今日のドラクエ3
●1997年1月16日●


 今日は「ドラクエ」のアイテムや魔法について述べさせていただきます。

 「ドラクエ」の面白さの基本は、何といっても言葉のパワーに尽きると思う。この辺が「ファイナルファンタジー」との違いなんだなあ。

 パルプンテで呼び出しちゃう「とてつもなくおそろしいもの」なんて、ちょっと「FF」には真似できないもんな。1作目(FC版)のラストに登場する「あなたはローラひめをだきあげて....」みたいな文章も、ちゃちなグラフィックを補ってあまりある表現だと思う。

 そう。「ドラクエ」の面白さって、それをプレイしているユーザーの想像力の産物なのだ。想像力の無い人は「ドラクエ」やっても無駄です、はっきり言って。そういう人は「FF」でもやってて下さい(失言)

 で、そんな「ドラクエ」の中でも特に楽しいのがアイテムの名前。世の中には攻略本と呼ばれるいけ好かない類の書物があって、その中に稚拙な絵で描かれた想像図(?)が載ってるけど、あれこそ邪魔ってもんだ。おれたちにもっと想像させてくれ。

 例えば「破壊の鉄球」というおっそろしい武器がある。これなんか、想像力の乏しい人は銀色の鎖に銀色の球がくっついてるだけの無味乾燥な姿形を想像しちゃうんだろうけど、さにあらず。本当は

 こんなデザインに違いない。きっとそうだ。文学部を卒業した学士様が言うんだから間違いない。どうだ、この破壊的なデザインは。こんなんで攻撃されたら痛いやら、間が抜けているやら、もう、大変な騒ぎである。

 次の「ドラクエVII」はプレステで供給されることが決まったようだけど、次世代機に移ったからといって、全然違うゲームになっちゃしょうがない。「ドラクエ」には、いつまでたっても行間の面白さを忘れないでほしいなあ。


 すんません。次回からは通常の冒険日記に戻ります。

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