インックジェトプリンタ−で意図した通りの写真印刷するためのテクニック
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  @ プリントする前に、知っておくこと   A 原稿のチェックと調整       B 画像解像度
  C アンシャープマスク   D 正しい出力設定  


 Digital photo guide  
■ 原稿のチェックと調整 A 
※本稿では画像処理ソフトは AdobePhotoShop を使っての例で説明します。

原稿をチェックする

プリントする前にデータをしっかりチェックする。 色がつぶれたり飛んだりしている部位が画像内に存在すると、美しいプリントは期待できない。
白飛び、黒つぶれをよくチェックし、そういった問題点が見つかったら手直しする。

まずは、レベル補正でヒストグラムをチェック

 ハイライト部が飛びすぎていないか
 シャドウ部がつぶれすぎていないか

最近の高機能インクジェットプリンターは、自動色補正機能や、各色毎の微調整機能を整えているが、カラーマネジメント(CMS)を 理解していないと失敗する。また、失敗していることに気づかず、うまく色が出ないと悩むことにもなりかねないので注意が必要だ。
※印刷結果に意図した通りの写真品質を求めるなら、プリンターまかせにせず、自動補正などはすべてオフとするのが望ましい。

⇒ テストプリント
大判でプリントする場合は、あらかじめでテストプリトをすることをお奨めする。 この場合、大判プリントと、同じ用紙を使うことが前提だ。
※一般的に大判プリントの作品の場合は、やや濃度を上げてプリントした方が 見た目がよい。従って、濃度に関しては、小さい用紙のテストプリントでは、ほんの少し濃い目になるくらいに調整するのがよい。
【@適正データの画像】

【適正データの画像のヒストグラム。】
 




【Aハイライト飛びすぎの例】
ハイライト部がヒストグラムの右端にくっついてしまっていたら、その部分のデータは再現できない。

【白飛びの例のヒストグラム。】
これを出力すると、プリントでは255のハイライトの部分は再現できない。 255は紙の白さで表現されます。
※ハイライト部の階調は最高値で245くらいまでしか表現できないと考えておくべき
 
【白飛びのチェック】
Photoshopでレベル補正が開いていれば、白飛びとがどこに起こっているか確認することが出来ます。
ヒストグラムの右端が255の壁ですのでこの真下にある三角形のスイッチをoptionキー(Windowsの場合はAltキー)を押しながら長押しする。
このとき画像のすべてが見えるようにしておく。

画像は全体が黒色に変化し飛んでいる部位をRGBの色で明示します。
3色のデータともが255になってしまっていれば白くなります。
 




【Bシャドウつぶれの例】
シャドウ部が左端に偏っていても同じことです。 「モニタ」では黒のつぶれる部分にも階調があるように見えますが、ヒストグラムで確認すればよく判る。


【黒つぶれの例のヒストグラム。】
ヒストグラムの左端は0になっている。


これを出力すると、0のシャドウは再現できず、0は完全につぶれます。
※シャドウ部は最低値で、6くらいまでしか表現できないと考えておくべき


【黒つぶれのチェック】
ヒストグラムの左端の真下のスイッチを先ほどと同じように長押しすれば画面は白に変わりつぶれている部位が各色で示されます。
3色ともつぶれていれば黒くなります。
画像は全体が白色に変化しつぶれている部位をRGBの色で明示します。 3色のデータともが0になってしまっていれば黒くなります
   





トーンカーブで原稿を調整する

つぶれたり飛んだりしている部位の調整には「トーンカーブ」を使って、 ハイライトが255に、シャドウが0にならないようにコントロールします。

トーンカーブは「イメージ」「色調補正」からも選べますが、後で再調整することを考え、調整レイヤを使用した方がよい。
「レイヤ」「調整レイヤ」「トーンカーブ」

グラフの下側にあるスライダは、左が黒で右が白、左側にあるスライダは下が黒で上が白にセットするため
スライダの←→部分をクリックする。

このようにセットされたトーンカーブのリニアカーブは右上がりのものになり、右上が255、左下が0となります。
 
ハイライト側を落とすには、 カーブの右上のポイントをクリックしたら矢印キーで1〜2クリック下に下げます。
また、逆に、シャドウ側を明るくするには左下のポイントをクリックして1〜2クリック上に上げます。

これで再度ヒストグラムをみると、左右の壁についていたグラフは壁から離れます。




シャドウ・ハイライトで調整する

シャドウ・ハイライトは中間調を変化させないで、ハイライト側、または、シャドウ側だけを個別に調整できる 便利な機能です。

シャドウ(量)を右にスライドさせると、シャドウ側の部分が明るく調整されます。

同様に、ハイライトを右にスライドさせると、今度はハイライト側の部分が暗く調整されます。


※トーンカーブ、シャドウ・ハイライトによる調整ともに、 画像処理が完成した後の調整では、全体の色のバランスがくずれて期待通りにいかない場合が多い。 従って、完成前の処理段階で、白飛び、黒つぶれを抑える配慮が必要です。

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