勇者ゆたすけの冒険
●第52章●
〜ルビスに願いを〜


 意外な展開に失禁者....もとい、失神者続出の冒険日記、またもや久々の更新です。一体いつになったら世界に平和が訪れるのか、ってゆーか、そもそも世界に平和が訪れるのかどうかも分かりませんが(笑)、最後までお付き合い下さいね。


 りんご君がダウンしてしまい、めっきり不幸のずんどこに落ちてしまったゆたすけは、世界に平和をもたらすという崇高な目的意識はどこへやら(んなもん最初からないって)、病床のりんご君から片時も離れようとせず、いつまでも冒険を再会しそうにないご様子。これじゃ冒険日記にならないよー(管理者の一言)。

 そんな腰抜け勇者の態度に業を煮やしたのか、ついにあのキャラが立ち上がった!! ....って、もともとメインキャラクターが少ないんで、誰だかバレバレなんだけど(笑)。

「泣ぐ子、いねえがあー」(生はげじゃないんだから)

 そう言いながら、ドアを蹴破るように部屋に飛び込んで来たのは、鬼の面をかぶったおさえだった。びっくりして口が半開きになっているゆたすけの首根っこをつかむと、おさえは物凄い怪力で彼を部屋の外に投げ出してしまった。廊下に倒れ込むゆたすけに降り注ぐ、武器防具とアイテムの数々。

 おさえはめっきり無気力になっているゆたすけをずりずりと引きずりながら、ベラヌールの旅の扉へ向かった。「エヴァ」ミサトさんみたいなセリフを言うんじゃないか、などと期待する読者の予想を裏切るかのように、おさえは超ブルーなゆたすけに意外な一言を発した。

ハーゴンのせいで茶畑が焼き払われちゃって、美味しいお茶が採れなくなってるんだよ。あたしゃ美味しいお茶が飲みたいんだよ(まる子風)。だから、早いとこあいつをやっつけちゃいなよ」

 そういうと、おさえは熱〜い出がらしのお茶をゆたすけに浴びせた。

「あちちちちちちちちち、あっちち、あっちー(GOLD FINGER 2000)。熱いな、何すんだよー」
「あたしゃ美味しいお茶が飲みたいんだよ」
「それはもう聞いたよ。分かった分かった、分かったからもう手荒なマネはしないで(オネエ言葉)」

 何だか分からないやり取りのおかげで、ゆたすけのテンションは元に戻った。さあ、冒険復活よ!! (おせーよ)

 2人は旅の扉を抜け、ロンダルキアのふもとの祠へ。祠を出て西に向かうと、やがて毒の沼のほとりに辿り着いた。ゆたすけ邪神の像を頭上に高々と掲げると、轟音と共に巨大な岩がせり上がり、最後の洞窟がその姿を現わした。

 最後のダンジョンはFC時代にさんざん泣かされたおかげで、無限ループにはまることもなく、それほど「むきーっ」と狂うこともなく(笑)、まあまあのペース(どんなペースだ)で進むことができた。地下の宝箱で命の紋章(最後の紋章)をげっちゅーした2人は、そのままさらに歩を進め、不思議な帽子やらロトのよろいやら稲妻の剣やら、鑑定人たち(何の)がため息を吐いちゃうようなお宝をざくざく掘り当てちゃったりして。これっていわゆる遺跡泥棒って感じ? (やなこと言うなあ)

 あれ。あれれ。ちょっと待てよ。このまま向こうの世界に行っちゃったらダメなのか。まだ大事なアイテムを取って来てないや。

 なぜか気ばっかり焦ってるおさえを宥めすかしながら、ゆたすけはダンジョンを引き返すと、船に乗り込み誰もいない祠へ向かった。祠に入ると、5つの紋章が輝き出し、どこからともなくええ声が聞こえて来た....。

私を 呼ぶのは 誰です?
私は 大地の精霊 ルビス…。
  エビス?
おや? あなたがたは
ロトの子孫たち ですね?
私には わかります。
はるか昔 私が
勇者ロトと かわした約束…。
その約束を はたす時が
きたようです。
さあ……
私の まもりを あなたがたに
さずけましょう。
いつか 邪悪なまぼろしに まよい
とまどった時は
これを 使いなさい。
必ずや あなたがたの 助けに
なるでしょう。
さあ お行きなさい。
ロトの子孫たちよ。私は いつも
あなたがたを みまもっています…。
 ルビスのまもりを手に入れたおさえが祠を出ようとした時、背後でゆたすけの声が聞こえて来た。

ルビス様。まもりはお返ししますから、どうかりんご君を....」
「何しとんじゃーいっ(蹴)」
「ああ、そんな無体な....」
「良いではないか、良いではないか」
「あーれー(ぐるぐるー)」

 誰かこの2人を止めてくれーっ(爆笑)。


 こういう展開になると、ツッコミの重要さを改めて思い知らされますね(笑)。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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