YAZAKI★★クレイグ・シェーファー演じるストーカーが事件に関わってくる展開をはじめ、どっかで見たネタを寄り合わせて作ったチャーハン仕立ての法廷サスペンス。コンピュータおたくの調査員が、グリフィス宅のガレージに停めたバンで検索作業に励む図など、ところどころ面白い描写もあったけど、全体としては目新しさと意外性に欠ける印象。いまどき政治家の愛人問題を引き合いに出すなら、もっとあざとい作り方もできたのでは?(98/09/21 ヘラルド映画試写室)

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試写状 原色パリ図鑑

LA VERITE SI JE MENS!

1997年フランス 監督トマ・ジル 出演リシャール・アンコニナ/アミラ・カサール/リシャール・ボーランジェ ●110分 アート・キャップ配給
1998年11月よりル・シネマにて公開予定

パリ2区にある衣料品街、サンティエ。その街でユダヤ人の大物と出会い、ユダヤ人と思われた男エディが素性を隠したままでビジネスに成功し、雇い主の令嬢サンドラに恋をしていまうが、結婚式で素性がばれて……。フランスで500万人を動員したという。異色のユダヤカルチャー・コメディ。
SHIMIZU★★ボーランジェ演じる(相変わらずの貫禄演技)ユダヤ人の大物と遭遇した主人公のエディが「ダビデのペンダント」のせいでユダヤ人と思われ、財力のあるユダヤ人ファミリーのもとで商売に成功。エディがユダヤ一家の食事に招かれ、次々にユダヤ人らしからぬ言動をするあたりは、なんとなくおかしい。なにかユダヤ人カルチャーを勉強させられる感じで、痛快な身元詐称コメディを期待していた僕としては期待はずれ。逆にユダヤ人が結婚の時、絶対身元確認になる宗教上の書類が必要とか。「ヘー、そうなんだ」と暫し納得。ユダヤもんに感心のある人は面白いかも。(98/06/12 TCC試写室)

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