第32号  02.11.25

"あなたの背番号は?"
                  住基ネットの廃止を!

 日本という国はとても不思議な国ですよね。
全国3300の市町村のコンピューターが連結する「住民基本台帳ネットワーク」が8月5日よりスタートしました。私の所にも10日頃郵送されて来ました。保険か何かの通知かと思って開いて見たらこれが「番号通知」。
 中野、国立、杉並、横浜等ではこれは重大で危険との見解から反対しました。「個人情報保護法案」が先送りされてのスタート、つまり法整備がされていないままのスタートです。
 この国民総背番号制度を導入すると番号コードの悪用や乱用があった時、個人のプライバシーは?国や自治体の責任と罰則は?ハッカーにねらわれてセキュリテイーが破られれば個人のプライバシーなど風前の灯火です。これにどう対処するのか、その責任の所在は? 疑問噴出です。一カ所でも問題が起これば蟻の一穴です。
 このような重大なことを法整備ができないままスタートさせたのです。前に国会に出されていた「個人情報保護法案」はいつの間にかお上に対しての罰則がなくなり、政治家と官僚をマスコミから守るための「メデイア規制法」なるものが顔を出し、そのため国会では先送りされてしまいました。
 国や役所の人間は「住基ネット」で不正をしようと思えばいくらでもできます。従来の公務員法の罰則に手を加えただけではすまない大事件に発展する要素をはらんでいます。一度スタートしてしまえば個人のプライバシーはどうなるのだろう。
 日本という国はとても不思議な国ですね。
 「国民総背番号制」すなわち「住基ネット・・ICカード」なるものがつくられると、そこには新聞一面分の個人情報が入る。犯罪歴や病歴、性格、思想など、あらゆるものが入るという。国や自治体が管理するので国民一人ひとりが完全に支配されます。エレクトロニクスに関するもののすべてには完全なプライバシーなどありません。Eメール、携帯電話などは全部どこかでチェックされかねないのです。
 もう遅いかもしれないけど「住民基本台帳ネットワーク」は廃止して欲しい。9月にはいってから中野区では反対した。遅いと決めてしまったら負けです。
 私も今日、送られてきたハガキを区に背番号をマジックで消して(意思表示の意味で)返しに行きます。【青戸・吉川】
*来年夏には住基ICカードの配布が予定されている。


東立石〜奥戸
中川に新たな橋を架け、南北に延びる大型幹線道路を作る計画が、まだくすぶり続けている。

 これは、立石の旧ミリオン座の前の道・バス通り(都市計画道路補助274号線)が奥戸街道にTの字に突き当たったところから南にこの274号線を延伸し、東立石4丁目を通り抜け、中川に対岸の奥戸に向けて橋を架け、さらに奥戸1丁目から東新小岩6丁目、東新小岩4丁目を切り裂き、蔵前橋通りと交差し、その先の既存の補助284号線とつなごう、というもの。これができれば、大谷田、亀有方面から江戸川区にまっすぐに抜ける南北縦断道路となる。環七の迂回路ともなるものだ。
 昨年、区の建設部計画調整課は、奥戸1丁目住民が中心となった反対運動に直面し、一旦「中止」を発表した。ところが、その一方では、東新小岩4,6丁目で測量のための住民説明会を開いている。この地域は東立石4丁目、奥戸1丁目と違ってすでに昭和41年に都市計画決定され、地図上に線は引かれている、というのがその理由だ。奥戸の森永乳業前の通りと蔵前橋道りとを結ぶ単なる地域道路のように区は言うが、都市計画決定では道路幅16mだったものを、18mで作ると住民に一方的に説明している。これは将来、「中止」した大型縦断道路計画(幅18m)が「復活」した場合に備えてのものであることは明らかだ。

 利便性よりも環境を、
  アスファルトよりも緑を!

 東立石4丁目にある製薬会社跡地を公園として整備する計画も、来年度着工に向け動き出している。区の当初の道路計画ではこの公園の真ん中に、橋を架け奥戸に抜ける大型道路が貫く予定だった。いま区は地元住民に呼びかけ「公園づくり勉強会」を設けている。貫通道路計画はもうないようなポーズをとっているが、一方ではこの地域の「みちづくり検討会」も進めており、「住民参加」の形を取りながら、あくまでも道路計画を推進する腹のようである。
 利便性よりも環境を、アスファルトよりも緑を。多くの人々がそれを望みつつある。大型道路建設はその願いに逆行する、壮大な無駄である。【立石・山原】

☆中川が大きく蛇行したところに鉄骨が建ち、10月末から工事が始まっているが、これは「スーパー堤防」の工事だそうです。コンクリート堤防の外、川の中で工事は始まったが、これがちょうど計画道路の橋脚にあたるところだから何とも・・・・、まぎらわしい。道路計画は「中止」になっているのに、「公園」「スーパー堤防」と大型公共工事がこの一点に集中しているのは、偶然か。【編集委】

*「地元住民説明会」がいろいろな形で開催されています。東新小岩、奥戸、東立石のこの計画道路に関連する情報やご意見をお寄せください。


どうなる?保育園!
 〜葛飾区、保育園「改革」案を発表〜


 葛飾区子育て支援部は「保育サービスの再構築(素案)」を発表してひろく区民の意見を求めた。(11月15日締め切り)
 「保育サービスの再構築(素案)」の考え方は@福祉的サービスから子育て家庭支援へ A利用者が選択できるサービス B多様なサービスの展開 となっている。また、待機児童をゼロにするということが大きな課題として取り上げられている。具体的には区内を7ブロックに分けて認可保育園の機能分担を行うことなどがあげられているが、後半に載っている資料は公立保育園の年間収入・支出の比較、公立保育園と私立保育園の主要経費比較、公立保育園の職員人件費の推移、といったものだからねらいは一つ。待機児童ゼロを目指して、とは言うけれど要は経費節減、というふうに読みとれる。

保育サービスの再構築と言いながら
人員削減、民間委託の提案

 子育て支援部子育て支援課はすでに、区の労働組合に現行区内42園の保育園の703名の保育士を324名の正規職員と336名の人材派遣職員に、126名の調理師を42名の正規職員と人材派遣職員に、用務職員は全員人材派遣職員とする案を検討素案として出している。その先は順次民間に委託していくというもの。区民に提案されている「保育サービスの再構築案」では再構築をうたいながら公立保育園の人件費がいかに大きな負担になっているかを宣伝し、一方、働いている人たちには人員削減と経費節減、人材派遣職員の導入、民間委託をせまっている。これが役所の仕事のやり方か。あまりにも「保育サービスの再構築」とかけはなれている。子供のことを考えている「改革」とはとても思えない。
 問題点を整理してみよう。

@公立保育園は今のままでいいのか、改善すべき点はないのか? 民間保育園はどんな問題に直面しているのか? (両者のよい点をいかし、悪い点を改める改革案を)
A公立保育園の人員削減、民間委託について
B待機児童ゼロに向けての取り組み。
 これらの問題がひとかたまりになって出てきている。どれもひとつひとつ検討されなければならない課題です。ところが区は今年度中に改革の方向を決め、来年度から出来るところから具体化していく考えのようだが、これだけ大きな問題なのだからバタバタと決めることはない。多くの人たちがより良い子育て支援について発言することが必要な時ではないでしょうか。親は親の立場から、職員は働く者の立場から。経費節減から話が始まる「子育て支援」なんてどう考えてもおかしい。
 それにしても、これだけの大がかりな「合理化」案に対して区職員の労働組合はどう考えているのだろう? 現場の保育士さんも調理師さんも用務さんも子供のためにこれまで働いて来た経験と人材は区の貴重な財産だと思うが。合理化の犠牲は子供たちとお母さんとそこで働く人たち、そして区民ではないだろうか?


 自動車重量税
                 車屋さん

 車を所有されている方の悩みの種、「車検」。この車検時の車検諸費用の中に重量税があります。 まあ国としては「重い車は道路を消耗させるので、車検を受けて一般道を走るならば道路維持費を徴収します。」って所ですかね?そこで車の重量によって税額を決めてしまうと言うことで、(以後自家用乗用車での話になります。)軽自動車8,800円、普通乗用車は車検証の「車両重量」欄数値が、1,000s以下=25,200円、1,000s〜1,500s=37,800円、1,500〜2,000s=50,400円、以後・・・・ と決まっています。この納税は基本的に車検を依頼された業者が申請書と共に陸運局へ提出、国へ納められます。この申請書を記入している時によく直面する矛盾と疑問があります。
 魔の10s
 矛盾とは、例えば1,500sの車と1,510sの車の差です(車検証には10s単位で表記)。1,500sの車は37,800円、1,510sの車は50,400円。10sの違いで車検時の諸費用に12,600円もの差が出てきます。1,100sの車と1,500sの車は400sもの差があるのに同じ税額。魔の10sです。この矛盾に次の疑問が生まれます。「もっと細かく分類できないのか?」せめて1,000s単位にしていただければ諦め(?)も付くでしょう。私自身所有の車が魔の10sに直面したら、車検時に「構造変更」と称し、不要と思われる付属品等を外し10sのダイエット成功ののち、陸運局で重量を測定し直してもらい1,510sの記載を1,500sにして重量税額を下げる、という手続きを取るでしょう。しかし、自動車に関する知識がある者だから出来ること、やはり多少のコストがかかったとしても平等な税率の設定こそ納税者の理解を得られるのではないでしょうか? この事を知った魔の10sに直面した10s軽い車の方は「税金を納める」、10s重い車の方は「税金を払う」意識になっていしまうのではないでしょうか? いや、どのみち「払う」意識には変わらないのかな? 我が家は変わらないな、きっと・・・・・。

〈編集後記〉

☆区議選が終わってから1年がたちました。去年の今頃は会の今後などについてたくさんの討議をしてましたが、年明けから運営委員会をつくり、会報を発行し、これまでどおり地域の問題に取り組んで来ました。運営委員それぞれが職場での問題にも取り組みながらの活動ですから思うように動けませんが、運営委員会は月1回のペースで続いています。小さな芽ですが、応援してくださった方々や、会員のみなさんのおかげと感謝しています。
★いろいろなことがありました。6月には青戸の三谷亮一さんが亡くなりました。80歳。ガンに冒されながらも憲法集会に参加して下さり、講師の浅井基文さんに質問をぶつけていた姿が目に浮かびます。中国での戦争体験が戦後の反戦・平和、労働組合活動の土台にあり、過ちを繰り返してはいけないという思いが情熱になっていたように思います。ご家庭ではよくテレビニュースに憤慨して、それが夫婦げんかのもとになったと、奥さんが話していました。
☆これまで編集スッタフの中心で会報の定期発行を支えてくれていた方が出産でお休みです。残された運営委員で原稿を集めたり、レイアウトに知恵をしぼったりと悪戦苦闘。できばえは・・・、ご意見、ご感想をお寄せ下さい。発行が大幅に遅れたことをお詫びいたします。
★ホームページが更新されていません。ご迷惑をおかけしていますが、もうしばらくご勘弁ください。ADSLにしたのはいいんだけど、トラブルに私の技能が対処仕切れていません。
☆今年も残り少なくなってしまいました。三の酉まである年は火事が多いとか、くれぐれも火の用心、そして良いお年を。【編集・木下】


 

 
 
区民のくらしを政治にいかす会
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