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【 ヤマトリカブト 】 |
Aconitum japonicum ssp. japonicum |
キンポウゲ科トリカブト属 花期:8〜10月 分布:北海道、本州(中部地方以北) |
猛毒を持つことで有名な野草。トリカブトの名は、ヤマトリカブト、オクトリカブトなどのトリカブト属の草の総称である。 漢方では根を乾燥させたものを附子(ぶし)と呼んで薬用として利用する。 |
【 誤って食べたときの中毒症状 】 |
全草にアコニチン(アルカロイド)と呼ばれる毒があり、特に根に大量に含まれる。アコニチンは猛毒で、致死量は3〜6mg。 これはトリカブトの新鮮な根の0.2〜1.0gに含まれる量だそうである。誤って食べると口の中の灼熱感があり、 吐き気、腹痛、下痢、不整脈、起立不能、血圧低下、けいれん、呼吸麻痺などの症状が現れる。 トリカブトの若葉はニリンソウのそれによく似ていて、山菜としてニリンソウを採取する際に見誤ってしまう事故が後を絶たないそうである。 |
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トリカブトの若葉 | ニリンソウ の若葉 |
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