勇者ゆたすけの冒険
●第41章●
「正しいアイテム獲得法」


 もう「ドラモン」こと「ドラクエ・モンスターズ」が出ちゃうっちゅーの。新しい冒険日記を始めるっちゅーの。そしたらこのコーナーは休みになっちゃうっちゅーの。どうする? (聞くな)


 冒険を進めるため、3人は嫌々ながら(なぜそんなに嫌がる)王様に話を聞くことにした。

はるばる デルコンダルの城に
よくぞ 来た!
わしが この城の 主じゃ。
もし わしを 楽しませて
くれたなら そちたちに ほうびを
とらせよう。どうじゃ?
  ゆたすけ「オイルマッサージか? ××プレイか?」
それは 残念だな。
気が 変わったなら また
来るがよい。さらばじゃ。
  ゆたすけ「だからシャレだってばよー」
なら このスタジアムの
まん中まで 進むがよい。
 3人がスタジアムの中央まで進むと、同時にスタジアム沿いに設けられた鉄格子の扉が開き、中から巨大なキラータイガーが現われた。「ガルルルルー!」とっさに身構えるゆたすけりんごキラータイガーが3人に飛び掛かろうとしたその瞬間、おさえが叫んだ。

「エンリケ!!」

 キラータイガーの動きが止まった。ゆたすけりんごは思わずおさえの顔を見た。

ゆたすけ「今のは何だ?」
りんご「新しい呪文?」
おさえ「違うよ。この子の名前だよ」

 ゆたすけりんごは顔を見合わせた。何がどうなっているのかさっぱり理解できないようだ。

おさえ「おいで、エンリケ
エンリケ「くーんくーん」

 おさえキラータイガーに近付き、頭をなで始めた。キラータイガーはすぐにうっとりした顔になり、その場に寝転がると、おさえに腹を見せた。

ゆたすけ「こいつ.... モンスターと知り合いなのか」
りんご「しかも、なぜエンリケ?」
おさえ「実はこの子とは....」

 ここで合計3時間47分(トイレ休憩含む)にも及ぶおさえの思い出話が始まるのだが、紙面の都合上割愛させていただく。

あっぱれ! あっぱれ!
みごとな 戦いぶりであった!
わしからの ほうびじゃ。
月の紋章を あたえよう!
そちたちの かつやくを
期待しておるぞ!
りんご「ぜんぜん戦ってないんだけど....」
ゆたすけ「紋章が手に入ったんだから良いじゃん」

 そういう問題なのか? (笑)


 何だかよく分からない展開で月の紋章を手に入れたパーティーの冒険はまだまだ続きます。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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