D6 トロイダルコイルの巻き数を変更 16回→12回 
デジタル搬送波の漏れを防止するためハイカットコンデンサーを 0.22→0.47μFに変更

D6 トロイダル8μH? 3A 白 巻き数 12回 積層セラミック
50V 0.47μF
積層セラミック
0.22μF+10Ω
積層セラミック
50V 0.10μF
横軸は対数表示です 3が1KHz 4が10kHz 5が100KHzです
D4でコンデンサー容量を減らしても周波数特性の変化が無いため、トロイダルコイルを巻きほどいてみました。周波数特性は20kHz付近でわずかに持ち上がり、40kHzまでほぼフラットになり、6dB落ちの周波数が85KHzと伸びました。コイルの巻き数を下げた効果が出ていますが、デジタル搬送波の漏れがすごく、ハイカットコンデンサーの容量を0.47μFに変更し、BTL両端に0.1μFの積層コンデンサーを追加してデジタル搬送波の漏れは防止しました。矩形波の立ち上がりピークが発生していますので、他のコイルと同等です。
D0の組み合わせで、高周波領域の伸びがないために、たまたまピ−クが出なかっただけで、「トロイダルはピークが出ない」仮説は否定されました。

高音:弦楽器特にバイオリンの高音の歪み感がじられません、シエラザードのヴァイオリン・ソロもわずかに渋めの音ですが、滑らかに艶やかに鳴ります。金管楽器もわずかに渋めの輝きをだし、トライアングル、鈴の音がくっきりと透き通った音色で奏でます。
低音:トロイダルコイルの巻き数が減り、直流抵抗が減ったためか周波数特性にはでて来ませんが、低音が元気になりました。
定位感は、D3の水準よりやや良好になり、東光のコイルのC0の水準と同等レベルになりました。
このレベルまで来ると好みの問題です。明るく澄み切った音を好むか、やや沈み気味の艶やかな音を求めるかは個人の
好みです。私の個人的な好みでは、やや明るめの水準D5が良いと思います。
D6:白トロイダルコイルを使ったデジタルアンプ全体 D6:白トロイダルコイル巻き数12回
ハイカットフィルター0.47μF
D6:1KHzの矩形波の再現 D6:10KHzの矩形波の再現