チャレンジ日記 0011
ホンダから 「ASIMO」 ,ソニーから 「SDR-3X」 ,テムザックから 「T-4」 といった人型ロボットが続々発表された。 どちらのニュースも,しばらくテレビのニュースに目を奪われてしまった。 とくに11/26「TOKIOの鉄腕ダッシュ」で,東京−大阪間遠隔操作によるお使いを成功させた「T-4」のVTRは,ガンダム世代にとってドキドキしたのではないか。 (ちなみに人型ロボット説明は次の記事がわかりやすい> ROBODEX 2000でのロボット紹介記事へのリンク )
報道ニュースでは,11/22日経新聞の「ロボットが工場から街へ」の見だしがふるっていた。3年ほど前に読んだ「アールキューブ」を本棚から引っ張って,また読みたくなってくる。
ソニーやホンダから「人型ロボットというプラットホーム」が提供されれば(仮定),知能ほかのアプリやサービスを提供するべくゲームメーカやソフトメーカが参入してくるだろう。 そうなると,ホンダは産業・医療用,ソニーはエンターティメント用という棲みわけも絶対的なものではない。
ずっと以前ゲームメーカのコナミだったか「われわれは人間のこころをつくっている」という発言をきいたことがある。 なるほど,手塚治虫以来ロボットに対して関心の高かった日本だからこそ,感情表現豊かな人型ロボット向けソフトが生まれるかもしれない。
そのうち産業用ロボットシミュレータみたく,人型ロボットのシミュレータという需要も生まれるかも。 でも教育系ソフトよりも,「電車でGO」のように「自分で操作してみたい」って人がいじりたおせるようなエンターティメント系ソフトの方が断然受けそう。
LOOX-Tを購入した。
普段使用するソフトのインストール作業はとっくに終わり,いまは快適な環境を楽しんでいる。
とはいえ,LOOX-Tにもいくつか不満があるのは確かで,もっとも残念なのは「赤外線通信モジュールが無い」ことだ。 そのためLOOX-TとPDAとを手軽に通信させる手段がない。 まあ,WindowsCEの場合はコンパクトフラッシュメモリ経由でデータ転送できるが,私のWorkPad c3はどうすればいいのだろう。
解決策がみつかるまで,WorkPad c3は会社のデスクトップパソコン(RS232Cポート付き)と仲良くしてもらおう。 まあ,WorkPad c3はビジネス中心で使ってるから問題無いでしょ。
このたびとあるイベントでPUMANSIMを出展したが,「モデルの顔がかわいくない」「足が太い」「手が大きい」など,見る人見る人が自分の好みにあわないという。 一般に男性が女性のお見合い写真のリストを見るとき,それぞれが違う女性を自分の好みだと言う, ことを何かの本で読んだことがある。 だからモデルの何処を直しても納得などされないから,女性からみてもらってOKがもらえるようなリアル系の3Dモデルを作成することにした。 (3Dモデルの女性をパソコン画面上でクルクル動かすソフトなんて就業時間に作れるはずがなく,この1ヶ月は休みを削ってつくったなあ)
それでもなおしつこく文句を言う人がいて,自分の作品をバカにされているようで悔しい。 また「お前にはセンスが無い」などと拒絶されゲンナリする。だれもが認めるセンスって一体なんなんだ,と悩まされる。 人の気持ちをくみとりつくすテレパシーが欲しいと思った。
このたび会社のイベントで,「PUMANSIMを使って,女性型3Dモデルを動かしながらイラッシャイマセを言わせるようにして欲しい」という要望を受け,DirectXの一機能のDirectSoundをつかって,アニメーション中の好きなタイミングでWaveデータを再生できるようにした。
イラッシャイマセというWaveデータは,「Protalker97(IBM)」という音声合成でテキストを読み上げるソフトを利用して作成した。 テキスト読み上げソフトを購入したのは,1年ほど前に眼の病気にかかっているとき,それでも文章を書く仕事を依頼されたので,パソコンで文書をつくる際の目の負担を少なくするために,パソコンにテキストを読み上げさせ,耳で文章チェックするのに使っていた。
さて3Dモデルにイラッシャイマセと言わせてみたところ,「シミュレータ側にも音声合成機能を入れたら?」といわれたが,そこにかける労力はないし,入手できる音声合成ライブラリは品質的に未完成で,結局のところ人間の声を録音して再生させた方がよっぽどましだろう。
それでもProtalkerを使ったのは,単に 「自分の声を再生するのが恥ずかしかった」からだった。
「LOOX-T欲しい」という熱病 にとりつかれてからというもの, この日記ではモバイルとかコンピュータネタが多かったように思う。 「ロボットネタはどうした?」というメールも時々いただくが, ソニーのAIBOやホンダのP-3が発表されて以来,新聞ほかメディアでもロボットネタが扱われるようになったので,あえて取り上げる必要もないかな?とも感じていて,それよりも私でしか発信できない情報を紹介した方がいいかなあ。
私だけの情報というと,当然, 「PUMANSIM 2000」の開発状況だろう。 ソフトを公開できるのを100%とすると,現時点で70%くらいの出来だと思う。 ロボットや人間モデルのアニメーション再生の機能はすでに実装できていて,あとは,ロボットと人間モデルを扱うための「データ構造」と「モーション編集機能」を実装していかなければならない。 他にも,「外部アプリケーションからコマンド受付」や「ゲームコントローラ対応」も検討しているが,これはオプション的な扱いなので,後々のバージョンアップのときまで先延ばししていいと思う。
デモ向け仕様として,いくつかの面白そうな機能を追加している。 「DirectSoundによるWaveデータ再生」と 「背景色切り替え」を動的に行う機能で,たとえば,人間モデルがおじぎするタイミングで「いらっしゃいませ」といわせたり,背景をピカピカと光らせたりできる。オーサリングツール的な色合いをかなり強めてみた。 公開までもうしばらくお待ちを。
p.s.PS2ソフト 「Dance Summit 2000」を購入。 カメラワークやカメラアクションは参考になる点が多い。
京都の嵐山,天龍寺でしばらくボーとする。
天龍寺は京都山景を模した庭と巨大な竜の襖絵が有名で,境内も広く畳に座ってもよい(寝転んだらダメ)。
さてそこで何をしていたかというと,屋内から窓の外を眺めつづけていた。
すると一瞬,庭の景色が一枚の絵のように見えてきたかと思うと,次にその絵が風に揺らぐのを見つけて「これは絵じゃなかったんだ」と気づかされる(<アタリマエ)。 そんな戯れごとをしばらく続けては遊んでいた。
そんなバカな遊びに飽きてきたところで,渡月橋付近をしばらく散歩してから,大阪に戻る。
大阪の紀伊国屋書店の美術書コーナーで,
「名画に学ぶ,名画の見かた(視覚デザイン研究所 編)」という本を購入。
古来より西洋では,壁に風景画を掛けてあたかもそこに窓があるかのようにする「粋」な習慣があって,その習慣が絵の中にも描き残され,つまり「絵の中にもう一つの絵」が描かれるようになった,とこの本には書いてある。
たとえば,絵のモデルの後ろにもう一つの壁掛け絵を描いて,そのモデルや画家の心象風景をあらわしたりする。
なるほど,この手法だと画家の伝えたいメッセージが伝わってくる。 とくに面白かったのは,お気に入りの自分の名画を新作の背景に描いたり,尊敬する画家の絵を自分の絵の背景に描いたり。 有名なのは,日本贔屓のゴッホは自分の作品の背景に浮世絵を描いたりしている。画家って結構お茶目なんだ。
さて,ここしばらく週末というとパソコンと格闘していることが多かったため,こんな一日もよい息抜きだったように思う。 少しは文化の日らしく過ごせていたかな?
p.s.
本屋では
「ちいさな 犬の生活(文庫版)※1」
もついでに購入した。
※1:ポピー・N・キタイン(ヨークシャテリア種 当時4歳)著。