2010.1
利用者本位への改革はどこまですすんだか(社会福祉法誕生から10年)

利用者本位への改革が目指したもの(河幹夫)
社会福祉基礎構造改革の転換は,社会福祉は市民社会の中に存在する(措置制度から市民社会論へ),それを下支えするものとして経済的な社会的費用(介護報酬や支援費)と法律的な権利擁護が挙げられる.つまり公権力による措置から契約への,それは市民の公平性と対等性を担保するために,費用と法律を整えたと理解するべきである.

座談会

利用者本位,利用者主体を実現するための情報活用とは(生田雅幸)
福祉情報分野では必ず出てくる先生.情報公表制度の活用に加えて,利用者にとっても参考になるような身近な情報提供を心がける必要があることを述べている.また,自施設のサイトの充実の他,一般的な情報公表の場においても定められた情報を載せるだけではなく,利用者や家族に参考になるようなものを乗せていく努力が必要である.

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