勇者ゆたんぽの冒険
●第20話●


 ランシールの村の奥っちょの方にある試練の洞窟にチャレンジ。

 もう、冒険もこの辺になって来ると、どっから手をつければ良いのか分からなくなってしまうのだけど、とりあえず船のルートから考えて、ランシール辺りが妥当じゃないか、と。

 スーツに白塗り顔のほしの、きれいなドレスにバニーの耳を突き立てたぷりぷり、そしてぬいぐるみにすっぽり身を包んで誰なんだか分からなくなったいやーんの3人を待たせて、ゆたんぽは1人で洞窟の中へ....。1人で大丈夫かなあ。

 ところがところが、最初の不安は何処へやら、1人で進める洞窟探索は、予想以上に楽しいものだった。何つったって、誰にも邪魔されることなく、1人でじっくり戦闘&冒険を満喫できるんだもん。まさにフリーダム!!

 またまたこのダンジョンも、楽勝でクリアしてしまった。(ブルーオーブをゲット!!)


 勢いに乗った一行は、そのままルーラでジパングへ飛び、やまたのおろちが潜む洞窟へと向かった。

 ××××(個人名)のいびきのような荒い息遣いが鳴り響くダンジョンを、あっちうろうろこっちふらふらと歩き続ける4人。階段を下り、やまたのおろちとの相対する時が来た。

「ほら、あれがやまたのおろちだよ」
「うわー。おっきいー」
「凄いねー」
「みんな見た? ちゃんと見た?」
「うん」
「じゃ、帰るか」

 以上、やまたのおろち見学ツアーでした。

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