カメバヒキオコシ
(亀葉引起こし)
Plectranthus kameba
(2008年9月10日 東京都檜原村)
シソ科ヤマハッカ属 花期:9〜10月 分布:本州(関東地方西南部、
中部地方東南部)
山地の木陰に生える多年草。高さは60〜90cm。葉は対生、葉身は長楕円形で先が3裂し、中央の裂片は尾状に尖る。花は青紫色の唇形で、茎頂や葉腋から出た枝先に総状につく。上唇は上に反り返る。名前は3裂した葉先の中央の裂片を亀の尻尾に見立てて「亀葉」、全体の姿が薬草のヒキオコシに似ているので「引起こし」、合わせて「亀葉引起こし」になったそうである。
カメバヒキオコシの花。
カメバヒキオコシの葉。