ゼインとは?
(95/11/23)
ゼインはとうもろこしの蛋白質です。
- ゼインはとうもろこしから作られます。
ゼインはとうもろこしのタンパクです。とうもろこしからは「グルテンミール」という副産物が出来ます。これに30〜40%くらい含まれている、水に溶けない蛋白質です。
一般にはやや黄色がかっていて、エタノール(60〜90%)によく溶けます。溶けたものを塗ると、乾いて「膜」になります。また、エタノール溶液はべたべたしているので接着剤のようにも使えます。
- ゼインの歴史
ゼインは、1960年頃から研究されており、当時は「プラスチック」の代わりとして用いられたようです。つまり、ゼインは「プラスチック」のような性質を持っているのです。適当な溶媒で練ると柔らかくなります。それを乾燥させれば非常に固くなります。しかし、元がタンパク質であるので、微生物の分解を受けます。そこから、「生分解性プラスチック」としての用途もあります。
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