勇者ゆたすけの冒険
●第54章●
〜愛のメモリー・ミレニアム〜


 もはや行くところまで行っちゃって引き返せなくなった冒険日記です(爆笑)。ゆたすけの愛の遍歴は、一体どこに辿り着くのでしょうか。


 自分の胸の高鳴りが、りんご君がいない寂しさを紛らわせるためのものなのか、あるいは本気でおさえに心を動かされているためのものなのか、まだゆたすけは判断できないでいた。

 世界に平和をもたらすためというよりも、りんご君にかけられた呪いを解くため、にっくきハーゴンを倒す旅を続けているくせに、旅を進めれば進めるほど、ゆたすけおさえ不可解なキャラに惹かれていくのであった。って、ハーレクイン・ロマンスか(爆笑)。

 恋は盲目とはよく言ったもので、おさえの何気ない言動が、ゆたすけには、今までとは違った意味を持つような気がしてならなかった。「おまんじゅう、食べる?」と聞かれれば、今までは「なーにがまんじゅうだ」と思っていたくせに、最近では「これこそおさえの愛情表現に他ならないのだ」などと思うようになっていた。また、「お茶飲む?」と聞かれれば、今では「あなたと夜明けのコーヒーが飲みたい」と言われてるのと同じ価値があるのだ(アホ)。

 夜は最後の祠に布団を並べて寝るのだが、今までは何とも無かった「隣りで寝る」という行為さえ、今では鼻血ブー的状態になりつつあった。少し手を伸ばせば触れることができる距離におさえが寝ている。自分の心臓の鼓動でおさえが目を覚ましたらどうしよう。美しい人生よ、限りない喜びよ、この胸のときめきを、はぁなぁたぁにぃ〜(歌うな)

 そんなわけで、ゆたすけはここ数日、寝不足に陥っていた。ゆたすけは、外から差し込む月の明かりをたよりに、おさえの寝顔を見ていた。おさえの身体から発せられるかすかな香りに震えていた。そして、おさえの身体の....(以下27文字自粛)。(やめろーっ)

 どうして今までおさえの魅力に気がつかなったんだろう。ふっ、おれも青かったな(誰だ)。よく考えてみれば、男が男に恋しちゃいけないよな(今さら気付くな)。こんなにステキな女性がすぐそばにいたというのに、ああ、ゆたすけバカバカ(可愛くない)。ラリホーをかけてモンスターを眠らせる時の、母親のような寛大さ(誤)、イオナズンでモンスターたちを蹴散らす時の凛々しさ、そしていついかなる時でもボケることを忘れない芸人魂。こんなにステキな女性と一緒に冒険ができるなんて、ぼくは何て三国一の幸せ者なんだ。

 もうそろそろハーゴンの城に行けるくらいのレベルになっているんだけど、すぐに冒険を終わらせてしまってはもったいない。ぼくはまだまだおさえと一緒にいたいんだ。美しい人生よ、限りない喜びよ、この胸のときめきを、はぁなぁたぁにぃ〜(それ2回目)


 ますます芸風も人格も破綻しまくってます(笑)。こういうの、どぉよ? (何が)

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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