1984年 新春ジャイアント・シリーズ

日程 会場 対戦カード      
1/6 遊楽園ホール バトルロイヤル G.カブキvsR.ボック バトルロイヤル  
1/7 遊楽園ホール 鶴田、タイガーvs
  マスカラス、ドス
阿修羅・原vs
       R.ボック
G.馬場、渕vs
   G.カブキ、天龍
 
1/8          
1/9 村川町体育館 PWFヘビー選手権
 G.馬場vsR.ボック
鶴田、天龍vs
カブキ、阿修羅・原
猛虎7番勝負第1戦
タイガーvsマスカラス
渕正信vs
 D.カラス

参加レスラー:ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ザ・グレート・カブキ、天龍源一郎、阿修羅・原
         ローラン・ボック、ミル・マスカラス、ドス・カラス     タイガー・マスク、渕正信
試合結果:1月6日 ◆バトルロイヤル (4選手参加)
             D.カラス ○(オーバーザトップロープ 12分30秒)● 阿修羅・原
            ◆スペシャルマッチ60分1本勝負
             G.カブキ ( 1−0 ) R.ボック
             ◎ カブキ(片エビ固め 20分32秒)            ※反則攻撃で流血させ、とどめは頭突き
            ◆バトルロイヤル (4選手参加)
             G.馬場 ○(オーバーザトップロープ 15分13秒)● J.鶴田
       1月7日 ◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、渕正信組 ( 0−0 ) G.カブキ、天龍源一郎組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆30分1本勝負
             R.ボック ○(原爆固め 11分53秒)● 阿修羅・原
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、タイガーマスク組 ( 1−0 ) M.マスカラス、D.カラス組
             ◎ 鶴田(体固め 28分14秒)ドス                     ※鶴田完勝、危なげなし
       1月9日 ◆30分1本勝負
             D.カラス ○(回転エビ固め 27分30秒)● 渕正信
            ◆猛虎7番勝負第1戦60分1本勝負
             タイガーマスク ( 1−0 ) M.マスカラス          ※タイガーマスク1勝
             ◎ タイガー(原爆固め 16分1秒)              ※バックを取って、ローリング原爆固め
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) G.カブキ、阿修羅・原組
             ◎ 天龍(裸締め 29分22秒)原             ※雪崩式ブレーンバスターからスリーパー
            ◆PWFヘビー級選手権60分1本勝負
             G.馬場 ( 1−0 ) R.ボック                        ※馬場は初防衛に成功
             ◎ 馬場(腕ひしぎ逆十字固め 23分53秒)          ※ボック、技をかけさせてもらえず

総評:R.ボックは流血すると弱かった。あっさり負けると思われたカブキがボックに勝ったのだ。PWF戦では、馬場に技をかけることができずに完敗、ボック神話は終焉を迎えた。タイガーマスクは「猛虎7番勝負」の初戦でマスカラスを下し、上々の滑り出しを見せた。


1984年 グランド・チャンピオン・カーニバルT

日程 会場 対戦カード    
3/29 遊楽園ホール UNヘビー選手権
J.鶴田vsT.デビアス
天龍、タイガーvs
  ハンセン、キッド
G.馬場vsD.スミス
3/30        
3/31 村川町体育館 鶴田、天龍vs
ハンセン、デビアス
馬場、原vs
    キッド、スミス
タイガーマスク
       vs渕正信
4/1        
4/2 日本武闘館 PWFヘビー選手権
G.馬場vsS.ハンセン
鶴田、天龍vs
  デビアス、スミス
猛虎7番勝負第2戦
 タイガーvsD.キッド

参加レスラー:ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、阿修羅・原、タイガーマスク、渕正信
         スタン・ハンセン、テッド・デビアス、ダイナマイト・キッド、デイビーボーイ・スミス
試合結果:3月29日◆15分1本勝負
             阿修羅・原 ○(体固め 10分49秒)● 渕正信     ※パイルドライバーから後頭部ラリアット
            ◆30分1本勝負
             G.馬場 △(時間切れ引き分け)△ D.スミス        ※馬場、一方的ながらフォール奪えず
            ◆タッグマッチ45分1本勝負
             S.ハンセン、D.キッド組 ( 1−0 ) 天龍源一郎、タイガーマスク組
             ◎ ハンセン(KO 25分0秒)天龍                 ※ウエスタンラリアットで失神KO
            ◆UNヘビー級選手権60分1本勝負
             J.鶴田 ( 1−0 ) T.デビアス                    ※鶴田は4度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(KO 18分17秒)                      ※バックドロップがクリティカル
       3月31日◆30分1本勝負
             タイガーマスク ○(原爆固め 15分43秒)● 渕正信
            ◆30分1本勝負
             G.馬場、阿修羅・原組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ 馬場(体固め 21分27秒)スミス                   ※水平チョップの連打から
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) S.ハンセン、T.デビアス組
             ◎ 鶴田(岩石落とし固め 30分6秒)デビアス
       4月2日 ◆15分1本勝負
             阿修羅・原 △(時間切れ引き分け)△ 渕正信
            ◆猛虎7番勝負第2戦60分1本勝負
             タイガーマスク ( 1−0 ) D.キッド                     ※タイガーマスク2勝
             ◎ タイガー(エビ固め 18分39秒)       ※一進一退の好勝負はタイガードライバーで決着
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) T.デビアス、D.スミス組
             ◎ 鶴田(リングアウト 16分8秒)デビアス         ※場外フェンスに激突ダウン、戻れず
            ◆PWFヘビー級選手権60分1本勝負
             G.馬場 ( 1−0 ) S.ハンセン                   ※馬場は2度目の防衛に成功
             ◎ 馬場(片エビ固め 15分15秒)                      ※一方的な展開から

総評:初参戦のキッド、スミス組だが、目立った活躍はできなかった。実力はあるだけに次回に期待したい。次期シリーズ、タイガーマスクは「猛虎7番勝負」第3戦で阿修羅・原と、初の日本人対決をおこなう。スピード対パワーの攻防か。


1984年 グランド・チャンピオン・カーニバルU

日程 会場 対戦カード    
4/6 遊楽園ホール J.鶴田、渕正信vs
  S.ハンセン、B.ブロディ
猛虎7番勝負第3戦
 タイガーvs阿修羅・原
馬場、天龍vs
 ケビン、ケリー
4/7 遊楽園ホール UNヘビー選手権
    J.鶴田vsB.ブロディ
インターヘビー選手権
 天龍源一郎vsケビン
馬場、原vs
ハンセン、ケリー
4/8        
4/9 日本武闘館 インタータッグ選手権
ハンセン、ブロディvs鶴田、天龍
G.馬場、タイガーvs
     ケビン、ケリー
渕正信vs
     G.浜田

参加レスラー:ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、タイガーマスク、阿修羅・原、渕正信
         スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、ケビン・フォン・エリック、ケリー・フォン・エリック、グラン浜田
試合結果:4月6日 ◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、天龍源一郎組 ( 0−0 ) ケビン、ケリー組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆猛虎7番勝負第3戦60分1本勝負
             タイガーマスク ( 1−0 ) 阿修羅・原                    ※タイガーマスク3勝
             ◎ タイガー(片エビ固め 26分20秒)                 ※スピンキックからフォール
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組 ( 1−0 ) J.鶴田、渕正信組
             ◎ ハンセン(体固め 21分30秒)鶴田                  ※鶴田、集中攻撃受ける
       4月7日 ◆15分1本勝負
             タイガーマスク △(時間切れ引き分け)△ G.浜田
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、阿修羅・原組 ( 0−0 ) S.ハンセン、ケリー.F.エリック組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆インターナショナル・ヘビー級選手権60分1本勝負
             天龍源一郎 ( 1−0 ) ケビン.F.エリック             ※天龍は2度目の防衛に成功
             ◎ 天龍(体固め 12分17秒)                 ※場外から戻ったところを押さえ込む
            ◆UNヘビー級選手権60分1本勝負
             J.鶴田 ( 1−0 ) B.ブロディ                    ※鶴田は5度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(片エビ固め 25分9秒)                       ※バックドロップから
       4月9日 ◆30分1本勝負
             G.浜田 ○(ウラカンラナ 13分26秒)● 渕正信 ※丸め込み技がクリティカル発生で3カウント
            ◆タッグマッチ45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) ケビン、ケリー組
             ◎ 馬場(コブラツイスト 26分6秒)ケビン
            ◆インターナショナル・タッグ選手権60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) S.ハンセン、B.ブロディ組  ※鶴田組は第14代王者となる
             ◎ 鶴田(片エビ固め 27分44秒)ブロディ              ※バックドロップからフォール

総評:鶴龍コンビが超獣コンビを破り、新インタータッグ王者となった。この新時代到来を待っていたかのように、「ジェイ・プロレス(Jプロレス)」が「昭和プロレス」への出場を決めた。次期シリーズ、長州力、アニマル浜口らがついに登場。


1984年 スーパーパワー・シリーズ

日程 会場 対戦カード    
6/25 遊楽園ホール J.鶴田、天龍源一郎
   vs長州力、A.浜口
馬場、原vs
 T.シン、上田
タイガー、渕
 vs小林、保永
6/26        
6/27 村川町体育館 UNヘビー選手権
     J.鶴田vsT.シン
天龍、渕vs
 長州力、浜口
馬場、タイガー
 vs上田、保永
6/28 遊楽園ホール インタータッグ選手権
鶴田、天龍vsシン、上田
タイガー、原vs
 長州力、小林
馬場、渕vs
  浜口、保永

参加レスラー:ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、タイガーマスク、阿修羅・原、渕正信
         長州力、アニマル浜口、小林邦昭、保永昇男
         タイガー・ジェット・シン、上田馬之助
試合結果:6月25日◆タッグマッチ30分1本勝負
             タイガーマスク、渕正信組 ( 0−0 ) 小林邦昭、保永昇男組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆タッグマッチ45分1本勝負
             G.馬場、阿修羅・原組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組
             ◎ 馬場(逆さ押さえ込み 24分19秒)上田           ※馬場流血するも一瞬の逆転技
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ 鶴田(原爆固め 43分35秒)浜口                ※浜口善戦するも原爆に死す
       6月27日◆15分1本勝負
             阿修羅・原 △(時間切れ引き分け)△ 小林邦昭
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) 上田馬之助、保永昇男組
             ◎ 馬場(KO 27分20秒)上田               ※タイガードライバーがクリティカル発生
            ◆タッグマッチ45分1本勝負
             天龍源一郎、渕正信組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ 渕(原爆固め 26分27秒)浜口
            ◆UNヘビー級選手権60分1本勝負
             J.鶴田 ( 1−0 ) T.J.シン                     ※鶴田は6度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(エビ固め 10分18秒)                         ※パワーボムから
       6月28日◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、渕正信組 ( 1−0 ) A.浜口、保永昇男組
             ◎ 渕(脇固め 29分15秒)保永
            ◆タッグマッチ45分1本勝負
             長州力、小林邦昭組 ( 1−0 ) タイガーマスク、阿修羅・原組
             ◎ 長州(体固め 28分52秒)原                        ※バックドロップから
            ◆インターナショナル・タッグ選手権60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組    ※鶴田組は初防衛に成功
             ◎ 鶴田(片エビ固め 24分53秒)シン  ※上田またバグって動けず、Wアームからシンをフォール

総評:長州力登場、日本人対決がここから主流になり始める。長州のパートナーに、谷津やマサ斎藤をEDITすることも考えたが、これから既存のレスラーがどんどん登場することを考えて見送った。ここはA.浜口のがんばりに期待したい。なお、次期シリーズに、インターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦の開催が決定。


1984年 海外遠征 「レッスル・ヒートW」

日程 会場 対戦カード      
7/4 キール
オーデトリアム
世界ヘビー選手権
アンドレvsホーガン
ホーク、アニマルvs
  フレアー、ハート
UNヘビー選手権
鶴田vsR.サベージ
カブキ、タイガーvs
 スレーター、クロファット

試合結果:7月4日 ◆タッグマッチ30分1本勝負
             D.スレーター、D.クロファット組 ( 1−0 ) G.カブキ、タイガーマスク組
             ◎ クロファット(リングアウト 13分0秒)カブキ
            ◆UNヘビー級選手権60分1本勝負
             J.鶴田 ( 1−0 ) R.サベージ                    ※鶴田は7度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(体固め 20分28秒)                         ※ジャンボキックから
            タッグマッチ60分1本勝負
             H.ウォーリアー、A.ウォーリアー組 ( 1−0 ) R.フレアー、B.ハート組
             ◎ アニマル(片エビ固め 39分22秒)フレアー          ※一方的ながらフレアー組粘る
            ◆統一世界ヘビー級選手権60分3本勝負
             A.ジャイアント ( 1−0 ) H.ホーガン               ※アンドレは王座の防衛に成功
             ◎ アンドレ(体固め 13分59秒)                          ※ニーリフトから


1984年 ジャイアント・シリーズ

日程 会場 対戦カード      
10/5 遊楽園ホール J.鶴田、タイガー
   vs長州力、A.浜口
インターヘビー選手権
天龍源一郎vsK.カマタ
馬場、原vs
ブロディ、スヌーカ
Jrヘビーリーグ戦
渕正信vs小林邦昭
10/6 日本武闘館 インタータッグ選手権
鶴田、天龍vs長州、浜口
G.馬場vsJ.スヌーカ タイガー、原vs
 ブロディ、カマタ
Jrヘビーリーグ戦
渕正信vs保永昇男
10/7          
10/8 村川町体育館 G.馬場、J.鶴田vs
  B.ブロディ、K.カマタ
猛虎7番勝負第4戦
タイガーvsJ.スヌーカ
天龍、原vs
 長州力、A.浜口
Jrヘビーリーグ戦
 渕正信vsG.浜田
10/9 HUMAN
    DOME
UNヘビー選手権
     J.鶴田vs長州力
PWFヘビー選手権
 G.馬場vsB.ブロディ
インターJrヘビー
   王座決定戦
天龍、タイガーvs
 スヌーカ、カマタ

参加レスラー:ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、タイガーマスク、阿修羅・原、渕正信
         長州力、アニマル浜口、小林邦昭、保永昇男
         ブルーザー・ブロディ、ジミー・スヌーカ、キラー・トーア・カマタ、グラン浜田
試合結果:10月5日◆ジュニアヘビー級王座決定リーグ戦30分1本勝負
             G.浜田 ○(ウラカン・ラナ 11分49秒)● 保永昇男
             渕正信 △(時間切れ引き分け)△ 小林邦昭
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             G.馬場、阿修羅・原組 ( 0−0 ) B.ブロディ、J.スヌーカ組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆インターナショナル・ヘビー級選手権60分1本勝負
             天龍源一郎 ( 1−0 ) K.カマタ                  ※天龍は3度目の防衛に成功
             ◎ 天龍(リングアウト 25分31秒)                   ※場外バックドロップ炸裂
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             J.鶴田、タイガーマスク組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ タイガー(体固め 24分5秒)浜口                ※フライングボディアタックから
       10月6日◆ジュニアヘビー級王座決定リーグ戦30分1本勝負
             G.浜田 ○(エビ固め 20分14秒)● 小林邦昭               ※パワーボムから
             保永昇男 ○(エビ固め 20分51秒)● 渕正信              ※パワーボム決まる
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             B.ブロディ、K.カマタ組 ( 1−0 ) タイガーマスク、阿修羅・原組
             ◎ ブロディ(片エビ固め 23分48秒)タイガー             ※混戦の中、体当たりから
            ◆45分1本勝負
             G.馬場 ( 1−0 ) J.スヌーカ
             ◎ 馬場(体固め 20分49秒)                       ※ジャイアンチョップから
            ◆インターナショナル・タッグ選手権60分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組    ※鶴田組は2度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(体固め 27分6秒)浜口                    ※背中にエルボー落として
       10月8日◆ジュニアヘビー級王座決定リーグ戦30分1本勝負
             保永昇男 ○(回転エビ固め 19分42秒)● 小林邦昭         ※一瞬のフォール勝ち
             G.浜田 ○(回転エビ固め 20分59秒)● 渕正信            ※タイミング良く決まる
             ※浜田3勝、保永2勝1敗が王座決定戦に進出
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             天龍源一郎、阿修羅・原組 ( 0−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆猛虎7番勝負第4戦60分1本勝負
             タイガーマスク ( 1−0 ) J.スヌーカ                  ※タイガーマスク4勝
             ◎ タイガー(体固め 19分35秒)                    ※フライングボディアタック
            ◆タッグマッチ60分1本勝負
             B.ブロディ、K.カマタ組 ( 1−0 ) G.馬場、J.鶴田組
             ◎ ブロディ(片エビ固め 35分27秒)馬場                ※馬場流血で力尽きる
       10月9日◆タッグマッチ15分1本勝負
             阿修羅・原、渕正信組 ( 0−0 ) A.浜口、小林邦昭組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆タッグマッチ30分1本勝負
             天龍源一郎、タイガーマスク組 ( 0−0 ) J.スヌーカ、K.カマタ組
             ◎ (時間切れ引き分け)
            ◆インターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦60分1本勝負
             G.浜田 ( 1−0 ) 保永昇男                       ※浜田は初代王者となる
             ◎ 浜田(裸締め 7分42秒)          ※コーナー最上段からのフランケンシュタイナーから
            ◆PWFヘビー級選手権60分1本勝負
             G.馬場 ( 1−0 ) B.ブロディ                    ※馬場は3度目の防衛に成功
             ◎ 馬場(体固め 25分50秒)                      ※背中にエルボー落として
            ◆UNヘビー級選手権60分1本勝負
             J.鶴田 ( 1−0 ) 長州力                      ※鶴田は8度目の防衛に成功
             ◎ 鶴田(片エビ固め 17分11秒)               ※バックドロップ、ジャンボキックから
総評:鶴田−長州の頂上対決1回戦は鶴田が勝利した。ブロディも馬場を苦しめたが及ばず惜敗した。インタージュニアは浜田が圧倒的強さを見せて、全試合完勝で初代王座に就いた。なお、次期最強タッグにラッシャー木村が参戦を表明、阿修羅・原と旧東都プロレス軍団を結成し、日本人対決に加わることになった。


1984年 世界最強タッグ決定リーグ戦

日程 会場 対戦カード      
12/3 遊楽園
 ホール
馬場、タイガーvs
    長州、浜口
鶴田、天龍vs
   キッド、スミス
ハンセン、ブロディ
    vsシン、上田
木村、原vs
   ドリー、テリー
12/4 遊楽園
 ホール
鶴田、天龍vs
     シン、上田
長州、浜口vs
      木村、原
馬場、タイガーvs
   キッド、スミス
ドリー、テリーvs
ハンセン、ブロディ
12/5          
12/6 村川町
 体育館
鶴田、天龍vs
   ドリー、テリー
馬場、タイガーvs
     シン、上田
木村、原vs
ハンセン、ブロディ
長州、浜口vs
   キッド、スミス
12/7 村川町
 体育館
鶴田、天龍vs
      木村、原
馬場、タイガーvs
   ドリー、テリー
長州、浜口vs
     シン、上田
キッド、スミスvs
ハンセン、ブロディ
12/8          
12/9 日本
 武闘館
鶴田、天龍vs
  馬場、タイガー
長州、浜口vs
ハンセン、ブロディ
木村、原vs
     シン、上田
ドリー、テリーvs
   キッド、スミス
12/10          
12/11 遊楽園
 ホール
馬場、タイガーvs
ハンセン、ブロディ
鶴田、天龍vs
    長州、浜口
ドリー、テリーvs
     シン、上田
木村、原vs
   キッド、スミス
12/12 HUMAN
 DOME
鶴田、天龍vs
ハンセン、ブロディ
馬場、タイガー
    vs木村、原
長州、浜口
  vsドリー、テリー
キッド、スミス
   vsシン、上田

参加レスラー:ジャイアント馬場、タイガーマスク組、 ジャンボ鶴田、天龍源一郎組
         長州力、アニマル浜口組、 ラッシャー木村、阿修羅・原組
         スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ組、 タイガー・ジェット・シン、上田馬之助組
         ドリー・ファンク・Jr、テリー・ファンク組、 ダイナマイト・キッド、デイビーボーイ・スミス組
試合結果:12月3日◆公式戦45分1本勝負
             R.木村、阿修羅・原組 ( 0−0 ) D.ファンク.Jr、T.ファンク組
             ◎ 原(両者リングアウト 24分58秒)ドリー               ※場外乱闘、誰も戻れず
             ◆公式戦45分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組
             ◎ ハンセン(KO 12分34秒)上田                   ※ラリアット1発で失神KO
             ◆公式戦45分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ 鶴田(KO 33分48秒)キッド                  ※バックドロップがクリティカル
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ 馬場(コブラツイスト 28分11秒)浜口
       12月4日◆公式戦45分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組 ( 1−0 ) D.ファンク.Jr、T.ファンク組
             ◎ ブロディ(体固め 18分6秒)テリー
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ 馬場(片エビ固め 18分51秒)キッド            ※一方的な展開、チョップ攻撃から
             ◆公式戦45分1本勝負
             R.木村、阿修羅・原組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ 木村(逆エビ固め 34分28秒)長州              ※長州ロンリーバトルで力尽きる
             ◆公式戦45分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組
             ◎ 鶴田(片エビ固め 27分58秒)シン
       12月6日◆公式戦45分1本勝負
             長州力、A.浜口組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ 浜口(片エビ固め 31分47秒)スミス                 ※ヘッドバット3連発から
             ◆公式戦45分1本勝負
             R.木村、阿修羅・原組 ( 0−0 ) S.ハンセン、B.ブロディ組
             ◎ 原(両者リングアウト 6分16秒)ブロディ             ※ブロディ、2人と場外乱闘
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組
             ◎ 馬場(片エビ固め 29分44秒)シン        ※タイガー、コーナーからのエルボードロップ
             ◆公式戦45分1本勝負
             D.ファンク.Jr、T.ファンク組 ( 1−0 ) J.鶴田、天龍源一郎組
             ◎ ドリー(回転足首固め 15分44秒)天龍        ※スピニングトーホールドがクリティカル
       12月7日◆公式戦45分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ ブロディ(片エビ固め 26分40秒)スミス                ※ギロチンドロップから
             ◆公式戦45分1本勝負
             T.J.シン、上田馬之助組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ シン(ラクダ固め 36分20秒)浜口                 ※浜口流血で体力消耗する
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) D.ファンク.Jr、T.ファンク組
             ◎ 馬場(体固め 30分32秒)ドリー
             ◆公式戦45分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) R.木村、阿修羅・原組
             ◎ 鶴田(体固め 30分54秒)原                    ※ラリアットからバックドロップ
       12月9日◆公式戦45分1本勝負
             D.ファンク.Jr、T.ファンク組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ ドリー(回転足首固め 42分30秒)キッド        ※スピニングトーホールドでギブアップ
             ◆公式戦45分1本勝負
             T.J.シン、上田馬之助組 ( 1−0 ) R.木村、阿修羅・原組
             ◎ 上田(片エビ固め 44分22秒)木村        ※大流血の木村をコブラクローで締め上げる
             ◆公式戦45分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ ハンセン(片エビ固め 28分1秒)浜口              ※浜口を集中攻撃、DDTから
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) J.鶴田、天龍源一郎組
             ◎ 馬場(片エビ固め 38分55秒)鶴田                 ※同士討ちから押さえ込む
      12月11日◆公式戦45分1本勝負
             R.木村、阿修羅・原組 ( 1−0 ) D.キッド、D.スミス組
             ◎ 木村(リングアウト 17分5秒)キッド                 ※カウント19で木村が生還
             ◆公式戦45分1本勝負
             D.ファンク.Jr、T.ファンク組 ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組
             ◎ ドリー(片エビ固め 33分25秒)上田         ※スピニングトーホールドがクリティカル
             ◆公式戦45分1本勝負
             J.鶴田、天龍源一郎組 ( 1−0 ) 長州力、A.浜口組
             ◎ 天龍(逆さ押さえ込み 23分23秒)長州      ※天龍パワーボム、鶴田バックドロップから
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組 ( 1−0 ) S.ハンセン、B.ブロディ組
             ◎ タイガー(体固め 25分6秒)ハンセン              ※フライングボディアタックから
      12月12日◆公式戦45分1本勝負
             D.キッド、D.スミス組(2点) ( 1−0 ) T.J.シン、上田馬之助組(4点)
             ◎ キッド(リングアウト 30分6秒)上田
             ◆公式戦45分1本勝負
             長州力、A.浜口組(4点) ( 1−0 ) D.ファンク.Jr、T.ファンク組(6点)
             ◎ 長州(体固め 37分54秒)ドリー              ※フォールを返して逆に押さえ込む
             ◆公式戦45分1本勝負
             G.馬場、タイガーマスク組(14点) ( 1−0 ) R.木村、阿修羅・原組(4点)
             ◎ 馬場(体固め 28分59秒)原                         ※背中にエルボー
             ◆公式戦45分1本勝負
             S.ハンセン、B.ブロディ組(10点) ( 1−0 ) J.鶴田、天龍源一郎組(8点)
             ◎ ハンセン(片エビ固め 26分6秒)鶴田               ※パワーボムの3連発から
             ※馬場、タイガー組が14点で2年連続2度目の優勝

総評:最終戦を待たず、馬場組が7戦全勝の2年連続優勝を決めた。馬場は本当に強い。タイガーが早いタッチで馬場につなぎ、馬場が一人で二人を相手にして倒している。馬場、タイガー組に黒星をつけるチームはどこになるのだろうか?さて、来年早々、あの「ザ・ロード・ウォーリアーズ」が初来日!どんな闘いを見せてくれるのか、期待したい。