勇者ゆたすけの冒険
●第7章●
「男3人そろったら」


 ますます常軌を逸し続ける冒険日記。すでに「冒険日記」という呼び方さえも危ぶまれていますが(どこで)、今回もまたまたサマルトリア城内から始まります。


 ゆたすけ聞き込み調査(調査だったのか)はまだまだ続く。城内の一角には囚人が捕らえられている牢屋があるのだが、勇気ある男、力だけが頼りの男、魔法を使えない男(うるせーよ)であるゆたすけは、勇敢にも囚人たちに話を聞くのであった。

どうせ もうすぐ 世界は
はめつするんです。盗みくらい
いいじゃないですか。ねえ。
 確かにそうかも知れない....(納得すんなよ)

ぼうず いいことを
教えてやろう。
銀のカギを 手に入れろ!
銀のふちのドアなら ぜんぶ
そのカギ ひとつで
開けることが できるぜっ。
 これは良いことを聞いた。ここから出してやろう(そんな勝手に....)

 そんなわけで、囚人2人に話を聞いただけで銀のカギという重要な情報を得てしまった。ぼくは勇者よりも刑事の方が向いてるんじゃないかな。七曲署捜査1係ゆたすけ刑事。愛称はフィットチーネ。いや、パンタロンの方が良いか? エイドリアン? どぶろく? ....あ、読者がひいてる(笑)。話を元に戻そう。

 続いてゆたすけは教会のシスターに声をかけた。

近頃 ハーゴンという者が
世を乱しているとか。
しかし……
ロトの血すじが
ひとつになる時 必ずや
邪教は ほろびましょう。
 あ、やっぱり「3人揃ってゴレンジャー!!」(だからあとの2人は誰なんだ)みたいな展開になるんだ。良かったあ、サマルトリアを無視して冒険を進めなくて。

 でも、よくよく考えてみたら、何でぼくたちが戦わなきゃいけないんだろ。お父さんたちの代じゃダメだったのかなあ。ハーゴンって、そんなに最近のぱっと出の悪者なのかあ。それとも、男3人集まると姦(かしま)しいから?(字からして違うだろ) 確かに見た目から言って、男3人ってのは絵にならないよなあ。そうか。そういうバランスも大切なんだ(妙に納得)。

 教会を出てさらに城内を奥へ進むと、入口に兵士が立っている部屋がある。何だろ何だろ。宝物殿とか王様と女王様の秘密の部屋(よく分からないで言っている)とかがあるのかな。気になる気になる。

ここは りんご王子の
いもうとぎみの 部屋。
むやみに 入ってはなりませぬ。

 げ。サマルトリアの王子はりんごなんてふざけた名前なのか。ぷっ。これはおかしいぞ。ぷっ。くくっ。くくくっ....。しかし待てよ、りんごの妹ってことはみかんとかいちごなんてな名前なのかな。もしかしていちじくとかパパイヤとかマンゴーとか、そんな名前だったりして。パパイヤ.... ぷっ。マンゴー.... くっ。くくっ。これはおかしいぞ。あんまり面白いからメモしておこう。


 また何の進展も見ないまま、今日の冒険日記も終わりです。本当にこんな内容で良いんでしょうか? ゆたすけのキャラクターもだんだん崩れてるような気がするし。

 ということで、は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。

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