ヘラオオバコ(篦大葉子)
Plantago lanceolata
(2004年5月9日 東京都大田区・大井埠頭中央海浜公園)
オオバコ科オオバコ属 花期:5〜8月 分布:ヨーロッパ原産

荒れ地や海辺でもよく見かける。江戸末期に我が国に入りこみ、今では日本全土に分布するが特に北海道に多いそうである。リング状に並んだ雄しべが土星の環のようにも見えて面白い。

ヘラオオバコの花序。花は多数つき、雄性期と雌性期がある。円錐状に上へ突き出ている灰緑色の部分は雌性期の花、リング状に並んでいる白い部分は雄性期になって長く伸びた雄しべで、下から上と咲き上がっていく。 。

ヘラオオバコの冬期の根生葉(ロゼット)。