勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第18話●
トルネコヤマトの宅急便


 3週間のご無沙汰でした。って、だんだん更新の間隔が広がっていような、そうでもないよう(どっちだ)。えーと....(と前回の冒険日記を読み返す)....なるほど、分かりました。今回は前回の続きですね(確認しないと分からんのか)。


 おれとトーマスはエンドールの城下町にたどり着いた。トムじいさんの飼い犬であるトーマスとおれはすっかり意気投合し、今もなお行動をともにしている。犬なのに馬が合うとはこのことだ。(トルネコはオヤジなのでギャグもオヤジテイスト)

 エンドールには、ありとあらゆるものがある。仕事をなくした傭兵、「銀の女神像」を欲しがる金持ち、店を売りたがる老人、愛、欲望、裏切り。♪ああ〜、ああああ〜ああああ、欲望の町♪(from「白昼の死角」)。ただひとつ、エンドールに欠けているものがある。それは優秀な武器屋だ。

 ボンモールでは来るべき戦争に備え、防具を高値で買い取っていた。戦争を始めるのはおれの仕事ではないが、戦争が始まる前にそれを利用して儲けるのも悪くない。おれはエンドールで防具を仕入れてボンモールへ行き、値段を不法に吊り上げて利益を得ることにした。1500Gで手に入れた鉄の前かけが2500G以上で売れるのだからやめられまへんなあ(悪徳商人)。

 ボンモールのリック王子はエンドールのモニカ姫と恋仲であり、何としてでも戦争を避けて結婚をしたいらしい。結婚の許しを得るための手紙をあずかっているのだが、この手紙を姫と王に見せてしまうと戦争の危機が回避され、今のような金儲けができないので、しばらく手紙は公表しない(極悪)。

 しばらくエンドールとボンモールを往復して漁父の利を得ていたが、それも飽きてきたので、他の金儲けを考えることにした。そういえば、エンドールの金持ちが「銀の女神像」を欲しがっていた。像はエンドール北東、沼地に囲まれた洞窟にあるという。

 1人で行くのはやぶさかでないが、鉄の金庫を持っていないため魔物にやられたら所持金が減ってしまう。城下町には血に飢えた傭兵スコットがいて、5日間400Gというリーズナブルな価格設定で仲間になってくれる。おれはスコットを買うため町に戻った。だが。


弱虫スコット

 犬嫌いの傭兵に用はない。おれは宿屋で魔法を使える詩人ロレンスを仲間にして、「銀の女神像」を手に入れるため洞窟へと向かった。メンバーは「おれ→ロレンス→トーマス(犬)」だ。

 「銀の女神像」を手に入れた(早いよ)。

 しばらくロレンスと行動をともにし、目的を果たしたダンジョンに意味もなくもぐり込み、モンスターの命をもてあそぶだけでなく、金品を奪い店に高値で売りつけるいう悪行三昧

 やがてロレンス賞味期限(誤)が来てしまった。再びおれとトーマスの2人旅(正しくは1人1匹旅)に逆戻りである。

 不眠不休で動き回ったため、体力を消耗してしまった。おれは「銀の女神像」を手に、それを欲しがっている金持ちの家を訪ねた。

 こんなレアものを簡単に手放すわけもなく。ただ金持ちというのがどのくらいの金額を出すものか、知りたかっただけなのだ。

 宿屋に戻り、シャワーを浴び、取るものもとりあえずベッドに倒れ込んだ。そして瞬く間に朝を迎え、おれはベッドから出た。

 おれは酒が必要だった。多額の生命保険が必要だった。休暇が必要だった。田舎の別荘が必要だった。しかし、おれにあるものは、鎧と帽子と盾と破邪の剣だけだった。おれはその4つをからだにつけて、部屋を出た。


 順調そのものですが、あまり「ドラクエ」っぽくないかも(今さら言うな)。ま、もう少しお付き合い下さいませ。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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