02.2.18 メディアなど
やっと友人から借りていたDVDを見ることが出来る。その名も「まほろまてぃっく」夕食のひととき、子供と妻と3人で観る。いやぁ〜、少し恥ずかしかったです。アニメ作成がガイナックスということで、まぁ、質の方は高かったが…。
まほろが主人公の名前で、80年代に人類を守るための戦闘アンドロイドであった。それが、寿命となって残り少ない人生を好きに生きてもいいといわれ、選んだのがメイドさんであった。太字になっているのは、それが「つぼ」だからです。絵柄もそれ系でセリフ回しもそうだし…。まわりを固めているキャラも巨乳女教師の登場とか、いかにもである。しかし、そうしたつぼをおさえながらもはずしたり、お約束ですからといったりいうあたりで、また萌だったりする。それで、結構アニメ雑誌とかでも取り上げられているのを思い出したりして、売れるのは分かるナァと思ったりした。でも、まぁ、あまりコテコテではないような気がするので、面白いです。質は高いしね。

漫画では、「スプリガン」結構はまっています。こっちは、本棚で書いたけど、古代遺跡の超技術を巡る裏の世界での闘争を描いたもの。いわゆるトレジャーハンターものでもあるが、ハンターと違って、すでに発見されているところから軍隊とかと渡り合うスプリガンという戦闘のエリートたちの攻防を描いている。話はまとまっているし、超技術のすごい効力とかと絡み合って、攻防のシーンとか意味を持って描かれているし。う〜ん、平成4年の漫画なんだけど、ときどき、少年サンデーはいい漫画を生み出しているなぁとおもう。「うしおととらお」「からくりサーカス」「タッチ」「パトレーバーもか?」とか。ドキドキしながら漫画を読んだのは久しぶりである。

02.1.24 クレオパトラの葬送
田中芳樹
講談社
2001.12.21

ふらっと本屋に立ち寄ったときに発見した。あっ、田中芳樹小説出したんだという感じ。
中身は、相変わらずスパイスを利かせた社会批評を交えながら、薬師寺涼子が颯爽と事件を解決?する物語である。今回は、最近亡命してきた中南米の元大統領である。う〜ん、結構、これって本当なんだろうか。結構、この元大統領好きだったんだけどな。しかし、う〜ん、ありそうだナァ。という感じだろうか。

02.1.17 BLOOD LINK(赤い誓約)
山下卓
ファミ通文庫
2001.11.30

「獣と神と人」が先に出ているので、実質2巻目ということになる。
まぁ、親友を殺してしまった高校生が、立ち直ったと思ったら優しくしてもらった看護婦さんがパラサイトされて、始末しなくては行けなくなったり、一番大切に思えるようになった9才のヒロインもパラサイトされていて、それを了承していく決意を新たにするとか、まぁ、悲劇のヒーローである。
まぁ、全体としては重苦しい展開がずっと続いているが、謎の結社や対抗組織、パラサイトする虫の秘密、まるで対照的な美形姉妹、ミステリー現象を追うライターなど題材は揃っていて、王道ファンタジーではある。しかし、ヒロインとヒーローに感情移入しすぎるぐらいの筆致で、メロメロに書いてあるあたり、読んでいてちょっとくどいと思ってしまう。私としては、もっと背景の物語を進めながら、巻き込まれ型でカットバックするようなストーリー進行にすれば、重苦しく無くなるんじゃないかナァと思うし、葛藤をもっと深い形で外に描くこともできるんじゃないかと思う。

02.1.14 あるある!夢境学園
新木伸
ファミ通文庫
2002.1.1

あとがきにも書いてあったけど、ありがち、お約束パターン、NGワードなど作品の中に一つふたつ見つけるだけで目についてしょうがないものがある。しかし、それだけのコンセプトで作ったら…
ということだそうです。
忍者ガール、番長、エスパー少女、変身する主人公、格闘女子高生などなどがメインになって、学園の中で暴れるというか活躍する…これって、コメディタッチの「特命転攻生」そのものの世界ではないか!まぁ、風邪をひきひき、でも寝過ぎで寝れない状態で布団に潜って、パラパラッとめくりながら読んでいるうちに終わってしまったのでありました。

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