01.10.17 「アクア・ステップ・アップ」など、ゲーム事情
前々から、気にはなっていたんだけど、いつも題名を忘れていたマンガ&小説。
ボードゲーム(ドイツゲーム)を扱ったマンガとして、日本では唯一の作品。また、SNEが監修をやっているというのは分かっていたんだけど、いざ、どういう題名かいつも忘れていた。ボードゲーム系のサイトには時々、話題にはなっていたのだが。
で、記憶(サイト)を辿って、どうにか題名を思い出して、SNEのサイトから作品一覧から出版社を割り出し、コミックバーズであることが判明。本屋で立ち読みをしてみたら、どうも少女タッチでいまいちであったが、小説もあったのでまとめて買ってみた。内容的には、ほのぼのとしているが、実際のプレイや巻末にあるゲームレビューも分かりやすくて、まぁ、65点というところだろうか。
それにしても、ソニーマガジンというのは、なかなか探さないと見つけることが出来なかった。おまけに、小説は、てっきりジュブナイルの所(角川、富士見など)にあると思っていたが、小説は、ゲーム攻略の所にあるし、マンガは、店員も探してしまうほどの慎ましい置かれ方をされていた。

あと、ソードワールドの完全版をE-HONで注文をしていたが、配送が完了して本屋さんに卸すというメールが来ていた。また、完全版対応のマスタースクリーンが置いてあったが、それに付属するCD-ROMがすごく気になっていたのだが、TRPG系の掲示板で質問をしたら、全く使えないという答えが、丁寧にそうした記事を載せたページをリンクしてくれて飛んでみると、ゲームデザイナー直々の記事で、全くダメであった(プログラム自体が)という事が載せてあった。おいおい、製品のパッケージには「超便利」とか「必携」とか「マスターを楽にさせる!」とか書いてあって、個人のサイトにはプログラマーが途中でいなくなったとか、動作が不安定とか言い訳をして、まったく…。衝動に駆られないで良かった。

でも、ときどき、これから誰もやらないようなルールブックやゲームを購入してどうしようとしているのか分からなくなるときがある。う〜ん、やっぱり、サークル立ち上げるか?

01.10.28 久しぶりにゲームをする
といっても、妻とだが…。
妻は、あんまり考えないで、タイルを埋めたり、並べていったり、陣取りゲームのようなのが私は好きだというので、「フラワー・パワー」はぴったりであった。人生ゲームとか、株とか、あれこれ考えながら組み立てていったりするよりも、自分のやることに没頭できて、考えなくても考えても楽しめるゲームが好きなんだそうだ。ようするに、目の前にあることを埋めていったり、ちょっと考えたりするゲームが好きなのかナァ。
まぁ、そんな楽しみ方もあるということで、「フラワー・パワー」丁度、良かったです。近いうちにレビューを載せる予定ですが、この購入のきっかけは、東京に行ったときに、すでに、ドイツゲームを扱っている店をリサーチしていったのはよいけれど、どういったゲームが面白いのか分からないままにいってしまいました。それで、あんまり大きいものはかさばるということで、新作コーナーで程良いパッケージだったので買っておいたという程度のものでした。
ゲームの方は、飲み込みは妻の方が良くて、3回やって、1勝2敗であった。結構、妻から教えられることもあるし、面白い視点というか、外からの素朴な感想とか聞けながらやれて面白かった。
で、次に、「カルカソンヌ」をやろうとしたら、子供が起きてしまったので、これでお開きであった。(^o^)

02.3.16 安田均のボードゲーム大好き!
副題:ドイツゲームのニューウェーブ
幻冬舎コミックス
2002.3.14

日本初のボードゲームの書籍である。安田均は、テーブルゲームの大御所で、知る人ぞ知るもっとも有名な人である。ファンタジーからSF、昔のゲームの知識の造形から今のはやりのカードゲームまでデザインするまさに巨人である。その人が、ここ最近、注目されてきているドイツにおけるテーブルゲーム、ボードゲームへの知識を惜しげもなく披露し、そして、その熱っぽさを伝える良い著である。ボードゲームといえば、モノポリーや人生ゲームしか知らないそんな人に、そのゲームの多様さや面白さを伝えるには絶好の著となっている。
日本におけるボードゲームは、主にアメリカから輸入され、メジャーな玩具メーカーから発売されてきた。パーティゲームやウノなんかもそうであるが。しかし、ヨーロッパ、主にドイツが今もっとも盛んであり、その面白さは、アメリカを凌ぎ、ゾクゾクと新作が生み出されている。
本著では、その火付け役になった、ムーブメントのきっかけになった代表的な6ゲームを取り上げ、そのゲームの背景や、ボードゲームが広がったきっかけになった要因を優しく解説している。その要因の一つに、簡単なルールで、微妙なゲームバランス、うんと戦略が程良くミックスされ、子供から大人まで、初心者から熟練者まで幅広く、ゲームが表現されるキャパシティにある点であると思われます。そんなことは可能かのか、それができたから、今のドイツゲームの隆盛があるといえると思われる。
後半は、今までの流れを80年代前半から現在に至るまでの代表的なゲームや潮流を会話形式でまとめている。
安田さんは、その9割を遊びきり、その面白さや戦略的な着眼点の特徴などを優しい口調で語ってくれている。是非、買いの一冊である。なお、ドイツゲームの潮流は、日本でも無視できないものとして捉えられてきており、有名な玩具メーカー、エポック社やカプコンなどが大きなデパートなどに展開する予定であり、ますます目の離せない状況となっている。

02.6.11  ネットオークション
久しぶりに、ネットオークションに参加する。たまたま、検索をしたらもう手に入らないと思っていた、ボードゲームが競りに出されていた。このゲームは、結構さがして回っていて、仙台に行くと必ずドサ周りをしていた。流通の方にも乗っていないことが分かり、かなり諦めていただけに、競り落としたときの感動もひとしおであった。「ドキドキワクワク相性チェックゲーム」そのゲームとは、まだ、ドイツゲームの存在があまり知られていないときに、それでも面白いと言うことで日本語化されていたパーティゲームで、流通をしていたときは大きなデパートにもおかれていたと言うことであった。ゲーム風景も「アクア・ステップ・アップ」の漫画版で紹介されていたので、とても興味を持っていた。これは、絶対面白いだろう!と。
また、復刊ドットコムで登録していたTRPGも復刊して、流通に乗ったので通販で注文をする「ゴーストハンター02TRPG」これは明日来る予定。これは、通販のみの発売で、探すのに結構苦労をした。TRPGのNEWSサイトにもあんまり宣伝されなかったし、普通の本の流通にも乗ってくる気配がないだけに、直に訊ねて注文をする。発売前に予約をすれば発送料がサービスされていたらしいが…こういう情報は、東京にいるとすぐに手には入り、しかも発送料が取られないだけにいいナァと思う。地方にいると、常にほしいようなものにアンテナを張っておく必要があって、しかも、もっと面白いゲームがあるかも知れないけど、分からないというのがある。しかし、ゲームは一期一会。出会ったときに面白いと思えれば、何でも良いのだが。

02.7.4  バイキン君の大冒険
ひょんなところから、「バイキン君の大冒険」を手に入れることができる。このゲームは、私が小学校の時にかなりやり込んだゲームで、「おばけやしきゲーム」にならぶ往年のフェィバリット・ゲームである。
バイキン君の大冒険は、おはじきのようにバイキン君のコマをはじいたり転がしたりして1から6まであるミッションを早く達成した人が勝つゲーム。コマの下にはパチンコ玉のようなものが埋め込まれていて、良く滑る。滑り台に転がしてうまく目的の場所に入れたり、坂からはじいて穴をくぐらせたりする。また、ミッションを達成させるためには、何回か魔女のコマと対決をしてチップを集めて条件を満たしたり、アクシデントカードを引いて思わぬ効果を得たりする。
昨今、ドイツゲームが注目されているが、どうしてどうして、個性的なゲームが昔は日本でもあったのである。夜中に、組み立ててルールを読みながらバイキン君をはじいて、案外難しいナァと思ったり、なるほど、結構条件を満たすためには何回かチャレンジをしないと出来ないナァと思ったりと、ゲームの出来に驚いている。

目次