02.2.10 ブルーローズ
朱鷺田祐介
エンターブレイン
2002.2.20

これもTRPGのルールブック。これは、トレジャーハンターを題材にしている。失われた超技術オーパーツを巡る結社との闘いを描いている。作者は「深淵」をデザインした奇才である。500ページ近い設定やルールをひとりで書き上げている。すごい。
オカルトからハイパーアクション、スペースホラーからサイバーパンクまで幅広く出来そうである。やってみたいのは、「エイリアンシリーズ」(菊池秀行)「DADDY FACE」(伊達将範)みたいなものである。とくに、エイリアンシリーズのクトルフっぽいのかそういうのがいいなぁ。まぁ、機会があればやってみたい。
また、500ページに及ぶ設定や世界はすごく興味がある。地元の神社に隠された秘密とかそういうのでも十分面白そうである。試験が終わったらじっくりと読もう。

02.2.1 ゼノスケープ
輪廻戦記
藤波智之
エンターブレイン
2001.4.6

TRPGの一種で、ずっと買おうか迷っていたが、まぁ、TRPG関係のメールマガジンでプレイレポートがあがっていて、面白そうなので、一応押さえておいた。
輪廻、前世と現在を結び、夢の中でも冒険と現実とのリンクを扱っているようである。前世ではプレイヤーは有名な人物になっていて、ナポレオンでも織田信長とかであるが、現実では普通の社会人だったり、学生だったりする。プレイヤーは転生者として、背後から歴史を操ろうとする様々な結社と戦うことになる。とまぁ、怪しい世界ではあるが、少なくても、昔ある大手の出版社が出しているオカルト雑誌に読者のコーナーで、「私は水星の戦士で、みなさん、覚醒をした人は一緒に戦いましょう」とかそういう類ではなさそうである。
「深淵」というTRPGでは、夢を扱ったファンタジーがあって、それをある意味ヒロイックにしたものみたいで、面白そうである。しかし、TRPGをやる人たちがアニメがすきなしかも、マニアックなものが好きな人のような、購買層に向けたかのようなイラスト群が雰囲気を悪くしているような気がする。イラストの影響はプレイスタイルに大きく左右すると考えるので…

02.1.20 ヒーローウォーズ(英雄戦争)
桂令夫
アトリエサード
2001.11.30

グローランサの世界観での新しい基本ルールブック
昔、ルーンクエストというものがあったが、その改訂版のようなもの。
一応、家にもルーンクエストはあるが、そのころはD&Dばかりやっていたので、あんまり目を通さなかったが、詳細な世界観や様式は、第二期のTRPGのカテゴリーに含まれているような気がする。
詳しくは、次世代のRPGはこうなるに記載されているので省略する。
しかし、その戦闘性のリアルさや部族や神の扱いなどすごく込み入っていて、はまる人ははまるんだろうナァと思った。私も雰囲気は大好きなんだが…昔、取っつきにくいルールだと思ってまだひきずっているところがある。

01.12.5 ブレカナ2nd対応「ロード・オブ・グローリー」
鈴吹太郎
FEAR
2001.12.17

ブレカナのリプレイ集である。実は、第1版も持っていたが、2nd対応ということで、一応ゲットしておく。こういったものは、出ているうちに買っておかないとすぐに絶版になったりするので、糸目を付けないのがコツである。
実は、ブレカナ、世界観とかプレイスタイルがすごく面白そうだと思っているんだけど、いかんせん遊ぶ人がいない。いつかやることを夢見て…

01.11.25 ブレイド・オブ・アルカナ(2nd)
鈴吹太郎
FEAR
2001.12.10

ブレカナのセカンドエディション。まだ、読んでいないけど、前回の修正やら書き直しやらスキルのアップなどで400円高くなっていた。私的には結構こうした雰囲気のTRPGは好きなんだが、やってくれる人がまわりにいない状態。英雄幻想という物で、最後の戦闘シーンとかはおきまりなんだけど、絶大なパワーのぶつかり合いで面白そうである。ベルセルクとか中世の暗い雰囲気を醸し出しているのでホラータッチでもできそうであるが…しかし、最後は奇跡と呼ばれるエネルギーのぶつけ合いだから、一本調子になるのかな…

01.11.15 アクア・ステップアップ
原作:安田均
マンガ:バースコミック
小説:ソニーマガジンズ
各2巻出版されている。(2001.11.15現在)

ドイツのボードゲームを扱った小説&マンガである。内容は至って簡単。たぶん、ボードゲームを扱っていなかったら買わない代物である。マンガのタッチもそんなにうまいわけでもないし、いわゆる、クールな設定の男を好きになる少女のやりとりみたいなものである。ちなみに少女が主人公でゲーム好きなのである。
で、何が変わっているかといえば、ドイツのボードゲームの紹介をしている点。しかも、やっている風景とかコツとかをさりげなく書かれたりしているのがセールスポイント。
ドイツゲームに興味はあるのだけど、実際どういったプレイをするのか、駆け引きの面白い点は何か、そういったことが読めるのは多分、この小説&マンガだけということである。
ゲームへの愛情も伝わってきて、読んでいて楽しそうだナァと思わせてくれる。(ゲームがですよ!)

目次