社会福祉士受験対策講座(障害者福祉論:学習編)


講義内容
はじめに
1.障害者福祉の概要
2.試験の範囲と考え方
3.包括的に障害者福祉を学習する方法
4.学習ノートの作り方
5.過去問の学習法
6.問題の解き方
7.学習ノートと過去問とのリンク
8.試験が近くなったときの勉強法
おわりに

はじめに
 9月のはじめということで、これからが試験勉強本番といえます。みなさんがどの程度進めておられるのか分かりませんが、私に割り当てられているのが障害者福祉論ということで、これからの障害者福祉論の学習の進め方などをお話しします。

1.障害者福祉の概要
 現在、障害者福祉を巡る施策は障害者自立支援制度を中心に様々な問題を含みながらも大きく変化しております。とはいえ、障害者福祉は、昔も今も偏見と差別との闘いであると考えます。そして、偏見や差別を乗り越えるために、障害者の権利をどう考え、実現させていくのか。障害者福祉はこの一点にあると思います。権利といっても、生存権から参加権まで様々ですが、いずれにしろ、障害者がどのような暮らしをするべきなのか、まわりはどうするべきなのかが障害者福祉の課題だと言えます。
 また差別と偏見との闘いは、様々な形で行われています。例えば、それは思想・理論・運動によって行われてきました。
 これの3つは、共に関連しておりまして、思想が小さな運動に力を与える一方、小さな運動が理論や思想に影響を与えることもあります。例えば、現在、当事者による情報の発信が盛んですが、それが研究者にとって、貴重な情報になり、それが理論として形作られている一方で、ノーマライゼーションやエンパワメントの理念・思想が当事者〜例えば自立生活運動などに多大な影響を与えました。
 また国際的な動向が国内に影響を与える一方、先進的な地域や人の取り組みが全国に波及するなど、ミクロ・マクロが入り乱れています。例えば「この子らを世の光に」で有名な糸賀一雄の取り組みが、コロニーなど障害者の施策の拡充をもたらした一方で、国際的に日本の精神障害者の人権侵害が取り上げられ、国の施策や医療行為が改善されたこともありました。
 そのように、様々な取り組みやまなざしがあって、新しい施策が生まれ、法律ができあがっていきました。しかし、まっすぐに改善されると言うことはなく、時に施策は、経済に左右される形で、縮小していくこともありました。とはいえ、それまで積み上がってきた思想・理論あるいは権利擁護運動が背景にあるので、障害者の権利を侵すような逆戻りは建前上、容易に出来にくい時代になっております。それはやはり差別や偏見との闘いの末勝ち取ってきたものといえます。
 もちろん、その時々の運動や理論・思想には良い面もありますが、改善すべき点や変わっていった点もありました。ここで言いたいのは、その都度、障害者を社会においてどう把握し、どう位置づけるのか。その見直しが絶え間なく行われていると言うことなのです。よって、現在否定されていることも、つぶさに見ていけば、その時代時代で必要なことだったわけです。よって、私達は、その施策や法律あるいはこれまでの闘いから何を取り上げ進んできたのか。あるいは、どのような所にスポットをあてているのかを見ていく必要があります。
 現在の障害者自立生活支援法は、さまざまな異論や批判がありますが、理念的には施設中心→在宅福祉中心→地域福祉中心へとシフトしてきたという背景があります。また用語の変化、処遇→援助→支援など、そこには、やはり障害者への社会的偏見と差別の解消を願っている背景があると見るべきだと思います。あるいは、発達障害者支援法などは、高次機能の自閉症や注意欠陥障害など、いままで分類されてこなかった障害に焦点を当てています。これは、いわゆる障害の狭間にあった人達の生活困難性の解消を目指しているといえます。
 もちろん、こうした法律が出来たからといって、これで良いと言うことではありません。これが5年後ひょっとしたら来年、全く社会的に否定されるかもしれません。けれども、今、とりあえず、これが理念?障害者への社会のあり方の一つの到達点として提示されていると見るべきかと思います。その一方で、現在でも地域住民による障害者福祉施設の新設の反対や障害者をねらった詐欺などが後を絶たないなど、決して障害者にとって住みやすい社会になったとは言えません。今後も様々な取り組みや考え方の下で、改善されていくことと思われます。
 障害者福祉を学習する際は、偏見と差別との闘いの中で進んできたことを真ん中に据えることで、かなりの理解が進むと私は考えます。

2.試験の範囲と考え方
 障害者福祉論は試験では、事例3問を含み計10問となっています。しかし、障害者福祉に関する設問はたくさんの課目にまたいで出題されています。そのため、各科目を一つ一つやるよりも、障害者福祉に関する様々な事柄に対して総合的にまとめた方が、様々な課目に対応し、かつ得点が出来ると言えます。

 障害者福祉論の難しさは、その範囲の広さにあります。障害者といっても知的、身体、精神と大まかに分けても3つの種別に分けられ、かつ、それぞれの種別によって歴史から思想、さらには取り組みまで様々だからです。また、法律の変遷も各種別によって異なります。その上、各障害者福祉法の他、雇用、社会保障などや関連法も多岐にわたります。それらが複雑に絡まり合って、一人の障害者の環境が整備されていると言えます。 

 その一例に第19回障害者福祉論事例問題を示したいと思います。
 Aさん(男性、23歳)は、19歳の時、職場からの帰宅途中、バイクの自損事故で頭部を受傷し…中略…その後、理学療法、作業療法、言語療法などの訓練を受け始めたが、感情の起伏が激しく、他の入院患者に対する暴言や暴力のために病院内での対人関係にトラブルが生じた。そのようなこともあって退院し、在宅療養となった。
 しかし、家庭内では、火の始末ができない、訪問販売員から不要な商品を購入してしまうなどの問題が頻発した…中略…、Aさん自身も家族もストレス状態が続いた。また、将来の不安もあり、職場復帰を目指して、施設において通所での訓練を開始することになった。
 訓練開始時の状態は、軽度の右片麻痺があるものの、屋外歩行も杖なしで可能であった。高次脳機能障害として、記憶障害、注意障害…中略…固執性などが認められた。
 家族は訓練に大きな期待を寄せており、職場復帰することが将来にとって最低限必要であると考えている。もとの職場は事故から2年たって退職したが、以前の上司は、治癒すれば復職させても良いと言っている。
 設問では、本人の障害に対する支援目標をどうするのか。障害によって発生している様々な症状に対してどう把握するのか。そのような本人にどう接するべきなのか。あるいは、今後復職させる場合の関係機関の利用はどうするのかなど多岐にわたって問われています。
 設問でもありましたが、金銭管理には地域権利擁護事業や成年後見制度を利用するべきなのかなど制度運用を考えたりします。あるいは、ピアカウンセリングを利用するべきなのか薬物療法は可能なのかなど医療や他のサービスへの目配せも考えないといけません。
 設問にはありませんが、制度運用の法的根拠は何か。どのような適用範囲と制限があるのか。または障害基礎年金や障害厚生年金を取得する場合、どのような手続きが必要なのか。年金はどの程度として支給されるのか。家庭での生活のプラン?福祉サービスはどの程度利用できるのかなども現実においては考えなくてはいけません。あるいは、復職に向けての障害理解の周知徹底や就労環境の整備?バリアフリーのようなものも考えなくてはいけません。
 つまり、障害の知識?高次機能障害とは何か、利用者を取り巻く環境の情報収集(法的根拠も含め)、それを加味して、いま自分がどうサービスを提供するのかを決めるというわけです。

 このように一つの事例からもたくさんのことが考えられます。それらを全て網羅することは出来ませんが、他の機関で何が出来るのか、どうつないだらよいのかなど多角的に捉えることが必要です。つまり、福祉従事者?社会福祉士は、少なくても福祉に関わる様々な資源の活用を通して利用者の利益になるようにサービスを提供する知識が求められると言えます。

 このように障害者福祉といっても、地域福祉、援助技術、障害の理解・特性など多岐にわたっていると言えます。
 このほか、障害者福祉論以外でも、障害者に関する設題などが出されています。例えば、

 第17回の社会福祉原論で出題された中から
A 知的障害者福祉法には「不服申し立て」の特別の定めがある
B 知的障害者福祉司は、社会福祉士でなければならない
C 身体障害者福祉司は、社会福祉士でなければならない
 あるいは、第17回の医学一般で出題された中から
 うつ病に関する記述のうち、適切なものに○、適切ではないものに×をつけなさい
A 有病率は、男性が女性の約2倍である
B 抑うつ気分が見られる
C 意欲低下が見られる
D 身体症状は見られない
 このように障害者福祉論のテキストとその分野?10問だけではなく、広範囲にわたって障害者福祉に関する問題があちらこちらに散在しています。もちろん、各科目で障害者だけではなく、児童や高齢者もシャッフルされて出されますが、少なくても、障害者に関する知識を集めて包括的に学習することで、障害者福祉に関するその設問は間違うことが少なくなるかと思います。
 次に具体的な勉強法について述べていきます。

3.包括的に障害者福祉を学習する方法
 どのように包括的に学習すればよいのか。これは私の提案ですが、  1.教科書から基礎を学ぶ(学び直す)という作業は、次に述べる過去問を解いていく際に地力となって、きっと試験対策が身になると思います。なので、ざっと、教科書を読み、どのような内容なのかを確認することは重要です。簡単に言うと、教科ごとにバラバラになっている共通分野を自分なりにまとめていく作業を通じて教科書を読みこなすことです。
 ちなみにこのテキストとは、中央法規や筒井書房などから出ている各教科1冊ずつのものを想定していますが、時間的に大変であれば、必携や各科目が1冊にまとまっているテキストを読み直すと言うことでもかまわないと考えます。
 障害者福祉論に限って言えば、後で述べるレジメに添って、まとめることをおすすめします。

 2.については、1.をじっくり行っても、過去問はすぐには解けません。しかし、1.のような基礎を経ているのとそうでないのでは全く違います。基礎が無いうちに過去問を解いても、まず何が間違ったのか、どうして間違ったのかが分かりません。基礎をある程度おさえておけば、問題のどこを間違ったのか、どの部分を学べばいいのかが分かります。
 しかし、基礎はあくまでも基礎です。よって過去問を解いても、最初の頃は間違いだらけになって挫折感を味わうと思います。しかし、間違った所を教科書と過去問の解説で学習し直す反復が、試験勉強の有力な方法の一つだと思います。

 3.については、教科書をまとめていくノートと過去問の解説やキーワードを書き込むノートはバラバラにしないで、一冊にしていきます。それは何度も書き換えられ、まとめられ、最終的には試験対策の肝(キモ)となります。

4.学習ノートの作り方
 これまで受験勉強では教科毎に自分なりのノートを作ってきたのではないでしょうか。自分が調べなくても教科書にすべて書いてあるとしても、やはり覚えるためには、自分の手で作り替えていくことが重要です。やはり、最後は、自分で書いて、考えることです。
 しかし、短期間で13科目を一冊ずつ作っていくことは困難です。また、自分が知らないからといって片っ端から教科書を写して行くだけの時間はありません。また、学習ノートは、豆事典を作ることを目的にしていません。あくまでも受験に向けたものです。そのため、過去問とリンクしていく形で、正文の抜き出しや解説の補足と関連しやすい形でノートを作っていくことを目的としています。
 社会福祉士受験は、主に制度に精通し、かつ応用力を問う問題が出ます。あるいは、理論や制度の実際的な運用を細かく聞く問題が多いです。現場に勤めている人は、この制度の精通や運用が苦手だと思います。なので、やはり、基礎は大まかに制度の概略から入っていくのが妥当だと思います。
 基礎を身につけるためのノートづくりの段階では、本当に大まかに書き込んでいきましょう。学習ノートでまとめるべきレジメは後で述べますが、そのレジメ(課題)でうまくまとまっていると思える補助テキストやサイトがあればそれをコピーして貼り付けてもかまいません。レジメには歴史の年表や援助論の人名などがありますが、補助テキストの図表をそのまま使ってもかまいません。
 学習ノートはパソコンで書き込んでいくと、あとで受験対策用のノート作りに移行しやすいのですが、パソコンが苦手な方は、例えば、見開きで左半分は基礎編、右半分は受験対策用と分けて置くと良いと思います。パソコンで作る場合も、【基礎】とか【基】と文頭に書いておくとわかりやすいと思います。

5.過去問の学習法
 受験勉強において、過去問を繰り返し解くのはある意味必ず行わないといけないと思います。学習ノートを作成していく過程で、基礎は身についているかと思います。しかし、試験はあくまでも問題が解けることを目標にしています。これまでの基礎を土台にして、いかに正解に結びつけていくと良いのでしょうか。それは、まず、問題の内容と傾向を把握することです。そして、問題の解き方など試験慣れをしていくことです。
 しかし、過去問の反復は苦痛です。ハッキリ言ってしんどいです。しかし、過去問をじっくりやらないうちには試験対策もできません。以下の手順でじっくりとやってみましょう。そして、やりきればきっと自信がつくはずです。その成功のイメージを作りながら頑張りましょう。
 また、過去問は1月まで5回繰り返します。また、過去5年分のものを使用します。自分なりに時間を調整して行ってください。早く終わりすぎれば勉強が途切れ、集中力が薄れます。また、逆に1月の中旬には終われるようにしましょう。
残りの1?2週間は試験対策とまとめを行えるようにしましょう。

 過去問を解く際には、以下のような手順を提示いたします。  このように繰り返し解くことで、試験の傾向と問われている知識のレベルを知ることができると言えます。次に、過去問を解く際のちょっとしたコツなどをお話しします。

6.問題の解き方
 はじめからテクニックを弄してはあまり学習効果はありませんが、実際に解くときは以下のような点でおこなうと良いと思います。  このように自分で一回、設問ごとに○×をつけていき、どちらにも絞られない場合は保留のままにして、パターン解答と照らし合わせます。
 例えば、Cが絞りきれない場合、パターンではCが×が多いならおそらく×だろうと予測します。しかし、自分がAとBで絞り込んでCがどちらも×であったら、Dで○が多いか×が多いかで推測して問題を読み直して推測します。
 注意するのは、自分で考えて○×をつけずに、ただパターンの過多だけで答えるとたいてい間違います。例えば、考えずにAが○3つでBが○3つと多いパターンだからおそらくこれが正解だろうと推測することです。5択でも解答は一つですし、中には最もパターンが少ないものが正解だったりします。
 くどいようですが、まず自分で考えて問題を吟味しましょう。

●用語上のテクニック
 「絶対」とか、「必ず」とか「例外なく」とかそれしか道がないような設問は、間違っていることが多いのですが、中には必ずしなければいけないこともあり、自分で判断するものの、曖昧な場合は×にして答えていきます。
 また、「努力義務」と「義務」では意味合いが違うなど言葉に注意することも必要です。

●まとめ
 いずれにしろ、問題をきっちり○×をつけて答え、その結果間違えば、どうして間違ったのかハッキリ分かるので、解説も絞られて読みやすくなります。
 例えば、自分がAが○でBが×と答えた時、その問題がBが○で結果的に不正解だった場合、Aの解説は読む必要がなく、Bを重点的に読めばよいのです。

7.学習ノートと過去問とのリンク
 正文や解説を書き出したり、チェックしていくことはそれだけで勉強になりますが、基礎でせっかく体系づけて学習ノートを作っているので、それを活用しない手はありません。この過去問の正文で肉付けするために学習ノートを作ったといっても過言ではないからです。三回解いても相変わらず間違いが多いし、何をどう覚えて良いのか途方に暮れることもあるでしょう。そのために、体系づけて試験ではこうした内容を聞くのかと基礎と結びつけることが受験対策となります。
 別冊のレジメでは、いくつかの項目で分けてあります。そのカテゴリーに過去問をむりやりでも良いのではめ込んでいくことで、試験で覚えるべき内容や知識を包括的に覚えていくことが出来ます。

●正文と解説文を書き出す実際について
 ある程度過去問を解いて間違いやすい場所を絞ってから書きだしていきます。過去問の勉強法で言えば、3回繰り返した後に学習ノートにまとめていきます。
また、医学評論社の過去問(5年分)は、科目でも内容によって大まかに関連分野がまとまっていますので、参考にしやすいと思います。
その上で以下のように工夫をすればかなり労力が削減されます。 ●正文や解説の活用法
 正文や解説を書き込んでいきますが、まず、自分が分かればよいのです。そして、1回まとめきると、4回目、5回目過去問を解き直したときに、何が本当に分からないのかが分かるようになります。
 分量が多すぎると思えば、4回目で完全に分かったものは削除していきます。そして、間違ったものには赤線を引くとか詳しく書き込んでいきます。5回目でも間違ったものは、もう頭にたたき込むしかない内容です。しかし、すでにその頃には全く分からないという問題はなくなります。また、対応できないという知識もなくなっているはずです。
 また、ジャンルを越えて書き込んでいるからどこに何を書いたか忘れるのではないかという疑問もありますが、大丈夫です。なにしろ、自分で書いているのですから。どこで何を書いているのか、目処はすぐに立つと思います。

●最後に
 先に、学習ノートの活用法について述べてきましたが、見開きで左半分が基礎、右半分が過去問と書き込まれたと思います。パソコンの場合は、【基礎】のマークと書き込まれた正文があると思います。そこには、書き込んだ濃淡が浮かび上がります。じっくりとその濃淡を見て、苦手な箇所や覚えなければいけないところを絞り込んでいきましょう。

書き方の例を示しておきます。

【基礎】

【過去問】

●障害者福祉の歴史(国際編)

1948 世界人権宣言

1959 児童の権利に関する宣言

1971 知的障害者の権利宣言

1981 国際障害者年

1983〜1992 国連・障害者の10年

1993〜2002 アジア太平洋障害者の10年







1982障害者に関する世界行動計画
リハビリの定義〜社会的に最も適した機能水準、
自らの人生を変革、時間を限定したプロセス〜



8.試験が近くなったときの勉強法
 過去問をこなしていくうちに、あんなに出来なかった問題もだいぶ慣れて正解するようになります。それは、いつの間にか自分で試験慣れをしてきたことと、試験向けの思考になっている証拠です。この自信が大事です。とはいえ、過去問はあくまでも過去問。その問題はもう出ることはありません。
 そのため、模試を受けるとか予想問題を解いてみます。予想問題では、中央法規のものがよいといわれています。予想問題の多くは、過去問のシャッフルだったりして、どこかで解いたことのある問題で編集されています。中央法規のは全く新しい問題で作成していますので、力試しにやってみると良いと思います。すでに、基礎をしっかり勉強し、過去問で試験対策をしてきたのなら、大丈夫だと思います。
 あと、これまでの学習ノートも書き込んだりしてかなりの分量になっているのではないでしょうか。これをシェイプアップして試験当日や前日に見直すだけの量に圧縮していくと最後の見直しという意味で重要です。試験当日や前日に何もしないで精神統一という手もありますが、遠方の人なら移動時間や試験会場では結構空き時間があります。見直せるだけの分量でまとめておけば、もしかもして点数がアップするかもしれません。まとめ方について述べると以下のようになります。  書き方の例として、これは私が18回の試験を受ける際に抽出したものの一部を示しておきます。これは、何度も間違っていた過去問から解説、正文を抜き出したものです。
おわりに
 これが合格する勉強法だというものではありませんが、以上のように勉強をなさればその分野での広範な知識はかなり身に付くと思います。また、時間がないとかそんなに悠長にできないと言う方もいらっしゃるかと思いますが、次に述べるレジメに沿って、過去問だけはしっかりと勉強していただけたらと思います。
 いずれにしろ、このような勉強法がみなさんの今後の学習に役に立てればと思います。

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