社会福祉士試験に出てくる専門用語についてまとめる

援助技術
コンサルテーション:
関連領域の他職種の専門家に利用者の理解などについて相談し、助言を得ること

ガーディアン機能:
緊急介入や強制介入を実施せざるを得ない場合、利用者の権利擁護のため当該司法機関との交渉を行う

エデゥケイター機能:
利用者の社会的機能を高め環境への適応能力を促進するために必要な情報やソーシャルスキルを学習する機会を提供する役割

セルフアドボカシー:
当事者自身がみずから自己変革を遂げ、直接主張し行動していくこと

ワーカビリティ:
ワーカーから提供される援助を活用するクライエントの諸能力のこと

インターベンション:
人々や社会システム及び両者の関連性への関わりのみならず社会資源の開発に関与することまで含んでいる。

ターミネーション:
将来新たな問題が生じたときに再び援助関係を結ぶことが可能であることや受け入れ準備があることなどを伝える。

ファミリーマップは
家族関係を記号で図示するものであり、家族のコミュニケーションや力関係、情緒的な結びつきを単純化して捉えることである

エコマップ:
ハルトマンが作成したもので、環境の潜在的・顕在的なネットワークの力をうまく引き出しながら援助を行うときに発揮する。

ジェノグラム:
時間的経過の中での家族の関係性の特徴や、重要なライフイベントを明らかにする方法。

シングルシステムデザイン:
対象が一ケースで利用者の問題に対して、介入(インターベンション)の効果を測定するもの

インター・グループワークは
地域社会を構成する諸集団を代表するリーダーがそれぞれ一つの委員を形成する。機関・団体間での情報や事業・活動の共有化や重複化を意味している。

コミュニティワークは
問題を抱える個人の社会的適応や社会的成長を目的とする。また、社会資源の効果的調整や創設、開発に特徴がある。ニーズ把握調査は社会福祉調査の他日常的な関わりの中から把握することも大切である。さらに、社会計画モデルは専門家中心に行われる。ソーシャルアクションモデルは住民が自ら抱えている諸問題の解決や組織化を行うための対策・活動方法である。さらにニューステッターのコミュニティ・オーガネイションの定義は「インターグループワーク」とも呼ばれ、ここの集団の成員の間に特定の目標をめざして相互に満足するべき関係があり、信任され、代表された成員と集団の間に密接な関係があることを規定した。

ソーシャルアクション:
社会福祉制度、サービスの新設・改善をめざして、議会や行政機関などに対応を求める組織的な対策行動及びその方法である。

ソーシャルサポートネットワーク:
1970年代以降で地域精神医学の領域からである。これは仲間同士のサポート集団を作ることで、専門家中心の援助の反省に基づいている。

障害者福祉

自立生活運動:
当事者の選択と自己決定を自立と捉えていた。

ADA:
障害を持つアメリカ人法、障害を「主たる生活活動を著しく制限する身体的・精神的機能障害」と捉えている

ハートビル法:
建築物のバリアフリーデザインを目的にしたものであり、遊猟は整備を行う建築主に対して税制上の優遇措置も定められている。エレベーターやトイレも整備努力の対象となる特定施設とされる。


リーチアウト:
社会福祉の実施機関が利用者の元に直接で向くこと

福祉ミックス:
公的な福祉供給と並んで、民間企業による市場的福祉供給とボランティア団体や非営利組織などによる福祉供給が想定されている。

ケアマネイジメント:
多様に整備されてきたわが国の在宅福祉サービスを利用者のニーズに対応して総合的に提供する方法

心理学

ソシオメトリックテスト:
集団や組織の人間関係を測定する方法・その結果を図示したものをソシオグラムと呼ばれている。

ウェクスラー式:
知能検査の一種。対象者の年齢によって使い分ける。言語性と動作性にわけ、それぞれを6つの下位尺度で構成し測定する。

ブルーフサイコセラピー:
より短期的か津効率的な援助を探求するもので、多様な流派で構成されている。

社会学

アソシエーション:
特定の関心や目的を実現するために作られる組織。マッキンバー(アメリカ)が集団の一種として設定する。

ダブルスタンダード:
同じ行為に対する評価が男女で異なること

ジェンター・トラック:
職業進出をあらかじめ水路づける構造

ジェンター・エンパワメント:
女性の稼働所得割合、管理職などに締める女性の割合をみる

ジェンター・セグレゲーション:
様々な場面で女性差別の要因になるような男女の生活空間の分離

ステップファミリー:
少なくてもどちらかの配偶者が先に行っていた結婚における子供を持っている家庭

デゥークス:
妻と夫が共にフルタイムで働きながら子供も生み育てていく夫婦のあり方

エイジズム:
高齢者への偏見が強まり、差別を正当視すること
2005.12.10

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