ペルフェナジン perphenazine(JP) 精神神経安定剤 1172

【組成】

[散]:1%,又はこれに相当するフェンジゾ酸ペルフェナ ジン [錠]:1錠中2mg,4 mg,8 mg,又はこれに相当するマレイン酸ペルフェナジン [ 注]:1アンプル(1 ml)中2 mgに相当する塩酸ペルフェナジン。pH:4.5〜5.5 浸透圧比:約0.9
ペルフェナジンは白色〜淡黄色の結晶又は結晶性の粉末で,においはなく,味は苦い。

【適応】
精神分裂病,術前・術後の悪心・嘔吐,メニエル症候群(,耳鳴)

【用法】
[内]:1日6〜24 mgを分服,精神科領域には1日6〜48 mg(増減) [注]:1回2 〜5 mg筋注又は静注(ピ−ゼットシ−は筋注だけ)(増減)

【作用】

(1)薬効薬理(ラット):クロルプロマジンに比べ抗アポモルヒネ作用約20倍,条件回避反応の抑制作用約9倍,抗アンフェタミン作用約7倍
(2)非臨床試験(a)毒性LD50(mg/kg)(ペルフェナジン)マウス:経口=♂306.5♀287.1,腹腔内=♂298♀287.8,ラット:経口=♂211.9♀210.4,腹腔内=♂♀138.1,(フェンジゾ酸ペルフェナジン)マウス:経口=♂624.5♀584.8,腹腔内=♂588.8♀541.9,ラット:経口=♂622.1♀596,腹腔内=♂♀360.5,(マレイン酸ペルフェナジン)マウス:経口=♂404.3♀391.6,腹腔内=♂210.1♀205.8,ラット:経口=♂333.4♀317,腹腔内=♂133.3♀138.1
(b)胎仔試験:マウスに15 mg/kg/日経口投与,ラットに25 mg/kg/日経口投与で口蓋裂 (吉富による)

【製品・薬価】

エフモン4 シオエ-日本新薬 4mg1錠 9.00
トリオミン2mg 山之内 2mg1錠 9.00
トリラホン錠2mg シェリングプラウ 2mg1錠 9.00
ネイカ2 共和薬品 2mg1錠 9.00
パ−フェナジン錠(菱明) 明治薬品 4mg1錠 9.00
パンホリック-R4 竹島-昭和薬化 4mg1錠 9.00
ピ−ゼットシ−散100倍散 吉富 1%1g 14.90
ペルフェナジン錠「ヒシヤマ」4mg 菱山 4mg1錠 9.00

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