!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD ??????????//EN"> 2012.11

2012.11
障害者総合支援法と障害者福祉制度の今後

特集の視点として

解説:障害者総合支援法で何がどう変わったのか(大塚晃)
いわゆる障害者総合支援法は2012年6月に公布され,施行は2013年からとなっている.障害者自立支援法改正から総合支援法への流れについて解説している.
法の目的については,「自立した日常生活または社会生活を営むことができるように」から「基本的人権を享受する個人としての尊厳にふさわしい日常生活または社会生活を営むことができるように」と変わった.
障害者の範囲の見直しとしては,難病患者への拡大,障害程度区分から障害支援区分へ名称の変更.特集の視点以外では,地域移行支援(精神病院や施設入所者を地域生活へ戻す)への対象拡大,地域生活支援援助事業(市町村・都道府県が行うべき地域への啓発や人材育成など)の追加などがある.
配慮規定としては,判定では軽く出やすい精神障害者や知的障害者の特性に配慮して適切な支援区分を行うようにするとか成年後見制度の利用促進などである.その他として,障害者および障害児に対する意思決定支援,相談支援の連携体制の整備,貢献などにかかる体制の整備,指定障害者福祉サービス事業者などの欠格事項などを順次整備していくことが決定されている.
課題としては,障害福祉計画では地域移行の推進がうたわれているがあまり進んでいない.計画によるサービスの提供は今後より進んでいくだろう.

その他は,障害種別とか機関それぞれの立場での意見表明の記事だったので割愛する.

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