【 イケマ 】
Scopolia japonica
 
ガガイモ科カモメヅル属 花期:7〜8月 分布:北海道、本州、四国、九州

山地の林縁や草地などに生えるつる性の多年草。茎を切ると白い液が出る。葉は対生、卵形で先が細長くなって尖り、基部はへこむ。花は葉腋から出た散形花序に多数つく。花序の柄は葉柄と同長かより長い。花冠はわずかに緑色を帯びた白色で5裂し、開き切ると裂片が下方に反り返る。中心にはガガイモ科の特徴である副花冠とずい柱がある。
【 誤って食べたときの中毒症状 】
全草にシナンコトキシンと呼ばれる有毒成分を含み、誤って食べると、てんかん様の痙攣を起こし、よだれ、嘔吐などの症状が現れる。

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