2001年練習編
主なトピック

01.3.4 剛柔流の練習
01.7.9 格闘技考
01.7.25 海に行く〜練習
01.10.7 仙台に行く
01.10.8 組み手の講習会
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01.1.21 日本拳法の練習にてトップへ

私にとっての今年の初練習であった。
日本拳法では、防具をつけた投打、極め、が特徴である。
打でも、かなりハードヒットをしないとポイントにならない。
そのため、打の練習もいかにクリーンヒットをさせるかが重点になる。今回、印象に残った先生の言葉に、

「当てるまで脱力し、当てる瞬間に拳に集中的にインパクトを集める。蹴りも同じである。」

と、いった言葉であった。当たり前のことだが、攻撃をしようとするとき、構えているとき、無意識に体に力が入っていて、思うように動けていないのが現状であるだけに、改めて、再認識をした瞬間であった。

01.2.8 練習パンチ編トップへ

練習では、久しぶりに先生が来て懇切丁寧に教えてくれた。今日は、突き形について重点的に教えてくれた。私のフォームもずっとチェックが入っていない状態で、崩れまくっていたのだが、今回の先生の教え方は、とても目から鱗が落ちた。
後ろの右足を移動するときに、突くときに90度に開いたのだが、これを限りなく0度に近くするモノである。意識的に後ろ足を0度にしようとすることで、30度から45度に矯正され、突くとき、凄くコンパクトになっていく。また、90度の時に、前の左足を曲げすぎていたのだが、それを意識的に上げて、(あまりが曲げずにしかし棒立ちにならない程度にゆったりと立つ)前重心を心がけ、胸を反らせず、腰をややだす感じで半身にすることで、連続攻撃が容易になる。今後は、フォームと共に、切れの練習も積んで、パワーを付けていきたい。
一つ一つの動作を大事にして、打った後の引きつけまで意識して練習をすることも教わる。いつも焦って、流れで行い勝ちだが、しっかりとした基本動作の練習が成果を生むことも知っているのだが・・・。
また、新人さんが大きい人が3人いて、今までの道場では、小さい人同士のガチンコであったが、大きい人はリーチが長く、いかに入り込むのか、また入り込ませないかを力説していた。
大きい人は、懐に入り込ませないように、左で刺していきながら流れを作り、小さい人は、動き回りつつ、隙をうかがい、一気に攻めるか、懐に入って胴を抜くかなど技術の話であった。しかし、大きい人も小さい人も組むときはまた、別もんなんだろうナァと、組み手を見ながら思った。

01.3.4 剛柔流の練習トップへ

妻が仙台出身で、出産間近のため、地元の病院に行きどんなもんか見に行く関係上、ついでに(^武道のページを参考にしてください。
それで、地元にいる友人達と久しぶりに会い(といっても3ヶ月ぶりだが)、交友をした。

土曜日に仙台に行き、定期の練習をして、今日、日曜日は組み手の講習会みたいなモノで、講座で言うと、特別集中講座のようなモノである。
昨年の組み手の団体戦では本部の団体が一つも入賞できずに、同じ流派の違う道場が1,2,3位を独占したため(これは、本部直営の道場にとって、かなりショックである!!!)、組み手を強化しようという目的の講座である。

組み手は、毎日に近い練習とパワーとスピードを強化するメニューの反復、そして、スパーリングが一番だが(私的には)、それが出来ない状態であること、それだけが空手の醍醐味でないこと・・・型や古武道の技術の習得も空手という技術の粋であるという側面を考えると、方法論やその方法論を活かした実戦を模索しながら楽しんで強くなるというのが目的のようである。

はじめは、師範からのレジメに即した解説であった。私が参加したのは、第4回という事で、だいたい12回を目安にしているようであるが、攻撃の章の一部であった。
そのあとで、そのレジメに沿った約束組み手を行う。本当に基本的なモノで、いろいろと応用してそれぞれの道場で組み入れてほしいと言っていた。そのあと、若い人たちで、軽めの組み手を行う。私を含めて、仙台の友人2人はかれこれ、試合に出て8年くらいになり、それぞれのスタイルがあるが、他に参加した2人はまだ、日も浅く、いろいろとアドバイスを受けながらスパーリングをしていた。私は、前にも書いたように、右手の小指の筋を切っていたので(全治6週間)、右のパンチが使えなかったので、満足に出来なかったが、それなりに充実した組み手を行うことが出来た。(最後の1試合ぐらいだが・・・)

土曜日の練習も含めると5時間くらいも練習していたことになり、かなり疲労がたまっていた。土曜日は、友人の家に泊まり、日曜日は妻の実家にお世話になったのだが、あんまり疲れて、妻の父母にも気を使わせてしまった。フキフキ "A^^;。

以下、レジメとメモを掲載します。

■牽制(フェイント)
隙を作る
相手の特徴をうかがう、相手の情報を集める手段。フェイントをかけたときに突っ込んでくるのか、待っているのか、後ろに下がるのかなどその人のスタイルを知ることが出来る。
その際に、フェイントと分かるようなことでなく、迫真の演技が必要で、フェイントで終わらないように次につなげる攻撃も用意する必要がある。

虚と実
虚〜体勢を崩さず、攻撃し、相手の出方を見ながら、実〜実際に当てる攻撃につなげていく。

防御の構え
空手では球技とは違って攻守が混然としている。フェイントだけで終わらず、実の打撃を視野に入れ、バランスを考える。

■コンビネーション
次の攻撃を生かす
フェイントなどで崩れない相手を崩す。一発だけの打撃では崩れない、2発目のだけの予備動作として生かす。

連続性(スピード)
一本目と一本目の間が短ければ短いほど速いコンビネーションになる。単調な攻撃も上記のよう速い攻撃であれば有効である。
1撃目を2撃目の予備動作として利用しテンポや切り替えを変えるなど。

同じ所を攻撃しない
打ち分ける。トリッキーなモノ、回転や跳ぶ等も有効である。
また、コンビネーションは3撃くらいを考慮する。

間合い
間合いに会わせた攻撃の切り替え。
コンビネーションの中に、崩しや受けを入れ、相手に攻撃させないのも方法である。

01.5.12 練習不足・・・トップへ

・・・今日は、結局見学に来ていた人は練習に来なかった。

結局、茶帯以上の古株の人たち(私を入れて4人)だけで練習となった。久しぶりのいわゆる手の内を知っている人たちだけでの組み手であった。指を怪我していて組み手をしていなかったことや運動不足が祟って、全然ダメであった。(;-_-X;)
手の内が知れていると、いかに運動しているか、組み手をこなしていて、自分の攻撃に迷いがないかどうかが全ての結果に反映してしまう。ここ最近は、初心者の人に胸を貸して組み手をすることが多く、教えながらという意味合いが強かったが、実力が同等か少し上の人との組み手であれば、その圧力が全然違う。何をしても攻撃が当たらない、自分の防御を破壊して、相手も攻撃がぶつかってくる。
自分の攻撃に迷いがあれば、結局読まれて、踏み込まれてしまう。運動不足だと、パワーで押し切られてしまう。結局、自主練習を地道にこなしていかないといけないということであろう。

01.5.9 久しぶりに練習に行くトップへ

ここ2週間近く練習に顔を出していなかったし、いろいろとあって運動もできなかったのだが(怠けていたわけでなかったがとにかく出来なかったのだ)、今週からまた、仕事の方も一段落して、しかも、シフトが練習にいけるようになったので、顔を出す。
結論から言えば、どんなに疲れていても練習に行けば仕事の疲れはとれると言うことである。この気持ちを忘れなければ、自主練習でもやる気が出るのだが・・・。やっぱり、道場の仲間がいて、スパーリングをしたり、コーチングミットを蹴ったり殴ったりそうした楽しみは、1人では享受できない。しかし、自主練習をしなければ、体力のある高校生や大学生などに押されてしまって悔しい。だから、自主練習は必要であるが、地味だし、時々気が滅入る。また、しばらく運動をしないと、体がなまって、いい状態のイメージからかけ離れていくので、それがいらだちになることがある。(難儀な性格だとつくづく思う)
まぁ、気長に続けましょうか。

また、今日、見学の人が二人来る。とても興味を持って、土曜日にも入りますといってくれた。とても嬉しいことである。(^

01.6.6 練習トップへ

先週の土曜日に練習に参加しなかっただけなのだが、なんだかいろんな事があったような気がして、久しぶりに練習に来たような気がした。しかし、1週間ぶりに過ぎなかった。しかし、いろんな事があったり、重なったりして、1週間自主練習をしなかったので、組み手はすごく不安であった。また、基本練習でも体力的にもしんどかった。やっぱり自主練習をしないと、弱気になってしまう・・・。
昨日、なぜかプライド2000グランプリで、ホイス・グレーシーと桜庭の一戦を観て、寝技にすごくはまってしまい、組み手では、寝技中心に切り替えた。といっても、いきなり寝技に持っていくのでなく、打撃から自然な形でクリンチ、組み技→投げ→寝技と意識をする。
いままで、打撃中心に練習をしてきて、寝技になると脱力感がでてどうにも簡単に組み敷かれてしまっていたが、最近は力の使い方が分かってきたのか、組まれても冷静に対処し、投げられても体を入れ替えるなどして上になるコツがつかみかけてきた。
前は、組まれてから余分な力が入って、また組み敷かれたからも無駄な方向に力を加えて、跳ね返そうという意識が強かったが、いまは、それほど苦痛でもない。
今までは、本当に組み技関係は、エスケープくらいしか練習をしていなかったが、もっと、積極的に練習していればよかったと思う。
今後は、投げることを覚えて、投げてからの自然な形での寝技への移行を念頭に置いて練習をしよう。もちろん、打撃でも取れるときは取れる切れも必要だが・・・。

武術と何かということについてあるジュブナイル小説の「あとがき」の中で書いてあったので、抜き出してみました。面白いと思うので、一読を・・・。

01.6.9 練習などトップへ

久しぶりに先生の下での練習であった。来ないときは、自分のペースで練習するため、ともすればだれてしまうところがあったが、先生が来ると、ホントに締まる!組み手では、やはり、寝技をきっちり行うようなスタイルで行う。前は、強い人や同等のレベルの人に組まれた場合はエスケープを中心にしていたが、捕まって投げられると、エスケープしかできない私は、いつも組み敷かれて料理されていた。(;-_-X;)それで、どんなに面倒でも、クリンチの状況になった場合は、投げ合いや組合に徹して行う。覚悟が決まれば、結構、冷静に対処できるし、体の動かし方とかも一拍の間から操作することが出来る。(ダメなときはトコトンダメであるが)それに、疲れない!
組み手の後に、まだキレがないから、余計な踏み込みや距離が短いと先生に指摘される。腰のキレが生まれると、パンチの距離が伸びると話された。途中でスタミナが切れて、一杯一杯であったため、自主練をしていきたい(7月8日が大会である)

01.6.27 練習トップへ

梅雨らしい天気で、一日細雨が降っていた。今日も職場を休み、ゆっくりと床屋に行ったり、蛍光灯の壊れたのを買い換えたりした。自転車でさし傘をしながら、ズボンを濡らして。ついでにパチンコ屋にも行ってしまった。この頃負け続けて、学習をすればいいのに、また、負けてしまった。そのあと、B-KIDで「けいどろゲーム」を購入。ボードゲームである。

1週間練習にも行かなかったし、いろいろとあって、体がだるかったが、借りていたコーチングミットとかあったので、練習に行く。すでに基本練習が終わっていて、私が柔軟をしているときに、防具をつけるように話される。コンタクトをはめに行くと、1個しかない。すごく遠近感が変だ。しかも、今日は湿度100%で、防具の面がすごくうざったい。すでに、打ち込み稽古の時に汗で、コンタクトがずれているが、グローブに阻まれ、面に阻まれ、結局、なんだか二重にぼやーと見える状態でスパーリングを開始。二ラウンドでもう、バテバテで、回蹴をしたくても足があがらない。パンチのきれも悪い。投げられて、その後にガードするのが精一杯。四ラウンドあたりでは、無意味にかけ声をかけなければ、体が動けなくなり、一週間のニコチンと運動不足で、なんだか病的な咳が出始め、六ラウンドで、もう吐きそう。七ラウンド目で、先生に、もう限界です…。はじめてのギブアップ宣言で、何とも情けなかった。
しかし、ここ数日のモヤモヤとした、やな気分は吹き飛んでけだるい疲れと、頭が真っ白になって心地よかった。
先生も私がギブアップしてから防具を始める。先生の動きはほとんど芸術である。すり足の静かさ。踏み込みと間合いの的確さ。的確な防御、攻撃。身体表現の多様さ。(どんな状況でもそれに応じた多彩な攻防)しかも、攻撃の意味のレベルも高い。う〜ん。(^o^)

01.7.9 格闘技考

現在27才であるが、中学の時から始めたので14年以上何らかの形で格闘技に接してきた。また、ちゃんとした組み手を始めたのは、大学の時だから、コンスタントに試合にでて7年以上になる。そうなると、ある程度のレベルというものや分をわきまえてくると同時に、見えてくるものがある。それは、当たる間合いやそれに伴う、タイミングや自分のスピードやら調子を総合して、相手に対するという駆け引きの部分である。試合に向けてコンディションを整え、昨年よりも運動量が増えていて、いわゆるパワーアップしている状態であれば、かなり、行動に自由が約束される。相手のスピードが遅く、隙が多く見えるようになる。また、ここにいまキックをすれば当たるなと確信を伴ったスペースが見える。また、相手の圧力がかからないので、きっかけをつかめば畳み込むこともできる。それは、一方的な思いこみでもなく、的確な攻撃を組み立てられる。しかし、パワーダウンした状態の時は、そうした隙も、スペースもあっても、攻撃に自信がないため、後手後手にまわり、結局やり込められると言うことになる。相手が、フェイントをかける、下がる、間合いを詰める、攻撃(防御)のバリエーションなどは、その一瞬(間合い)では、考慮する必要がない。煮詰められた空間を作り、相手にここで攻撃しないといけないシチュエーションに作り上げる。(そうした瞬間は必ずある)そこで、相手の攻撃をはずすとか、攻撃の選択の幅を狭くした状況で対応をするとか、そうした、戦略のようなものを身につけれたように思う。よって、身体表現という技術とそれを操れるボディバランスが必要になってくるのだが、やはり、長くやっていないと、この二つは身に付かない。
いまの道場に高校生や大学生が多くいる。皆、私よりもパワーがあり、ぶつかってきたり、きっかけを与えたりすると大変苦労する。もちろん、体調やモチベーションがあがっていないとやりこめられることもある。しかし、彼らは、手や足を出して攻撃をすれば当たると思っているが、ちょっと間合いをはずせば、全然当たらない無意味な攻撃をする。人にヒットさせるという意味を知らないことが多い。手数、足数ではなく、確実な間合いやタイミングを身につけて、的確な攻撃をするということが出来ない内は、たぶん、その辺のことも頭にあるんだろうけど、どうしたら当たるのかというのが分からないし、自分も昔はそうだった。中には、天性で、そうした間合いなどのプロセスを踏まないで、ぶつかってきて、すばらしい攻撃をする人もいる。まさにエネルギーでぶつかってきて、それに対応するよりも早く踏み込んでくるというものである。こうした、人に対して対応するとしたら、やはりパワーで補わないといけないが、こうしたエネルギーは若ければ若いほど敵わないというのも事実である。
しかし、この頃、寝技、組み技が苦痛でなくなったし、冷静に対処できるようになった来た(昔に比べて)より、技術を磨いていろんな意味で対応をしていきたい。それと同時に、自分の得意なスペースや攻撃パターンなどを磨いていき、多様で総合的な格闘をしていきたいと思っている。いまは、発展途上だし、しかし、駆け引きとか機微が見えてきて一番楽しい時期なのだろうと思う。

01.7.18 久しぶりに練習に行くトップへ

なんと3週間近く練習に行っていなかった!妻の出産が6月22日だったので、その後は満足に自主的にトレーニングもできなかったし、練習にも行かなかった。言い訳に過ぎないが、練習にいけない精神状態であったのだろう。また、7日からなんだかんだ言って、休みがなく、予定が入っていたため、自主練習も単発になり持続性がなかった。
練習では、先生はたまたま休みだったようで、行ったときには二人しかいなかった。しかも、行ったときには壁にへばりついて足上げの柔軟やキックのフォームのチェックをしていたため、広い畳のスペースだけが寒かった。私の通っている道場は、公共の武道館で、柔道場で行っている。その柔道場は3つのスペースがあり(3つの試合が同時のおこなうことが出来る)、一つずつに違う流派が練習をしている。少林寺拳法は小学生から大人までだいたい常時30人くらい。隣のコートでは、大道塾とグレーシーが混ざったような総合格闘技が行われている。総合格闘技も昨年までは隅っこで2〜4人くらいで、ちまっとやっていたが、秋田の情報誌(タウン情報の類)に載ったのがきっかけで、常時10人以上が来るようになっている(女の子までいるよ!)。少林寺拳法なんかコートに入っているのが窮屈なくらいいるし、隣のコートもそれなりにスペースを活かして練習をしている。しかし、私の所だけ、なんだか自主練習に来た有志で、ちまちまっと次何やる?なんて相談しながらひたすら基本をしていた…。 
練習自体は、体がなまりまくっているのがすぐに分かり、途中でギブアップしそうになった(この頃根気がなくなってきた。それにやせ我慢もできなくなってきた)あぁ

01.7.25 海に行く〜練習トップへ

施設行事で、利用者の中から学齢の人たちを連れて、海に行く。今日から養護学校は夏休みである。近場の海に行く。今日の天気は、雨が振りそうで振らない変な天気であったが、カンカン照りでなかったため、砂は熱くなく、海の水温も程々であり、充分楽しめるものであった。しかも、波が高く、波打ち際で戯れるには格好の日和であった。海を楽しむ人、泳ぐ人、はしゃぐ人がいる一方、あんまり興味を示さない人や、状況を飲み込めない人まで多様であった。私自身は、今年はじめての、そして、唯一の海である。充分に楽しんだ。一般の人も結構いて、ビキニが今年の流行なのかなと思った。(^

帰ってから、練習に行く。先生が、8月の中旬まで練習にこれないと言うことで、まぁ、教えに行ったようなものであった。道場に行くと白帯の人が3人しか来ていなかった。(結局、それ以降は来なかった)基本をフォーム中心にみっちりやって、そのあとは、一人での移動稽古(コンビネーション)、二人での受けと掛かりの移動稽古をして、あとは3連撃以上の蹴りと付きを複合させたコンビネーションをして、あとは首相撲からの一連の流れを行う。こうした、ノウハウは少林寺拳法や剛柔流などのの練習方法から学んできたことだが、日本拳法は単発での一撃を重んじるのだが、こうした身体表現力を高めておくことも必要であろう。とっさに出る攻撃というのは、案外侮れないし、それが意識的でなくても、体が覚えているのとそうでないのでは、トータルで違ってくる。もちろん、試合では、確実な、もっとも自信のある攻撃がポイントとして取られて行くが、それは、右ストレートや回蹴の一本であったりするが、その過程で、それだけしかできないのとそうでないのでは全然違うというのが持論である。(異論はもちろんたくさんあろうが)「北斗の拳」のラオウのように、一撃で相手を粉砕するのであれば、大山マスタツのように素手で牛を殺せるのであれば、当たれば、粉砕できるだろうし、そういう思考で練習を積んでくる人には、独特の迫力があるのも否定できないが…。格闘技を楽しむという視点で、流派による様々なバリエーションの中から、その流派に有効である攻撃の幅を広げていくのが、良いのではないだろうか。

01.8.25 練習に行くトップへ

久しぶりに練習に行く。お盆やワールドゲームズで道場が使えなかったというのもあったが、やっと行くことが出来た。先生からじっくりと教えてもらえたのも久しぶりであった。今日練習に来ていた人は、馬力とスタミナがある人だけだったので、スタミナのない私は、何とか練習について行くので精一杯であった。
今日は、パンチとキックの基本動作のチェックをかなりの時間を費やして行われた。パンチでは、少し猫背になって、腰をぶつけるようにして、引き手は内側に絞りながら、並行に腰を回転させて、けれどもあまり腰を曲げないで、打つというのをみっちり教えてくれる。やってみると、すごく窮屈である。(..;)しかも、ゆっくりと動作を確認しながら何本も行うため、前足の左の膝が笑いそうになる。以前にも書いたが、体は、45度の前傾姿勢を保つ。パンチを打った後にも前傾姿勢を崩さない。など、細かいフォームのチェックがある。それに、移動まではいると、より複雑になる。長く武道をしてきたつもりでも、いろんな意味で、基本は奥が深いと思う。そして、それを相手に的確にあてるとか、カウンターとかあてる技術も含んでくると、いかにフォームを崩さずに的確にあてるかということになる。逆に考えると、フォームがしっかりしていないと当たらないというのもあるし、的確にあてるにはフォームがしっかりしていた方が確実であるというのもある。
まぁ、しばらくはフォームの矯正が私の中で一杯一杯になるのだろうが。

01.9.4 練習に行くとトップへ

久しぶりに練習に行く。先週は、水曜日も土曜日も泊まりで練習に行くことが出来なかった。
そうしたら、外人が二人もいるではないか!それで、大学生がひとりで基本の練習を教えている。何とも、奇妙な光景である。どうやら、外人は英語の先生のようであり、日本語もある程度理解できるようである。しかし、ひとりが日本に来て一年しか経っていなく、ほとんど、コミュニケーションが取れない(「もう、ちょっと、ゆっくり話してくださ〜い」と何度も言われた)。しかたなく、片言の単語と後は、動作を一つ一つ、無言で見せたり、手取り足取り教えるはめに…。
しかし、二人ともでかい!彼らの顎の位置に、私の頭が来る。2メートル近くあるんでないだろうか。
とりあえず、基本を行うが、コミュニケーションが難しいので、教えるにしても、どう話したらいいのか分からない。腰って英語でなんて言うだろう、とかとっさにでないので、やっぱり無言になってしまう。

途中から、先生が来て、外人に防具を付けた試合形式や、実践を見せることになる。打ち合わせなしで、「見せる」ための防具は難しい。先生が何を狙っているのか、自分が攻撃したいパターンを読みとってくれるのか、あんまり形式的だと意味がないから、実践に近い形でとなると、フリーでありながら、相手の攻撃を受けるということを考えると、なかなか思うように動けない。最後は、先生にお任せで、やられ役に徹していた(そう見せないようにもしたが)。

外人が来ている。その事実やこの人達を大事にすることによって、うちの道場の良い勉強になると思う。交流という形、日本拳法を伝えることなど。まぁ、いつも使っている言葉や単語が、通じたり通じなかったりするので、彼らの分かる単語に合わせて、単語が分からない場合は、言葉を換えたり、自分の分かる英単語を駆使したり、コミュニケートを取るということが最大の勉強だろうナァ。(..;)
まさに、関わらざるを得ないシチュエーションとはこのことである。(楽しみなんだけどね)

01.9.12 練習トップへ

久しぶりに人数が揃った。昨日、アメリカの貿易センターに飛行機が突っ込むテロがあったため、アメリカ人は来ていなかったが、イギリス人は練習に来ていた。まわりでは、この話題で持ちきりであるが、私にとってはどうでも良い話である。
久しぶりに大学生とか古くからいる人までぼちぼち来ていたので、防具もそれなりに盛り上がった。しかし、やはり私は、スタミナがないため、最後の方になってスタミナが切れるとげろを吐きそうになるので、その寸前までいって、高校生に立て続けに2本取られる。普段、教えている立場なので、めちゃくちゃ悔しかったが、前のスパーリングで、大学生とやって、寝技の攻防で踏ん張りすぎてブリッジしながら、上から押さえつけられて頑張っているうちに、背中がミリミリと音をたてたので、力が入らなかったのもあったし、集中力もなくなっていたので…
フォームを崩さずに、的確に心を込めて打ち込む練習をしよう。向き合ったときに、フェイントや距離の出し入れをするうちに自然にフォームが崩れる傾向にある。相手の圧力に屈しているところもある。相手の圧力を粉砕して、動じないで踏み込む勇気が必要である。そして、攻める気持ちと、的確な攻撃を心がけよう。

01.9.15 練習トップへ

今日は、仙台にいる人が練習に来ていた。その人は、ずっと一緒にやってきた人で、道場では兄弟子のような存在の人である。私の逆バージョンである。(仙台の剛柔流)
練習不足であるということで、防具の方は調子が悪かったようであるが、もうひとりの兄弟子も来ていて、昔の道場での練習の雰囲気を醸し出していた。どちらも、先生が始めの頃から教えている人たちで、いわゆる先生と青春を共有している人たちである。泊まったり、飲んだりしていたのだろう、傍目から見て、先生のとっても特別な二人であると思う。どちらも我慢強い性格で、結構無茶な防具のラウンドをこなしたり、先生との組み手もバタン・キューするまで行ったりする。そんな二人である。
今回、私は練習の日の間隔が短かったおかげで、動きは良かった。後半は、出来るだけフォームを固めて、相手の圧力に屈しないように、動かないで間合いに入ったときに心を込めて打ち込むように心がける。それで、不発であってもしっかりと仕切り直しをするか、一気に攻めていきコンビネーション、クリンチ、寝技の攻防とつなげるようにする。今回は、左の回蹴が自然にでたため、フィニッシュで決めることが出来た。
一度差し手争いで、相打ちになるとしきり直しが難しい(ずっと間合いを取って時間をかけるべきか)。
内側からまっすぐ打っても、相手がひるまないとなかなか決まらない(回転を速くするべきか)。
など、考慮するべき課題もあった。

01.9.29 肩を捻挫するトップへ

練習で、寝技がこの頃返されるようになってきた…
パワー不足だろうか。まぁ、いつもの高校生と大学生だけの練習だったので、読まれているのだろうか。
それで、腕の逆関節技の応酬で、エスケープをしたときに変な方向にひねったらしくて、肩が痛い。
あんまり腫れてもいないし、これは、靱帯いったかぁと思ったが、月曜日に通院をしたら捻挫ということであった。全治3週間といわれるが…
左の肩なので、あんまり日常生活に支障はないだろうと思っていたが、それが結構ある。
物を取るときに手を添えたり、ちょっと力を込めるとピキピキといって痛い。つくづく、靱帯は精巧な糸で出来ているものだナァと思った。ちょっとでも支障があると、すぐに動作に響くという意味で。

01.10.7 仙台に行くトップへ

久しぶりに仙台の道場での練習となる。剛柔流の大会も11月にあるためある程度距離とか間合いとかを計っておきたかった。
日本拳法の間合いと剛柔流の間合いは微妙に違うし、攻撃パターンも違うので、当たる攻撃とそうでないのが、結構明瞭に別れる。剛柔流の方は、右の胴や面の回蹴が主なポイントになる攻撃なため、蹴りを見越した右拳のカウンターなどが有効になる。当然、コンビネーションでも3打までがせいぜいで、後はほとんど乱戦として当たっていてもカウントされない。よって、すばやい一撃や一方的なコンビネーションが有効である。日本拳法では、強い攻撃が相手の顔をのけぞらせる、いい音で攻撃が当たる、寝技など「決め」を中心に取ることが多い。
今回、いつも車で道場まで送ってくれる友人が仕事が忙しいということで、もうひとりの親父さんにおくってもらう。フキフキ "A^^;
練習は、いつもの通りに、基本、ミット、型を一通り行い、最後は軽く組み手を行う。といっても、ほとんどが初心者等で、本気で行うというよりも、稽古を付けると行った類であったが。友人とは、何回か本気で組み手をしたかったが、1回目で防具をつけていないところ、左足の股関節にジャストミート、しかもカウンターで入ったため、続行不可能になってしまった。
その後、軽くやりあったが、彼とはかれこれ、10年以上のつきあいだし、それこそ数え切れない程、組み手の練習をしているので、だいたいの手の内は分かっている。しかも、私は、会心の一撃を彼に入れたことがあまり記憶にない。とにかく、苦手のタイプである。
練習が終わり、珍しく、飲もうといわれて、中華→カラオケ→ショットバーという、彼とのつきあいの中で1回あるかないかの流れであった。いつもなら、彼の家の近くのファミリーレストランで夕ご飯→テレビゲームというのが定番だっただけに新鮮であった。しかし、股関節の付近をひどい打撲のため、歩くのがつらかった。

01.10.8 組み手の講習会トップへ

館長に、13時から組み手の講習があるので、12時くらいに来て、昼食をおごるよといわれて、西多賀までバスで途中まで行って、足を引きづりながら向かっていった。車に乗せてくれる友人Sの存在はやはり大きかった。二人して、仙台を車で移動できないなんて…。途中といったのは、乗ったバスが、西多賀の方面までいったのだが、目的地から離れていきそうであったからというのが、理由である。
館長は、焼き肉をごちそうしてくれた。私が秋田から来たことに対する歓待であった。ありがたい。
組み手の講習会は、月に一回行われているが、もう一回で終わりということで、前回までの総合的な復習であった。
始めは、構えの基本から始まり、カウンター、突きと突きの防御という流れであった。カウンターから防具を着用して実際のセッションを行った。参加人数は10人でどうやらいつものメンバーであるようであった。
構えの基本は、相手の目を見ながら、全身が見れるぐらいの間合いがちょうど良いということで、顎、胸、肩、肘、拳の位置、膝、かかとなどのチェックを行う。オーソドックスな形であるが、構えが崩れるような移動や攻撃は、ろくでもないということから、重要なことである。
カウンターの練習では、タイミング、スピード、間合い、牽制からの攻撃、攻撃後の防御をしっかり行うなどのチェック項目があり、これもまたオーソドックスに、掛かりが右の胴回蹴に対しての、受けが右拳の胴突きを行うというものであった。相手が攻撃する前に、こちらが機先(タイミング)を制して攻撃するのがカウンターであるから、スピードは速くなくてはいけないし、的確な間合いもつかまないといけない。牽制するにしても、牽制したつもりが相手に攻撃されては、牽制の意味がないし、攻撃が当たったからといって、気を緩めると相手の反撃を喰らうので、防御もしっかりしないといけない。そういうことである。
突きと突きの防御は、重い突きとは何かということで、パンチを繰り出したときに相手のかわした方向にぶつけて、体勢を崩していく練習であった。相手のかわそうとしている方向に拳を繰り出していこうとすることも大事である。始めは、右拳の面を狙った攻撃だけであったが、後半は、胴突も可となり、結構かわしているつもりでも、胴は何本か入れられた。

実際に、このようにセッション形式となると私は、どうもへたくそのようで、なんだかうまくやることが出来なかった。う〜ん、技術がないのかナァと思ったりして…。

01.10.27 久しぶりに練習に行くトップへ

左の股の打撲、肩の捻挫などで、しばらく塞ぎ込んでいたんだけど、まぁ、いつまでも練習に行かないのもなんだし、試合も近いということで行く。
まぁ、組み手をしないので怪我のしようがないが、左の肩はまだ痛くて、しばらく練習をしていると、しびれるような痛くなる。股の方も、完治していないのか、踏ん張りが弱くなる。でも、まぁ、練習にいけたことは嬉しかった。それで、やっぱり、パンチやキックを出すときに始めの一歩の瞬発力や、半白の間合いからのすばやい動きが出来なくなっていた。感覚的に、相手の一呼吸の4分の1に、呼吸を圧縮して、相手の動こうとする半白の間にぎゅっと動きを詰めるには、集中力と瞬発力が必要であるが、それをしようとしても息がすぐに上がってしまう。それを仮想してミット練習をしただけである。う〜ん、すぐに体力は衰えるものである。
(たとえていえば、100メートル走のピストルのなる前となった後のコンマ何秒の踏み込む瞬間に全エネルギーをぶつけるような感覚。)
帰りに、自転車が盗まれていた。スポーツ施設の管理者に聞くと、カギを無くしたからペンチとドライバーを貸してくれと来た高校生がいたとのこと。高校生の話では、巻き付けるチェーンのカギを無くしたとか、おいおい、チェーンのカギを取るのにペンチとドライバーで出来るのかい!それにしても、あんなオンぼろママチャリを盗むたー、どういう了見だ。仕方ないので、とぼとぼと重い防具を背負って家路についた。

01.11.7 久しぶりに練習に行くトップへ

前日、すごく飲み過ぎて、午前中は二日酔いのために年休(仕事を休む)を取る。
本当は、今日飲みのはずであったが、今日は練習に行って組み手をしないといけないという理由で前日にしてもらった。
よって、いくらからだの具合が悪いといっても、練習に行かないわけにはいかなかった。
練習では、外人さんが大会にでるということで、防具をつけていた。2メートル近くあるので、全然、顔にはパンチが当たらない。しかし、まだ、初心者なので、コンビネーションで胴を抜くことは出来る。また、組みでもそんなに力があるわけではないので、崩していけば身長があるだけに、ひざが折れるので、組みで一本取ることが出来る。でも、やっぱり大きいのは良いことだ。ちょこんと左のジャブを出しただけでも、中に入れないので…
二日酔いで仕事を休んだ割には体は動いた。(日々のトレーニングのおかげだ)しかし、すぐに息が上がる…。もっとも、短期決戦型なので、ガンガンぶつかっていけば、それなりに結果がでるので、そんなに疲れないが、瞬発力と爆発力だけなので、かわされたりすると、泥試合になってイカン。今回は、当たるかどうか分からないけど、とりあえず右のストレートを強引にでも出していこうという練習を心がけた。コンビネーションで左から出していくのがセオリーだけど、そうしたのに崩していくには2分は短い。右からのコンビネーションもコンビネーションであるには、相手の関わりの中でつぶされるし、右、左とつなげることに意識がいって、モチャモチャした印象を与えてしまう。よって、ガツンと右でかますつもりで出す。それが良かったのか、結構、入るし、審判をしている先生もすっきりと取ってくれる。
でも、組み技に関しては、いろいろとまだやらないと行けないことがたくさんあった。組み方から、投げ方まで戸惑うことも多いし、どうしたらいいのか分からないことが多い。

01.11.14 練習トップへ

これで、試合前最後の調整になる。
大会にでていたこともあって、しばらく運動をしていなかったせいで(3日であるが)、パンチに力が入らずに押し込まれたり、ジャッジが取れないこともあって、かなりしんどい組み手となった。(もっとも、泊まりの明けであったが)
外人さんは、月曜日は先生の個人教授をしてもらっているらしくて、なかなか一本を取るのが難しかった。やはり、パンチで一本が取れないのは苦しいものである。
しかし、たった3日で力が落ちるとは!でも、やっぱり、ずっとやっている人からすれば、アッという間に持っていかれてしまうために、修練が必要である。もっとも、あと10日もすれば試合があるので、それまで自主練習をしていこう。
今日は、珍しく、後ろ回蹴が顔面にあてることが出来る。ひょんな拍子で、フッとはなったら当たったという感じであった。もちろん、後ろ回蹴を放とうとする動作をしたが、当たるかどうか分からなかったし、結構、自然な感じであっただけに不思議であった。蹴りに関しては、最後まで狙って攻撃しようとすると力が入って読まれてしまうため、このように、フッと自然な感じで出た攻撃が案外当たるのかナァと思ったりする。

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