上対馬町誌
資料編(2004年発行), P316-319
米田家文書
○上対馬町琴米田匡氏旧蔵
長崎県立対馬歴史民俗資料館所蔵
一 祐覚・浄秀連署状
きんさき□の事、□いつれも/\せん/\□をいたすへ□状如件、
□
十一月□ 祐覚(花押)
浄秀(花押)
きんさきみやふ
二 宗盛次書下
きんさき(琴崎)大明神の御しやりやう(社領)の事、ことにミや
ふやく儀、代々の御はん(判)のむねに□(まか)せて相違
あるましく候、□(かく)ら又ハせん/\(先々)よりありき
たり候する事、すこしもふさた(不沙汰)いたすましく候、
為心得状如件、
□月三日 (宗)盛次(花押)
きんさきミやふ
三 宗盛勝書下
きんさき(琴崎)大明神の御しやりやう(社領)の事、ことにミや
ふやく之儀、代々の御はん(判)のむねにまかせて、相
違あるましく候、ことにかくら(神楽)又ハせん/\より
あり来候する事、すこしもふさた(不沙汰)いたすましく、
為後日之状如件、
天文十年九月廿一日 (宗)盛勝(花押)
きんさきミやふへ
四 調廉書下
きんさき(琴崎)大明神のミやうふやくの儀、代々の御
はん(判)のむねにまかせて、相違有間敷候、殊御かくら
(神楽)その外有来候する事、無沙汰有間敷之状如件、
永禄四年
潤三月廿一日 調廉(花押)
きんさき ミやうふへ
五 調廉加冠状
加冠
并実名
廉常
永禄四年
壬三月廿一日 調廉(花押)
米田藤六殿
六 宗調昌加冠状
冠者
并
藤六
昌永
永禄九年正月廿一日
(宗)調昌(花押)
米田犬子丸殿
七 宗調昌書下
きんさき(琴崎)大明神の御まつりこと・御かくら(神楽)、前代
のま/\つとめ申されへく候、代々の御はんにまか
せ候、仍一筆如件、
永禄十二年つちのへのみ三月廿四日
(調)しけ昌(花押)
きんさきみやうふまいる
八 宗義調官途并名字宛行状
藤右衛門尉并調尋之事、依望、不可有□之状如件、
永禄拾二
八月廿一日 (宗)義調(花押)
米田与六殿
九 宗一鷗義調書下
きんさき大明神のミやうふ職の事、□(おカ)なしく御
かくら等、せんれいに相違なくつとめ可申候、仍
状如件、
天正十一年ミつのとのひつし二月十日 (宗義調)一鷗(花押)
きんさき明婦へ
一〇 柳川調信書下
きんさき(琴崎)大明神ミやうふ職之事、おなしく御
かくら(神楽)とう、せんれい(先例)に相違なく、つとめ可申候、
仍状如件、
慶長五年庚辰
二月廿八日 (柳川)調信(花押)
きんさきミやうふへ
一一 調連仮名并名字宛行状写
弥□(五)郎并実名
連盛
依為望、不可有相違之状如件、
文禄二年
十月吉日 調連(花押影)
米田弥五郎
一二 某証状
まへはるのちやゑんの事、よう/\のき申つけ候、
はひろもめん四たん・米一こくうけとり候、ひつ
□(しカ)年よりたつのとしまて、かのちやゑんあつけ
おき候、みのとしよりうけとるへく候、為以後、
一筆進之候、
天文三年きのへむま霜月三日 (花押)
□