2015.2
障害児への支援を考える

これからの障害児支援(柏女霊峰)

子どもは「小さな障害者」ではない(中村尚子)

放課後などデイサービスの現状と課題(原田徹)
地域により格差があり,放課後は福祉の問題,放課後は教育の問題と責任の所在が吹くと教育の間でキャッチボールされ,窓口すら示さないケースも多く見られた.
放課後デイはもともと障害児学童などを行っていた事業者のほか,介護事業やまったく初めて参入する事業所も多い.また,一つだけの事業所だけを利用している子どもは10%程度,他は複数の事業所を利用.親や事業所の都合に左右されているのではないか.また偏在と不足がある.
職員配置は10対2とかなり少なく,対応し切れていないことが課題.定員数は10人程度であるが増やそうとすると報酬単価が下がるという制度上の問題点があり.低リスク,高リターンとか障害の知識は必要ないとする放課後デイの企業セミナーが全国的に開催しているという…子どもにニーズに基づくことなのか一考を要する.
制度的には学校行事やインフルエンザによる予防などで学級閉鎖などがあるなどデイ利用に影響が出て,報酬収入は減額になるなど経営に不安定要素がある.自治体にも温度差があり,外遊び禁止とか日数制限とかある.送迎加算も同じスタッフが歩いて送ると認められなかったり,50キロ先の利用者も同じ送迎加算だったりする.10対2の職員配置基準では,職員が集まらないとか専門的知識を持った人が来ないなどの問題もある.
子どもの社会性は,放課後に育つ.そのためには充実が求められる.

インタビュー 障害児支援のあり方を語る

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