【 クララ 】
Sophora flavescens
 
マメ科クララ属 花期:6〜7月 分布:本州、四国、九州

山野の日当たりのよい草地や河原などに生える多年草。高さは0.5〜1.5m。茎の基部は木質化する。葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は長楕円形。花は白ないしは淡緑色で茎頂に総状につくが、ときに紫色を帯びることもある。名前は根を噛むと目がクラクラするほど苦いことから「くらくらぐさ」と呼ばれたことによる。
【 誤って食べたときの中毒症状 】
全草(特に根)にマトリンと呼ばれるアルカロイドが含まれる。根が苦いのはこのマトリンによるもので少量であれば苦味健胃薬となるが、量が多いと中枢神経が麻痺し、呼吸停止で死に至ることもある。

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