鈴 が 森 刑 場 跡 
(2007.12.11)

 
 映画やテレビ、芝居などで時々お目にかかる鈴が森の刑場は、1651年(慶安4年)に江戸幕府によって開設されたもので、 広さは間口40間(72メートル)、奥行9間(16.2メートル)、東海道に面して横に長くのびた形をしていたらしい。
 現在は旧東海道を拡幅した第一京浜国道(国道15号)沿いに一部分が残るだけだが、 石製の火炙台(ひあぶりだい)磔台(はりつけだい)、 受刑者の首を洗ったという首洗いの井戸、 処刑者の供養のために1693年(元禄6年)に建てられた供養塔などを見ることができる。 1954年(昭和29年)に東京都の旧跡に指定されている。
 刑場跡と言え旧跡には違いなく、わざわざ足を運んできたと思われる人を見かけることがある。

 近くには、品川水族館、大井競馬場、平和島競艇場、 磐井神社お七地蔵などがある。
 
参考資料:学生社刊 大田区史跡散歩


所 在 地 東京都品川区南大井2-5-6
交   通 京浜急行線大森海岸駅下車、徒歩5分 (地図を参照)