キシュウスズメノヒエ(紀州雀の稗)
Paspalum distichum
(2004年9月15日 東京都大田区・東京港野鳥公園)
イネ科スズメノヒエ属 花期:8〜10月 分布:熱帯アジア・アメリカ大陸原産

1924年に和歌山県で帰化が確認された帰化植物で、名前はこのことに由来する。高さは20〜40cm。茎の先にふたまたの花序を出し、長楕円形で先が尖った小穂を多数つける。別名がカリマタスズメノヒエ(雁股雀の稗)。たぶん雁がV字状の隊列で渡っていくときの様子になぞらえての命名なんでしょう。

キシュウスズメノヒエの小穂は長楕円形で先が尖る。