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ジャングル 2 ジャングル

JUNGLE 2 JUNGLE

1997年アメリカ 監督ジョン・パスキン 脚本ブルース・A・エバンス/レイノルド・ギデオン 撮影トニー・ピアース=ロバーツ 出演ティム・アレン/サム・ハンティントン/マーティン・ショート/リーリー・ソビエスキ/ロリータ・ダヴィドヴィッチ ●104分 ブエナビスタ配給 1998年2月7日より新宿シネマミラノほかにて公開予定

アマゾン育ちの少年が、マンハッタンで巻き起こす数々の珍騒動。『僕は、パリに恋をする』のアメリカ版リメーク。

STORY

 マイケル(アレン)は、マンハッタンで活躍するやり手の先物取引ブローカー。このたび、めでたくファッション・デザイナーのチャーリー(ダヴィドヴィッチ)と婚約することになった彼は、別居中の妻パトリシア(ジョーベス・ウィリアムズ)との離婚を成立させようと、彼女が医師として赴任しているアマゾンの奥地へ向かった。
 13年ぶりの夫婦再会。その場でマイケルは、パトリシアから驚くべき事実を知らされる。なんと彼に、13歳の息子がいたというのだ。彼ミミ・シク(ハンティントン)は、アマンゾンの大自然のなかでスクスクと成長。いままさに、村の成人式を迎えようとしていた。成人式では、長老から試練が与えられるのが決まり。ミミ・シクに与えられたのは、ニューヨークの自由の女神が持つたいまつの炎を持ち帰ること。かくして、ミミ・シクはマイケルと共にニューヨークへ。都会というジャングルのなか、彼のサバイバル生活が始まる。

SHIMIZU (97/04/25 ブエナビスタ試写室)

フランス映画『僕は、パリに恋をする』のハリウッド版リメーク。インディオのもとで育った少年がパリにやってくる設定だったオリジナル版を先に見ていたのだけど、オリジナルそのものにも面白さをあまり感じず、その延長でみたせいか、一層面白くないと思った次第。仮にですね、オリジナルを見ていない人なら、多少、新鮮に見えるのかな。

未開と文明との出会いという設定で、未開の人が白人の少年(それが妙におぼっちゃまふうで可愛い)というのが、ひねくれ者の僕には、わざとらしい思えて。裸同然で、NYに出没する姿からして寒々しい。なにか、ハローウィンのお子さまの仮装レベルに見えちゃうわけで。のれないのね。

オリジナルではエッフェル塔に登る設定だったけど、ここでは自由の女神が冒険の場所。少年の弓矢にぶったまげる隣のおばさんのエピソードなど、こまかい所はオリジナルの方が笑えた気がするな。オヤジ役は日本では『サンタ・クローズ』しか公開作がないけど、アメリカではTVドラマで絶大な人気を誇るアレンというのもハリウッドの付加価値なのかもしれないけどね。

YAZAKI (97/11/11 ブエナビスタ試写室)

あまり芳しくない評判を聞いてパスした『僕は、パリに恋をする』のリメークだったとは……。アマゾン少年がニューヨークで体験するカルチャーギャプで笑わせ、父子のふれあいドラマでホロリとさせようという趣向のコメディなんですけどね。なんだか細切れのエピソードを羅列したバラエティ・ショーみたいな作り。しかもごひいきのマーティン・ショートが出ているのに、1個も笑えるギャグがないなんてと、ひじょうに寂しい思いで試写室を後にしました。

いま、試写のときとったメモを見ながら、なんとか語るべきものを探そうとしているんですが、ウムムム。主人公が息子の名を「ミツビシ」と間違えるって、このギャグおもしろい? ダメだよね。じゃあ、マーティン・ショート宅にお泊りしたミミ・シクが、ショートの大事にしていた熱帯魚を食っちまうってのは? イマイチだよね。いちおう笑えないなかでも笑えたギャグは、ミミ・シクが持ってる睡眠薬付きの吹き矢をイタズラしていたティム・アレンが、恋人のペットの猫に矢を当ててしまい、猫がグッタリするというヤツ。これは、そのグッタリ猫がぬいぐるみにすりかわるってところがおかしいんですけどもね、こんなものが光るようじゃ、情けないわな。

苦しいなかに見どころを探すとすれば、ミミ・シク役のサム・ハンティントンと、ショートの娘カレンを演じるリーリー・ソビエスキのキュートさってところか。ふたりとも、ディズニー映画伝統の清純子役って感じ。とくにソビエスキは、キューブリック監督の『Eyes Wide Shut』に出演しているそうなので、注目しといてソンはなさそう。

蛇足:アレンとショートがコーヒー豆の取り引きをするロシア・マフィアの親分が住んでいるのは、マンハッタンの南西にあるフルトン・マーケット。『ホーム・アローン2』の泥棒コンビが、脱獄して最初にたどりつくのがこの場所です。築地の魚市場と同じく、マーケットに隣接したモール内にはシーフードのレストランが何軒か入っていて、獲れたての魚を食べさせてくれるよ。

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