会報・2001.5.18号、投稿

 
教科書があぶない
 
 今、教育にかけられる攻撃は、教科書問題です。
 「侵略」を「解放」にしたり、第2次世界大戦を大東亜戦争にしたり、日本軍軍隊慰安婦について載せなかったりと歴史を書き換えた「教科書」が4月に検定を通ってしまいました。(朝鮮・中国の人などの反対の声を無視して)
 「つくる会」教科書は、「アジア解放」が日本の戦争目的であったという大嘘を書き連ねています。「真珠湾で大戦果」「大勝利」「快進撃」あるいは「玉砕」「死を覚悟の特攻」などと、まるで戦時中の大本営発表のような語句が並べられています。「二度と戦争は繰り返すまい」という反省は、ひとかけらもありません。
 そして、教科書を採択するのに、教師を外して、やろうとしています。5月2日の朝日新聞にも報道されていたように、教師らの調査機関が推薦したり学校ごとに希望をとったりする制度を廃止しようとしているのです。「投票決定ダメ」「希望集計ダメ」「絞り込みダメ」としています。
 教育現場で、実際に教科書を使って授業をする教師の意見を反映しなければならないのは当然なのに、それをさせない方向に変更すること自体絶対におかしいです。「つくる会」の力に押されているのです。
 教育現場では、不安と反発の声があがっています。教育委員会に任せておいていいのでしょうか。
 石原都知事は、各区市町村の教育委員を集め「教科書採択は、学校現場の意見を一切排除して行え」という指示を出しています。
 教育の主体は、学校現場の教師と児童生徒です。戦争賛美の教科書を押しつける石原都知事と教育委員会に抗議しましょう。
 葛飾区での「つくる会」教科書の採択を阻止しましょう。
 
(教師・Aさん)

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