02.1.13 A君(17)の戦争1
豪屋大介
富士見ファンタジア文庫
2001.11.25

頭休めに、寝る前にこういう本を読むとあまり考えないですっと寝れる。
文献だと、30分で100ページは読めないが、こういう本はテンポがいいので30分で100ページぐらい読めそうな感じである。
しかし、あまりにも内容が腐っていた。フキフキ "A^^;
まぁ、設定とか面白いんだけど、いかにもという展開が続いて、おまけにお約束的なおたく的描写が続きまくるので、脳味噌が腐りそうであった。(寝付きは良かったが)
いじめられっ子でありながら決して屈しないちんちくりんの高校生が、神社の神木に吸い込まれて、異世界にとばされる。そこでは、彼は魔族の総帥となって、人族と戦争をする。魔王は、同じように神木に吸い込まれた人で、アニメおたくであった…。
しかも、80年代のアニメオタクナので、巧妙に伏せられた文字が読めてしまう私が怖い。マク○スとか、ダ○バ○ンとか。

02.1.3 ソードワールド短編集
安田均編
富士見ファンタジア文庫

「死せる神の島」のレビューを書いているうちに再び読み直しをしたくなって、ブックオフにいって探しに行く。「瞳輝ける夜」「ロマールの罠」を探して購入。レビューで書いたプラムとシラルムのコンビを描いたもの。今読み返してみれば…結構つまんなかった。しかし、まぁ、資料としてしばらくは置いておこう。

01.11.12 イリアの空 UFOの夏1
作者:秋山端人
電撃文庫
2001.10.25

これも仙台にいったときに友人から借りたもの。宿直の最中に読む。結局二日くらいかかったかな。
『E.Gコンバット』『猫の地球儀』のシリーズも書いてある。それも友人から借りたのだが、結構この作者、話づくりが凝っている。始めは、何をいっているのかさっぱり分からないような展開から、一気にクライマックスが近くなるといつの間にか全てつながっていることが多い。
『イリヤの空 UFO』の夏も始めちんぷんかんぷんだったが、読み進めていくと、ぼやけながらも全体が見えてきた。続巻が楽しみである。ストーリーは…良くわからんが、まぁ、中学生の冒険というか、不思議少女との出会いで巻き込まれそうな冒険。外は、戦争をしているらしいが、日常にはまだ浸食していない、そんな感じかナァ。

01.11.19 イリアの空、UFOの夏2
2001.11.25
結局、すごく面白くて地元でも買ってしまった。そして、二日かけてずっと読んでしまった。これは揃えていっても面白い小説と判断して、1巻も買ってしまった。
う〜ん、イリアはかなりの「萌」ですな。つぼを押さえまくっています。また、設定が中学生というのがいいです。高校生だと、すこし、アダルトなシチュエーションになるのだが、中学生のほのぼのとした、しかし切実な葛藤とかそうしたのがうまく描かれている。(すこし、妄想が暴走しているところもあるが、中学生にはありがちだろう)

今回は、学園祭がメインである。イリアの秘密や世界が徐々に明らかになり、最後は、一気に開帳という感じだろうか。学園祭の描写も面白い。にぎやかで、迷路のように、何でもありのような活力ある文化祭である。中学校のような義務教育や管理教育ではこんな風にはならないが…。

恋のライバル(死語)も活躍しながらも自爆したり、高校や大学だとドロドロになるんだろうけど、中学校では決定的にならないところが読んでいてほほえましい。学園祭の見学に来た主人公の両親の繰り返されるセリフ、若いっていいナァは、その世界をまとめていた。

01.11.11 KLAN2(クラン)
原案:田中芳樹
集英社スーパーダッシュ文庫
2001.10.30

仙台から帰ってくる途中の高速バスの中で読む。友人が貸してくれたものである。田中芳樹の作品ということで、私の中ではあまり当たりはずれのないもの。
人が、獣になる、狼男のような設定。しかし、完全な獣の形状を取り、半人半獣の状態にはならない。それで、その血族をクランという。その血族を束ねて支配しようとするものとそれから反抗するものとの戦いを描いたもの。
田中芳樹は、飽きない話作りをするので、語りも軽妙で本の厚さも薄いせいか、すぐに読むことが出来た。

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