2000年11月20日、ホテルニューオータニで行われた第7回ダイムラー・クライスラー シンポジウムに参加した。シンポジウムは「持続可能なモビリティと地域資源の有効活用」題目として行われた。(詳細については以下の報告書を参照されたい。)ハインリッヒ・フレーゲル教授が「地域の持続可能な資源を活用した自動車づくりと環境保護戦略」と題して講演を行った。南アフリカの農場で栽培された麻から抽出される天然繊維を用いた繊維強化型プラスチックを開発し、メルセデスベンツ自動車Sクラスの内装品に採用されていることが述べられた。この導入により、コスト削減と重量の削減や雇用の面などいくつもの利点を強調していた。これらの主目標が環境保護であることを主張していた。ヨハネス・エプナーさんが「燃料電池車時代の持続可能性を考慮した燃料選択の考え方」と題して講演を行った。2010〜2020年が石油供給のピークと考えられており、それ以降コストの上昇や価格高騰の恐れがあることを述べた。燃料電池の燃料について、ダイレクトメタノールというメタノールから直接電力を得る方式も開発中であることが述べられた。ダイムラー・ベンツが開発を行っている燃料電池自動車、Necarシリーズの紹介も行われた。(2000/11/5に発表されたNecarシリーズの新モデルNecar5およびゴーカートの詳細な話が無かったことは残念であった。)東京大学助教授の竹内先生が「ダイムラー・クライスラーの地域資源活用の意味するもの」、副題として「真のグローバル企業の条件を考える」として解説が行われた。その後、主題「地域資源活用によるものづくり革命」、副題「企業と地域の新たな未来像を考える」としてパネルディスカッションおよび質疑応答が行われた。金谷年展先生がデモレーターを務めた。21世紀の先端企業は、地域資源活用を行うべきであることが強調され、21世紀の企業、地域と都市の関係、大学と企業の関係について重要な提案がなされたと思った。最後に各出席の方々のメッセージがあり、金谷先生の朗読でシンポジウムは閉幕した。


2000年9月27日、東京ビックサイトにて主催:新エネルギー・産業総合開発機構(NEDO, New Energy and Industrial Technology Development Organization)、後援:通商産業省で「NEDOフォーラム2000」が開催され出席した。今回NEDO、20周年記念として作家小松左京氏の記念講演が「科学・技術・人・自然」と題して行われた。講演は宇宙開発(日本のロケット技術は世界で唯一水素をロケットの燃料として使用する高度な技術を持っている)、海底探査(海底一万メートル以下を掘ると生物が多数いる)、生物科学(マイクロマシーンの究極的な目標はDNAのカットを行うことである)、人類(人類進化の不思議さについて)と多数の興味深い話が聞けた。また、エネルギー関連では自然エネルギーの利用について語り、海からエネルギーを取り出すこと(海底と海水表面の温度差から熱電対を利用して発電する。)を提案し結論とした。70歳近い方であったが話はとてもしっかりとしていた。 午後のパネルディスカッション「エネルギー」では、パネリストとして出席されていた評論家の木元教子氏の辛口なトークが印象的だった。また、パネリストや会場の出席者はほとんど男性で、木元氏の女性の見方による省エネ技術に関する話はどこか新鮮さを感じた。(男性の見方はハードウェアに偏ってしまっているからかな?) 展示にも足を運んだ。科学技術振興事業団やNEDOの展示が大きく目立っていた。今年の3月までいた科学技術庁金属材料技術研究所の展示もあり、久しぶりの知人にも会った。海洋技術センターの展示では水深2500m以上からマントルに到達するまで掘削するという壮大な計画について聞くことができた。海底の堆積物について調査することで生命の起源、地殻変動プロセスの解明、地球環境変動に関する研究を行うと言うことであった。 北九州学術・研究都市の展示にも興味があり覗いた。以前から何となく聞いていたが、具体的な話を聞くことができその構想について知ることができた。(この研究都市化はアジアの中核的な学術研究拠点を目指し、北九州大学・九州工業大学大学院・早稲田大学・早稲田大学大学院・英国クランフィールド大学、ドイツ国立情報処理研究所など多数の大学および研究所が同じキャンパス内に集積するというものである。)どのような結果や成果が出るか、動向を見守っていきたいと思う。


ウェールズの首都カーディフのヒルトンホテルにて開催された国際会議ICT2000より無事戻ってきました。日本人の参加が多く結構目立ってました。金材技研で一緒に研究をしていた工学院大M2と都立大の後輩で現在新潟大D1が揃って国際会議デビューを果たしました。二人とも上手く発表できていました。つい自分が国際会議でデビューしたときとダブりました。(余談ですが今回宿泊したヒルトンホテルは一泊190ポンドもするそうです。)会議中は古城でワインテースティングなる催しものがありました。またバンケットは市民ホールを借り切って行われました。会議終了後、ロンドンに移り一泊30ポンドのB&B(共同シャワー・トイレ)に宿泊し、そこを基点にバスと地下鉄を使ってあらゆる所へ出かけました。英国博物館で見ものだったのはロゼッタストーンとミイラでした。展示品の数は莫大にあり、日本からの展示品も多数ありました。(英国博物館の前にある”わがまま”というラーメン屋でわがままラーメン食べてしまいました)他にも科学博物館、自然史博物館、ナショナルギャラリー、ナショナル・ポートレート・ギャラリーなど回りましたが、ロンドンは博物館がとても充実していると思いました。 ドイツは今回で3回目ですが、何度行っても良い所だと思いました。(雰囲気が良いのとハム、ソーセージ、ビールが美味しいので・・・)ボンで滞在したホテルはドイツの研究員の方のお薦め”モーツアルトホテル”でした。ヒルトンホテルとは対照的なとてもクラシカルな感じで雰囲気良く落ち着きました。研究所DLRを訪問し、施設や実験装置について説明していただきました。案内して頂いたあとケルンの大聖堂に登り、夜は研究所の人達と飲み屋でビールを飲みながら大変盛り上がりました。 


今年の夏は初盆で福岡に戻り、墓参りに行ってきました。その時に、2つ隣のお墓に享年24歳と2歳の方がいました(以前、家族の者が気付いたらしいのですが)。大変違和感を感じ、名前を見たところ本村さんのお墓でした。テレビでニュースやワイドショーを見てとても憤りを感じていた事件でしたが、何となく遠い話にも感じていました。ところが本来刻まれるべきでない人達の名前が石に刻まれているのを見て、とてもリアリティーを感じ衝撃を受けました。両家のお墓はとても眺めのよいところにあります。祖母とともに小倉の美しい景色を見ながら安らかに眠ってほしいと思いました。  


非常に良いと思う映画に出会いました。「グラディエーター」です。古代ローマ帝国が舞台でストーリーはシンプルです。ストーリーのシンプルさにもかかわらず、映像の壮大さと美しさで引き込まれます。戦闘シーンがたくさん出てきますが、非常に美しく(表現がおかしいかもしれませんが)、芸術の域に達している気さえしました。主演のラッセル・クロウが男らしい良い演技してます。是非、大きな劇場で見ることをお勧めします。


2000年7月28日、東京大学にて「熱電材料の実用化技術の現状と将来」というテーマでシンポジウムが行われ、それに出席してきました。小松エレクトロニクスの講演ではペルチェ素子が半導体チップ製造においてなくてはならないほどの重要な作製工程に多数使用されており、半導体産業を支えている印象を受けました。セイコーの講演は世界ではじめて発売した熱電腕時計「THERMIC」についてであった。腕時計に熱電素子を使うというアイデアは誰にでもありそうだが、それを実現してしまったところに大変な魅力がありました。それを可能としたマイクロモジュールの大きさにはただ驚くばかりです。また、その周辺にも最新の技術が導入されているようです。質疑応答のときに思いましたが、このマイクロモジュールを使った次の製品も考えているような気がします。もしそうであればまたどのような製品が出るか楽しみです。日産自動車の講演では自動車の排気ガスの熱を利用して発電を行い、燃費を向上させようというものであった。研究段階であるが実用化に対し大変期待したいと思います。講演を拝聴しながら思いましたが、大手企業が行う研究調査は徹底的に行っている感じを受けました。   


2000年7月1日、青山にあるホンダプラザへP3の歩行デモを見に行ってきました。(やはりテレビで見るより実物はいいですね。)最初に現れて歩いたときには思わず声が出てしまいました。また階段を昇ったり降りたりしたときには本当にロボットかなーと思ったぐらいスムーズでとても感動しました。一方、車とバイクの展示にも興味深いものがありました。CBR600FやNSXが置いてあり触れることもできました。NSXではシートにも座り大満足でした。


2000年4月。近況報告いたします。4月1日(土)神奈川大学にて辞令を頂きました。自分を含めて新任の助手は5人(すべて工学部)でした。新任教員は教授、助教授、講師と助手(文系・理系、短大合わせて)の全員で22名でした。 役員・役職者の紹介があり、その後新任者一人一人名前を呼ばれ挨拶をしました。最後に理事長と学長の挨拶があり約1時間で終了しました。 それから研究室に行き、既に購入していただいていたコンピュータ(ペンティアムIII,700MHz)をセットアップしようと机の上で作業をしていたのですが・・・。手が真っ黒に!様々なところにほこりが被ってあり、かなり汚れていましたのでセットアップを中止して掃除をしてしまいました。

4月3日はパシフィコ横浜で入学式がありました。パシフィコ横浜へは初めて行きました。駅からしばらく歩いて、動く歩道でのんびりと景色を眺めながら会場に向かいました。全学部の学生と父母が広い会場にびっしりと詰まっていました。第一部では辞令式同様役員・役職者の紹介のあと、学長の挨拶があり、新入生紹介、祝電披露、校歌斉唱があって閉式しました。第二部では学生表彰がありました。スポーツ部門では99ワールドユースチャンピオンシップサッカー日本代表になったことで表彰されていた高田君がとても目立っていました。現在ベルマーレ平塚に所属しながら学生生活を送っているそうです。表彰を通してやはり神奈川大学はスポーツがとても盛んであると感じました。第三部ではオーケストラによるJAZZなどの演奏がありました。生演奏は良いものですね。(^o^)丿 音響システムはたいへん素晴らしいと思いました。

学校も始まり学生たちほぼ全員と顔を合わせ,ゼミの日程を決めました。ゼミは週二です。その一日はVisual C++の使い方から応用まで。もう一日はそれぞれの研究テーマの勉強会となります。来週から本格的にスタートです。頑張ります。ちなみに、学校生活は正直言ってまだリズムがつかめていませんが、毎日8:30に行ってます。