勇者ゆたっちの冒険
●第5話●


 装備を整えて意気揚々と冒険の旅に出た口ばっかりの勇者ゆたっちは、いよいよレベルアップに喜びを見出したようで....。

 ぽっぺっぽっぺっぽっぺっぽっぺっというアレフガルドのテーマ(前回と違うじゃねえか)を聞きながら、その辺をうろうろしてみる。まだこの辺りにはスライムとかスライムベス、あるいはドラキーぐらいしか出ないから楽勝だな。か弱き生き物たちをいぢめまくり、ゆたっちはどんどん経験値をためて行った。やっぱりタイマンは良いなあ。男と男の勝負って感じだよなあ(そのくせ、絶対自分より弱いモンスターとしか戦わない)。

 死を恐れぬ偉大な勇者は、いつまでもラダトームの城の周辺から外へは行かないようにしながら、地道にレベルアップを続けるのであった。

 そんなこんなで、勇者はホイミの呪文を覚え、装備をアップグレードさせて、行動範囲を徐々に広げて行った。ゴーストまほうつかいなんていう輩も現われて来て、いよいよ冒険はクライマックスを迎えようとしていた!!(早えーよ)。

 ある程度レベルが上がったところで、大勇者は初めての洞窟探索と決め込むことにした。目標はラダトームの北西にあるロトの洞窟だ。

 たいまつを3つほど買い込み、さっそく洞窟の内部へ。「ドラクエ1」のダンジョンは自分の数歩先までしか見えない、閉所恐怖症の人は決してプレイできないようなシステムを採用している。たまんねえなあ。これって、本当に冒険してるみたいで良いよなー。どうして「2」以降はこのシステムを採用しなかったんだろう。やっぱり勇者の冒険は多少きつくないとつまらないよな。

 お尻に妙なムズムズ感を覚えながら(笑)、ゆたっちは洞窟の奥へ奥へと進んで行った。

 しばらくあっちうろうろこっちふらふらしている内に、ゆたっちは大きな石碑の前に辿り着いた。偉大な勇者ロトの伝説か何かが書いてあるようだが、ゆたっちはそんなものには全く興味が無い。さらに当ても無くふらふらする我らが主人公は、そして、ある重大な事実に気がついた

 この洞窟には宝箱が1個も無いんじゃん。帰ろっと。


 例によってあまり盛り上がらない(爆笑)この冒険日記、次回はどうなりますことやら。

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