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エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち
EXCESS BAGGAGE 1997年アメリカ 監督マルコ・ブランビヤ 出演アリシア・シルバーストーン/ベネチオ・レル・トロ/クリストファー・ウォーケン ●101分 ソニー・ピクチャーズ配給 |
| SHIMIZU★★気持ちとしては、もっと1/2くらい★を増やしてもいいかも、とシュガーな気持ちにもなるスクリューボール・コメディー。お話の展開がやや緩いのが難点だけど、お金持ちのお嬢様アリシアと心優しい車泥棒デル・トーロの、ままごと風のロマンスは嫌いじゃないね。とくにブラジルに帰ってカラオケ屋をやるのが夢という純情演技のデル・トーロにいつもの濃い演技とは違う、爽やかな一面を見た感じ。女性ファンが増えるんじゃないかな。(98/07/23 ソニー・ピクチャーズ試写室) YAZAKI★★お人好しの車泥棒とワガママ令嬢のカップルは、『普通じゃない』とよく似た組み合わせ。彼が彼女に翻弄される前半のシチュエーションは面白いけれど、レイおじさん(クリストファー・ウォーケン)に居所をつきとめられたアリシアが「家に帰らない」と強情を張るあたりから、彼女の心境に全然ついていけなくなった。クリスティーナ・リッチと同じくらいドスコイ状態になったアリシアの、マメダヌキみたいなメイクも不潔っぽく見えるだけで、このヒロインにまったく愛着がわきませんでした。(98/08/07 ソニー・ピクチャーズ試写室) | |
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ガンモ
GUMMO 1997年アメリカ 監督・脚本ハーモニー・コリン 出演ジャコブ・レイノルズ/ニック・サットン/ジャコブ・セーウェル ●95分 ケイブルホーグ配給 |
| YAZAKI☆「ウサギはオカマだ。いつもウンコたれやがる」というセリフを言いながら、6歳くらいの男の子が、ウサギ帽子の少年に殴る蹴るの暴行を働く。ガキにこういう演技をさせておきながら、子供たちの心象風景に踏み込むことも、世代を総括することもしない漠然とした映画。ドキュメンタリーではなく、フィクションにした意味がどこにあるんだろう? と、悩むことしばし。何か、作り手が自分のファッションの世界に酔いしれているような雰囲気がして、子供をダシにそういう映画を作ろうとする志の低さが、ワタクシはハッキリ言って嫌いです。(98/07/21 ギャガ試写室) | |
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シークレット/嵐の夜に
A THOUSAND ACRES 1997年アメリカ 監督ジョセリン・ムーアハウス 出演ミシェル・ファイファー/ジェシカ・ラング/ジェーソン・ロバーツ/ジェニファー・ジェーソン・リー ●105分 ギャガ=ヒューマックス配給 |
| SHIMIZU★☆『リア王』をモチーフに、悪役の長女・二女の人間的な事情にスポットをあてたという趣向の原作。案の定というか、ラングとファイファーの心理演技合戦に終始する、僕にはとても苦手な演出。彼女たちが苦しんでいた秘密があかさせるところが彼女たちの告白だけというのが拍子抜け。だから、その「秘密」も「あ、南部の定番か」って程度にしか思えなかった。それにしても3女のジェーソン・リーがもっと活躍して欲しかったな。(98/06/29 ガスホール) YAZAKI★★☆後半、『愛と追憶の日々』っぽい難病がらみのメロドラマに流れていくところはアリャリャと思ったけど、「父親が、長女と次女と肉体関係を持っていた」というお膳立てを用意して、『リア王』では悪玉に描かれている長女と次女の真意に迫ろうという、物語の着想はすこぶる面白いと思った。ま、これは多分に原作の魅力なんだろうけどね。父との関係を告白する場面で、演技派度を競い合うラングとファイファー。演技が舞台ノリなので、うっとおしく感じる人が多いかも。(98/09/01 ギャガ試写室) | |
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ムーラン
MULAN 1998年アメリカ 監督バリー・クック/トニー・バンクロフト 声の出演ミンナ・ウェン/エディ・マーフィ ●87分 ブエナビスタ配給 |
| YAZAKI★★★泉ピン子似のムーランのルックスに抵抗を感じる人がいるかもしれないけど、5分もすれば見慣れます。墨絵を使ったタイトルバックをはじめ、モダンなセンスが光るところは、ディズニーが『101匹わんちゃん』のころの栄光を取り戻したって感じ。家族のために『GIジェーン』になったヒロインが、隊長に恋心を抱くという宝塚調のストーリー・テリングもキュートで、凛々しくいじらしいムーランを思わず応援したくなっちゃう。雪原を舞台にしたフン族との戦闘シーンの雪崩ショットは、『ライオン・キング』のスタンピードがかすんで見える大迫力。(98/07/17 ブエナビスタ試写室) | |
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従妹ベット
COUSIN BETTE 1998年アメリカ 監督デス・マカナフ 出演ジェシカ・ラング/エリザベス・シュー/ボブ・ホスキンス ●106分 20世紀フォックス配給 |
| SHIMIZU★★重いコスチューム劇と思いきや、お軽いテンポ。いつもひと癖あるラングも控えめに、お話をリードする感じ。前半は、お話の設定など分かりやすい。その代わり随分薄っぺらでTVドラマのノリかとも思うほど。わかり易さだけが取り柄なのに、終盤にいくにつれ物語の方向性が散漫で、俳優のかみ合わせがわるい。期待していた復讐劇が尻すぼみに思えちゃった。とくに気ままな女優役のシューはお話の要であるはずなのに、花も実もない。すごく大根にみえたよ。(98/07/31 20世紀フォックス試写室) YAZAKI★★とにかくジェシカ・ラングがコワイです。芸術の何たるかもわからず彫刻家を囲いモンにした彼女は、スケジュール表を渡してスパルタ調に仕事をさせ、彼の浮気を知ればハンニャ顔になり、出て行く男を泣いてすがって止めようとする。その大芝居に着いて行ければ、けっこう面白いと思えるかも。マカナフの舞台は『トミー』しか見たことがないけど、役者を駒のごとく動かしてスピード感で勝負する彼のスタイルは、心理描写がモノを言うこのテの文芸作には合わない気がする。(98/07/14 20世紀フォックス試写室) | |