勇者ゆたすけの冒険
●第56章●
〜消えた三兄弟〜


 「ゆたすけおさえラブ・アフェア(浮気か)に夢中です」という応援mailが来る一方、「りんご君が可哀相」という同情mailも届いており、まったくもって大反響の冒険日記も、いよいよ、マジで、ムーチョ大詰めでございます。


 めきめきレベルを上げ続けるゆたすけおさえは、何と、無謀にも2人でハーゴンの城に突入することにした。

 ゲームをプレイしたことがある人は分かると思うけど、レベルにそれほど余裕がない場合、城に攻め込むかどうかの見極めは祠から城への道中で出会うモンスターの数/種類による。ここでフレイムやらアークデーモンやらがわらわら出現して、惜しげもなくザラキとかイオナズンを使いまくって来ると、それだけで大量のMPを消費してしまい、城に到着したころにはすでにへろへろになってしまう。こういうときはおとなしく祠へ戻るに限る。

 逆に、腕力馬鹿(暴言)であるギガンテスとか、呪文を唱えないフレイムとかにしか合わなかった場合、HPもMPもそれほど減っていない状態で城に入ることができる。こうなったらチャンスだ。

 このチャンスこそ、まさに千載一遇、一期一会、海千山千(関係なし)、仮死状態(ダメじゃん)。行くしかないっす。戦うっす。自分、攻めるっす。攻めて攻めて攻めて攻めて(やめてやめてやめてやめてやめ)。(くどいっちゅーの)

 ルビスのまもり邪神の像を使ってどうにかこうにか城内への潜入に成功した2人は、何だか手強くてちょこざいなモンスターたちに苦戦しつつも、階段を上へ上へと進んで行った。

 ところで、その昔、ブルース・リーの遺作となった『死亡遊戯』という映画があった(何だか「編集後記」みたいな展開だ)。クライマックスでブルース・リーは、1フロアに1人の強敵が潜む建物に入り込み、フロアごとに激しいバトルを繰り広げるという展開だ。

 ハーゴンの城は、まさに『死亡遊戯』と同じ状況だ。アトラスバズズ、そしてベリアルというクライマックス三兄弟が、勇者たちの行く手を阻むべく、各フロアの階段近くで待ち構えているのだ。

 ゆたすけおさえは、祈りの指輪世界樹の葉(やられたらしい)を駆使しまくり、へろへろになりながらクライマックス三兄弟を倒すことに成功した(展開が必要以上に早いよ)。

 しかし、この時点で2人の勇者はすでにいっぱいいっぱい。もうこれ以上先には進めない。あともう少し先に進めば、最後の敵であるハーゴンに挨拶できるというのに....(なぜ挨拶)。

 紙数も尽きたことだし(編集サイドの勝手な事情)、このまま進んでもこてんぱんにやられるだけだし、ここはやっぱり。

リレミト(やっぱなあ)

 ところで、SFC版では一度クライマックス三兄弟を倒すと、2回目以降はもう出て来ないんだね。FC版でもそうだった? 何となく、城を攻めるたびに毎回毎回ご丁寧に戦っていたような気がするんだけど。違ったかなあ。


 いよいよ先が見えて来ましたね。冒険日記、異常に長かったですね(笑)。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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