勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第13話●
クリフト・イーストウッド


 皆様お待ちかね、ついに伝統芸能の域に達した感のある冒険日記の時間です。寄っておいで、見ておいで。サントハイム三人衆の旅も、今度こそ大団円を迎えそうなそうでもないような(だからどっちだ)、そんな感じでーす(投げやり)。


 クリフトです。こんばんは(今回もまた正しい挨拶)。

 私たちはいよいよエンドールのお城に着きました。一応ここがアリーナ姫の冒険の最終地であり、武術大会で優勝すれば姫の目的は達成されるわけです。今回の旅ももうすぐ最後、ということですね。

 せっかくお城を抜け出して、姫と2人きりで旅ができると思っていたのに、ブライ様というおじゃま虫(死語)が来てしまったために、今日の今日まで過ちらしい過ちも無く(それが普通だろ)冒険が進んでしまいました。もしもブライ様がいなかったら、私たちの2人旅はどうなっていたことでしょう。

 宿屋の一室で過ごす眠れぬ夜。せまいカゴに2人きりで乗り込んだとき、私の頬にかかる姫の吐息。そして姫のヒールが私の背中にぐいぐいと押し込まれる感覚....(何なんだよ)。

 とはいえ、まだそういうことが起こらないとは限りません。いくら姫様が強くなったといっても、武術大会に出るにはまだまだ体力もレベルも足りないようです。姫様のレベルを上げるべく、私たちはエンドール周辺で魔物虐待キャンペーンを実施するのでありました。

 姫は日に日に強くなって行きます。もちろんお城にいるときから人並みはずれた怪力の持ち主だったわけですが、それが今では馬並みはずれた絶倫(誤)になろうとしているわけですから、これ以上の悦びがあるでしょうか。ええ、ありませんとも(丁寧な反語表現)。

 姫様のレベルが上がると私たちは宿屋で体力を回復するとともに、武器屋でお金の許す限り正義のそろばんを買いまくります。そしてまた外へ出て魔物たちを血祭りに上げ、町に戻って回復&まとめ買いというパターンを、しばらく繰り返しました。

 そしていよいよ、アリーナ姫が武術大会にエントリする時がやって来ました。控え室でのみ手に入る「鉄の爪」---英語で言うところのアイアンクローですが(なぜ英語)---を装備し、おびただしい数の魔物たちを屠ることにより得た知力・体力・時の運をもって、姫様は武舞台に立ったのでありました。ベンベン(BGM)。

今日の試合結果(速報)


ストレート&ノスタルジー(誤)

 順当に勝ち抜いたアリーナ姫が、いよいよ武術大会の現チャンピオンであるデスピサロに挑む時がやって来ました!!....と思ったものつかの間デスピサロは、姫様の強さに恐れをなしたのか、あるいは急な用事を思い出したのか、はたまたお腹がすいちゃったのか、理由はよく分かりませんが、会場から忽然と姿を消してしまいました。

 ということで、いきなりエンディングモードに突入です(早いよ)。サントハイムのお城に戻ると、城内には人っ子一人いなくて、それで唐突に(つづく)みたいな展開で第2章が完結してしまいました(早すぎだって)。

 ところで、エンディングモードに突入したとき、せっかくなので歩いてサントハイムのお城まで歩いて帰ったのですが、いつまでたっても夜になりませんでした。

 ....白夜? (誤)

第二章 おてんば姫の冒険
       完


 何だかまるっきりクリフトらしさが出せませんでしたが、第二章はこれにて終了です。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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