2003年8月10日 更新

埴原さんちのオーディオルーム音響特性改善 その



音響特性の改善も最終回です。これで完成では有りませんが、音響特性を改善する手段として小型のビンを使用した高音域の調整方法を述べて、後は、本数と組み合わせで調整可能な状態となりましたのでここでオーディオルームの調整に関する項目を終わらせようと思います。今後は、スピーカーケーブルやマルチアンプへ話題を変更して行きます。

高音調整用のビンの特性
デカビタが250mlに対して今回追加したピンは50ml付近のガラス瓶です。基本周波数が560Hz近辺で10kHzくらいまで共振点があります。CHOCOLA-BBとRIPOBITANを集めました。パーフェクトダイエットも使用可能です。

 RIPOBITAN GOLD 50ml 基本周波数 560Hz

CHOCOLA−BB 45ml 基本周波数 580Hz

 小型ビンの効果
主にこの2種類を中止に集めて20本いれました。20本ほど入れないと効果が出てこないようです。以下にその効果をしめします。
3kHz以上の領域でスペクトルが連続している状態が、小瓶20本を入れることですっきりした線に変更さえました。周波数特性もフラットになった様に見えます。
まだ、3kと9KHz付近にピークが残っています。これは、JBLホーンの固有振動数の共鳴点と思われます。この共振を取るには、ホーンを防振加工する必要があります。

この小型のビンの追加により、高音の抜けが良くなり弦や金管楽器の音がより輝きを増した反面、JBLホーンの固有の共振が目立ち出しました。
パイオニアでモニターすると低音から高音までつながりが良く、ジャズでもクラシックでもガメランでも何でも問題なく再生出来ます。オーディオルームとしての改善はほぼこれで完成とみて間違いないでしょう。ただ季節により、スピーカーや壁の湿度にょる変化で、100Hz付近の定在波が変化しますので、ビール瓶で調整が必要です。現在ビール瓶が12本ほど追加されています。
今回は、50ml程度の小型のビンで改善しましたが、高音域の調整は、厚手のカーテンや絨毯等でも対応可能です。微調整には小型のビンが有効かもしれません。

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